現陽性は2.5週で半分以下に急拡大の後の急減少。

現陽性の減少は衰える気配がなく、順調過ぎるほど順調な減少をしている。週平均の拡縮も、増減も全てが概ね下降線を維持しているからだ。

療養平均日数が14日を超えている沖縄を除けば、減少が進んでいると言える。沖縄は、多分療養完了の通知や確認が追いついていないのだろう。
昨日の段階では、重症者が増えているわけでもないので、療養完了確認と通知が1000人ぐらい遅滞している可能性がある。

これは、他の自治体でも今回見られた事であり、日に未だ100人単位で感染が確認される沖縄は7月19日が来る前までは、最多が355人(陽性日ベース)で100人/日を超えると厳しいと言われていた自治体だった。だから、他の自治体が見通しの改善に向かっていても、なかなか減らない状況が続く訳だ。

そして、沖縄にとって心配なのは、この週末以降に連休と飛び石連休があり、また旅行客が来るかも知れないことにある。

ちなみに、今年は旧体育の日であるスポーツの日(なんで名前を変えたか分からない)が、10月にはないので(五輪前に移動した)、10月は比較的旅行客を抑えられるだろう。来週の観光客がしっかり減っているかが沖縄県にとっては重要なポイントになる。折角これから10日ほどで1000人規模まで現陽性が減る可能性もあるのに、ここで増えては話にならないからだ。

尚、沖縄はワクチン接種率も現状ではワースト1位であるため、今のままだと接種済みで旅行するとしても、沖縄は外した方がよい地域になるだろう。これが、感染拡大による弊害(接種するための医者や場所が足りない)によるものを含むのか、接種を嫌っている人が多いからか?それとも、感染すれば接種不要と思っている人が多いからかは分からないが、最後の感染歴があるから大丈夫が多いなら、周知に問題があると言えるだろう。


尚、感染歴があっても、抗体価の検査などをして十分な抗体がついている場合を除けば、接種が必要である。特に、不顕性感染と咳や鼻水程度の感染だった場合は、抗体価が殆ど上がっていない場合があるからだ。これらの感染で免疫を高める場合、何度か不顕性または発症を伴う感染を繰り返す必要がある。(これはコロナに限ったことでは無い)

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内訳では、全般として減少が続く、特に調整中が急激に減っていることが分かる。
一方で死亡者数は、東京を中心に増加している。

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陽性指数は、沖縄が未だに高い。なかなか下がらないのは、先に書いた理由が影響していると思われる。
今週中には目に見える形で減ってくるだろうと思われる。新規陽性も急激なペースで縮小しているので、今週は減り続けるだろう。

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ワクチン接種の速度は僅かずつ遅くなる状況が続いている。やはり人口の少ない地域での接種が徐々に完了に向かっていることが影響しているようだ。
また、高齢者接種に比べて一般接種は仕事や、生活リズムの都合があり、なかなか接種の時間を作れないというもの影響しているのかもしれない。何せ、ワクチン接種翌日に副反応で苦しむ人も多いからだ。(私も、コミナティの副反応で腕が接種翌日から約2日間上がらなくなった質である。)

こういうのがあるので、接種したい人でも休みなどを利用して接種する必要があるため、接種が進みにくいのだと思われる。



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