現陽性は2日連続で1万人台の減少……ペースから見ればこれから約1ヶ月は減少か?
昨日も現陽性は減少した。但し、京都の集計が暫定のままである。これは、予定時刻時点で詳細が更新されていなかったためである。
それでも、減少の勢いは今も十分なペースであり、この状況だとよほど急激な移動制限の緩和でも無い限りは、1ヶ月ぐらい減少が続くと思われる。
過去の実績から計算したデータを元にすると、次の増加は、10月11日~11月10日ごろのどこかで始まるだろう。それがどういう姿になるかと言われると分からないが、多分、ワクチンの効果による重症率の減少は相当程度維持出来るが……今回のクラスの流行が来ると、接種済みでの重症率が跳ね上がると推定される。
寒くなることがそれを高めることと、昨日も書いたが接種後不能の最終総数が接種者の5%(Alpha株)~12%(Alpha以降のより感染力が強い株)ぐらい出ると推定される。それらが感染をある程度広めるというのが計算上出てくる訳だ。今回の拡大を見た後でこれがどれほどになるかと言われると、まだ上があるのではないかと言うぐらいの数字である。それを、頭に入れておいた方が良いだろう。
ただ、家庭であれ、病院であれ、ちゃんと早期に必要な治療や安静の仕方の指導が提供され(陽性判定して放置してはダメ)、清潔な環境で安静に治療出来る状況があれば、大半の人は死なないだろうし、重症発症はしないだろう。ちなみに、一番不味いのは、汚部屋で、換気窓も開けずに、食事もせず水分も取らずに寝ていることかもしれない。換気がされていないと、結局、自分が席やくしゃみで吐き出したウィルスを再び吸い込むからだ。
さて、以下はいつものグラフである。
ほぼ推定したとおりの減少を示している。このペースが維持出来れば、概ね来週の今頃には、現陽性は12万~15万ぐらいで推移すると思われる。
現在過去12日の合計が新規陽性で226,000ぐらい、回復が290,000ぐらい、1週間だと10万対15万なので、多くても週5万ダウンぐらいだと思われる。
ということは、来週の火曜日辺りに美味く減れば、やっと最悪時の半分まで減るということになる。
療養の内訳は、調整中、入院宿泊調整中がピーク時から概ね半減しているようだ。
ただ、自宅療養はピークの8割ぐらいと高い水準が続いており、その他療養の高い水準だ。ちなみに、重症者の新潟と富山の2県、どちらも10人、1%が影に隠れていたのでここに書いておく。尚、死亡者は5月6月のピークで見て半分ほどであり、5月6月の三倍の感染者に対して見ると日別回復比死亡率は1/10ほどである。
だから、ここに来て急激に累積死亡率も下がっている。一方で、回復者が増えてきて、相対的に重症の患者が病床に残ってきているため、重症率は今日にも1%になると思われることから、この先は上がる時期がどこかでやってくるだろう。
まあ、新規陽性が増え始めるとまた減るかも知れないが……。
後は、病床の状況とワクチン接種率である。今日は職域が1週間分追加されたため、未接種は38%まで減っている。
残りの接種本数は、111,636,675回分である。ただ、きっとこの後に3回目の接種が来るだろう。