現陽性は月曜週計でも大幅増、重症の75%が関東4都県と大阪、兵庫に集中……初回接種は4割を超え、医療従事者接種の集計が終了か?
昨日月曜日の集計でも現陽性は増加を続けた。
最悪級(クラス)の増加が続いている。人数ベースで見るとその増加の大半は関東で、東京、神奈川、埼玉、千葉である。
震源地は今回完全に五輪会場犇めく関東である。
療養者の状況は、政府が中等症以下(最終的に未満にしたようだが)の療養を原則自宅にという方針を示したが、今回一瞬で西日本の宿泊施設療養が100%超え(厚労省届け出の基準値ベース)に達し始めている。そして、唯一沖縄が病床も100%超えが続いている。沖縄の状況は深刻であり、東京より人口比では多い感染者数となる。
厚労省の重症ベッド稼働人数と当ブログ集計の重症者数(カルテ上の重症者、ICU入室、酸素、ECMO装着の重体患者)に解離が生まれ始めているのが見て取れる。これは、予備ベッド代わりに中等症(中程度)向けとして重症ベッドが稼働し始めているためと思われる。症状が少し改善して酸素吸入しながら普通ベッドに戻そうにも戻すベッドがないということだ。各都道府県の発表分と政府の発表分を上手く使えばこういう状況も見えてくる。
内訳の75%は東京、千葉、埼玉、神奈川と大阪、兵庫である。
一方で、死者数は殆ど最小ラインの横線でキープされている。地方でも感染が増加しているのだが、重症者は殆ど出て来なくなっており、大半が都市圏に集中しているのも見て取れる。それだけ、ワクチン効果があると言うことでもある。
昨日は、大阪と兵庫の現陽性は前日比で減少している。回復超過となった。ただこの2つを除いて減少したのは、鳥取の5人と静岡の84人に限られ、最大が静岡の減少となった。その結果、現陽性は増加したわけだ。尚、関東は東京と埼玉だけで1万人以上の調整または秤量調整中がいる状態にある。
そして、入院中(みなし含む)は1.4万人を超えた。
拡縮状況も、プラスをキープしている。危険なのは平均が0.624まで伸びており、今週日別の拡縮が1.0%をこえるようだといよいよ過去最悪の上昇局面へと到達するかもしれない。また、月曜日は新規陽性が若干減っているので、重症の割合は増加に転じている。死亡は累積で下がっているが、日別では僅かに上がった。
ワクチン接種数は以下のようになる。
ワクチンの全体集計は以下である。
ワクチン初回接種が4割を超え、2回目接種済みが3割を超えた。尚、36%がワクチン接種後何らかの免疫を獲得済みである。
うち重症抑止は20%、発症を抑える免疫(接種後全員がこの免疫を獲得出来るわけではない)は16%であると推定される。
ちなみに、Modernaのワクチンは6月に示されている総数をそろそろ使い切っていると思われるが、今何本入っているか分からない。
一方で、Pfizer分は今月2週分までの計上を終えている。
間もなく重症抑止が4割を超える見込みで概ね海外の4割接種超えとほぼ同じような傾向が日本でも見られつつある。
ただ、政府も自治体もそれに備えた動きを準備する気配はない。それは、結局、医療機関にも社会にもこれまで求められている対策を、何もしてこなかった影響と、五輪はやって人は動くなという国民には鞭だけを強要してきた影響が出ている。
五輪がなければ、指定感染症区分の見直しの開始と同時に、概ね移動制限の本格的な緩和が始まっていた可能性もあるが……それはこの夏はないだろう。いや、ないどころかもっと厳しくなるだろうと思われ、それに対して国民が言うことを十分に効かない状態が続くだろう。テレビニュースを見る人も五輪好きじゃ亡ければ減っているだろうし……。広報活動が行き渡らない状態に入っているからだ。

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