ビットコイン急落、エルサルバドルでの法定通貨化初日 …… 下手をすればインフレ・デフレだが……当たれば大きい。
CNNの記事である。
中米エルサルバドルがビットコイン(BTC)を法定通貨と決め利用を開始した途端に暴落したそうだ。まあ、投機筋の動きとしては記事にもあるが普通のことなのだが、現在の流通法廷通貨である米ドルから、こちらにも手を出して果たして国が豊かな時代に戻れるのかというと疑問符が付く話でもある。何せ、BTCは暗号資産で通貨とも言われるが、今流通しているBTCの大半は、投機運用目的やマイニング目的での運用資産と、資金洗浄目的の交換が多いとされるからだ。
それ故に、通貨として認めるのはある種無謀に見える訳であり、それを証明したかのような動きだったわけだ。
特にコロナ渦で大幅に下がり、その後持ち直し、中国の規制で再び下がるというジェットコースターのような上下動があることが、このBTCの危険なところだ。
普通法定通貨は安定した為替レートであるから、信用が得られるが、BTCの場合は、7日だけでも10%価値が変わったのだから、その恐ろしさは誰でも分かるぐらい恐ろしいのである。
何せ、品物を買うときに国内景気とは関係なくBTCの単価が大きく乱高下すると、消費や物流に大きな影響を与えるからだ。
しかし、エルサルバドル政府や議会はそれを認めているから、ある意味では常軌を逸していると見られる訳だ。
しかし、これは別の視点で見ると、ある種面白い挑戦でもある。
そもそも、米ドルをすぐに廃止するわけではないようなので、いわゆるBTCが電子通貨(電子決済手段)として使われ、紙幣は米ドルですぐには廃止せずに併用されると思われ、BTCが乱高下しても米ドルがある間は少なくなると思われる。
そういう点では、独自の電子決済システムを開発する事業者が無い中で、考えた苦肉の策とも言えるのかもしれない。
国が豊かなら、デジタル通貨を独自に発行することで、決済の電子化も進むのだが……そういう技術者や技術開発が進まない国では、なかなかそうはいかない。ここに、SARS-CoV-2/COVID-19が流行るなどしたことで、米ドルに依存する国は、米金融当局(FRB/連邦準備制度理事会)金融緩和とそれからの脱却がいつ起きるのかという恐怖と戦うことになっている。米ドルが通貨の国では、ある意味でBTCと同じ問題が、国内の需給とは関係なくやってくると言うわけだ。
その中で、次世代の決済としてもう一つ加えて、美味くすれば国民の不労所得が増加し景気が潤うかもと言う道を選んだのが、この国なのかも知れない。
結果が、出るのはまだ先だと思うが、中国が規制でこれの取引を止めさせた今、果たしてこの先も大きく伸びるのかは、誰にも分からない。上手く行けば、中米の大国に返り咲く日がくるかもしれない。
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