そそられないWindows 11 …… 2025年に考えようかな?
最近、自分が年を取ったのかなと思うようになった。
Windows 11に対して別に欲しいとも思わないからだ。
PC Watchの記事を読んで思うのは、いつかはこれが必要になるかも知れないけど、Windows 10のように家に5台も最新のWindowsデバイスがある時代はもう来ないだろうなという感覚である。
<Windows Vistaよりそそられない>
我が家では導入しなかったし、職場でもテスト環境で使う以外導入しなかった。世間では過去最悪と言われたWindows。
Windows Vistaより今回はそそられない。Windows VistaはRCも職場のPCで動作テストした(これは、業務ソフトの動作確認をしたのだが、互換性がキツかった)が、今回はそういう気も起きないほどだった。ちなみに、Vistaを自宅で入れなかったのは、Vistaが出る前年に、投げ売りのPCを買ったのだが、それがVistaのAeroに対応していなかったからだ。まあ、ビデオカードを入れて7を最終的に入れたのだが……。今は、XPに戻ってネットに繋がらないスタンドアロンで動いている。
閑話休題。
何故そそらないのか考えると、2つ理由がある。1つは先に書いたちょっと年を取って興味が落ちているという点が1つ。
もう一つは、今回のWindowsはVistaと7、8と8.1、10などの流れには示されていたある大事なピースが掛けていることに気が付いた。
それは、アプリケーションやドライバーがどう変わり、どんな恩恵をもたらすのかという要素だ。Vistaや7ではAero Glassなどのデザインもそうだが、よりリッチなソフトウェア開発を.Net Frameworkで追求していた時代だった。
8と8.1はタイルインターフェースのRT(RunTime、後のUWP)を売りにしていた。10はUWPとWindows Bridge(開発中止、Android,iOSのアプリを移植するための技術)だった。
しかし、11は強いて言えば、ARM64ECが出現したぐらい、後はFluent Designが標準になるとかそんな感じでしかない。中身はUIの変わった10の間々なのだろう。
どちらかというと、ストアの使用料金下げと、Amazon App StoreのAndroidの方が売りとして主力になっており、結局WindowsソフトウェアやUWPアプリがこの先どうなっていくのかははっきりしない。だから、Windowsに固執し続けるのは危険かなという雰囲気すら感じているのだ。
<本来はこれからのアプリケーションとハードを繋ぐOS>
だから、セキュリティを売りにするにしても、UIが変わることを売りにするにしても最終的には、どんなアプリケーションソフトやハードウェアにこのOSが効くのかを示す必要がある。10までは少なくともそれをやっていた。実際には全てが成功という形には出来なかったが、10はOne Coreなどは良くも悪くも達成した。また、今回事実上廃止されるがタブレットモードのような技術も生み出した。
11はそれらの一部を継承しないことを決めた訳だが、じゃあ何を売るのか、どういうアプリやソフトウェアに来て欲しいのかは示されていない。
正直、AppleのMacOSでも、新版が出る前には開発者会議ではソフトウェア開発がどうなっていくのかを示しているのだが、今回のWindows 11はこれから5年なのか10年なのか知らないが、何もそういう部分に触れる言葉がない。
10までがやっていたスマホのようなカジュアルアプリを求めるでもない辺り考えると、そこが私がそそられない部分の一つになっているようだ。
そうなると、あと数年Windows10で待って見てダメなら、1台ぐらい入れ替えて、後はMacやChrome OS、CentOS、Ubuntu辺りを渡るかなとか考えるようになった。元々、Linux系はいくつか使ってきたし、Solarisなども使ってきた訳で、どれを選んでもいいわけだが、最終的にはデスクトップ資産(災害時などの懸念も含めてネットワークを介さないで資産を長く管理出来る環境)をどこにおくべきかで迷う訳だ。
Windows10までは期待が持てたが、11はAndroidのアプリも動くの方が、大きな話題となっているのも結局私から見ると、この不安を大きくするだけだった。最終的にUWPもAndroid系と同じようにするつもりなんじゃないかと。実際に、EdgeはChromiumにされているし、マ社は徐々にWindows専用の開発リソースを削減しているからだ。
もちろん、先に書いたように年齢的な問題もあるのだろうとおもう。Androidアプリが動くヤッターと思っても良いはずなのだが、そもそもAndroid使いの私が、AmazonのFire 向けに供給されているAndroidアプリをWindowsで使えるからと喜ぶかというと、話は別だ。一時期、VM上でAndroid x86を使っていたこともあるが、Google Play対応のAndroid x86でさえも、PCで使うのと、スマホで使うのではあまり相性が良くなかったのも影響しているのだろう。
まあ、OSを一つ飛ばすぐらい大した問題ではない。
Vistaでもやったことだし、9x以前ならそんなのは当たり前だったからだ。しかし、今回思うのは、それとは全く違うWindowsらしさのなさもある。それが、一抹の不安になっていると同時に、果たしてこれがWindows というブランドで無かったならというのも考えてしまう。Windowsブランドで失敗しているOSの中には、ブランドをWindowsに固執しなければ成功しそうだったものはあったが、今回の製品はどうなんだろうと思うのだ。
既にマ社にとってWindowsは中核事業ではない。
マ社自身も自社ソフトウェアやアプリを他のOSにもマルチプラットフォームで提供しているから、これでもOSとしては十分素晴らしいと思っているのかもしれないが、私個人の意見を言えば、11は他のデスクトップOSブランドのコンセプトやシェア戦略次第で、シェアトップから転げ落ちる切っ掛けになり得ると思うほどOSとしてはマ社の独自性が弱いのだ。
既にマ社の開発思想を見ると、OSを続けることだけが全てで、OS自体が過去の栄光のようなレガシー(遺産)になり始めているようにも思える。
Windowsで他のOSのソフトも動くのは確かに凄いのだが、別にそれは他のOSを入れれば動く訳で必須では無いといえる。
そうではなく、本当に求めるのはWindowsで動くアプリケーションにとって、またはそれを使うユーザーから見てこのOSはどんな新しいアプリケーション開発に向いているのか?である。それが示せなくなっていくと、このOSは他のOSにこれから徐々に埋もれていくことだろう。Intelが半導体プロセスノードで手間取っている間に埋もれてきているように。
多くの記事を読んでも、Windows 11を導入して使えば決して悪いOSではないし、私の場合はインターフェースが違えど、すぐに慣れるだろうと思っている。しかし、新しいOSだから欲しいとか入れたいと思わないのは、私がOSをOS単体で評価していないからだ。OSはあくまで基本ソフトであり、OSだけが新しいから選ばれるわけではない。OSで動くソフトウェアに面白い、欲しいものがあってこそ選ばれるのだ。そして、それは他のOSでも選べるようなそふとではなく、オンリーワンが好ましい。
OSとして元々の目的であるアプリケーションソフトにどんな進化をもたらすのか?どんな新しいジャンルなのか、技術を与えるのかが見えないから、このOSに対して不安を感じている面がある。もちろん、老いもあるだろうが……。
そのOSの本来の役割が今は隠されていて杞憂なら良いのだ……もし、5~6年後までを見据えたアプリケーションソフトの進化の姿を考えずに10のままにUIだけを変更し、売りをAndroidの一部対応に留めただけで終わらせているなら、Windows 12までにシェアを落とすことになるか、Vistaがそうであったように、12を待つ人が11をスキップすることもあるかもしれない。例え無償アップグレード出来ても。

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