僅かな減少を確保したが昨日の現陽性患者数……ワクチンは持病ありの副反応事例が増加。

昨日の現陽性の数は、114人の減少となった。一週間の減少数はそろそろ1000を下回る状況になりそうだ。
まだ、現陽性の数は1万2,496人いる中では、なかなか厳しい状況にある。出来ればこの半分ぐらいになれば、1ヶ月ぐらいの余裕が出来るため、ワクチン接種も安心なのだが……。今の状況だと1ヶ月後も良くて1万人を割るか割らないかの水準、悪ければ増加である。今のところは昨日も書いたが概ね予想通りである。週末に掛けて殆ど増減のない停滞になるか、微減なら2週前の状況想定で良いライン。

週辺り(日~土曜換算)で増加しているなら、拡大期に入る兆しとなる訳で、予想通りか少し悪い予想になる。週で200~500以上増加するようだと、悪い。

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病床の数字は、宮城、福島の数字は僅かずつ悪化している。
東北・北海道で悪化が始まると、他の自治体でも悪化が始まる傾向が過去には見られたが、今はGoToなどが止まっているので、そうなっていくかは分からない。ただ、学生さんが春休みに入りはじめているので、増加に転じる可能性はある。

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地域別の累計比陽性割合で注目すべきは滋賀県である。
昨日は、30人台の感染者発表(うち27人が当日結果)があった。1月初めの最悪値に対して約半分を超えるぐらいの人数が出たことになる。
これには、飲食店など市中での感染も含まれており、ちょっと心配な状況である。
週間拡縮状況は、さらに±0%に近づいた。横ばいより少し上向き始めているのが分かる。

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死亡と重症は概ね横ばいか、少し減少に振れている状態である。
死亡の過半数は関東が占めている。東京は死亡の数が重症の減少速度を上回る状態が続いている。

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入院はちょっと多めに減少した。火曜日は千葉等の週末空け退院が計上される傾向にあるのか、下がりやすいのが影響しているのだろう。
気になる点は、北海道、宮城、福島、滋賀、佐賀での増加傾向だろう。新規陽性の数がなかなか押さえ込めない状況である。

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<厚労省の変異株情報は困惑する内容で発表>

昨日は2月の変異株実績(検体スクリーニング)が厚労省から発表された。

表に纏めないのは、何とも言い難い内容だったからだ。どう見れば良いのかも良く分からない。新規感染者数が実際の都道府県で検査された数とは違うのはたぶんスクリーニング可能な検体の数(未検査も含む)がそれなんだろうと思うが……

PDFの頭の説明に、

「陽性件数」は、自治体の積極的疫学調査等によって把握した患者が含まれており、「実施件数」と「陽性件数」を用いて、地域の
変異株割合を評価することは過大評価となるおそれがあり適切ではない。

と書かれているため、何の為に公開されたのかも定かではない。積極的疫学調査等によって把握した患者が含まれていようが、割合であることにかわりはないと思うが……積極的に調べると過大という時点で、政府や厚労省が対策に対してどういう考えを持っているかが良く分かる。だから、豪州や台湾のようには行かなかったのだろう。そしてダラダラ緊急事態が続く嵌めになったのかもしれない。

読売新聞社の記事では、自治体からの発表ベースで既に360件は感染しているという話も出てきているので、この情報も古いものになるだろう。同地らにしても、今は3月10日で上旬が終わる日だ。これではちょっと発表としては厳しい。


<ワクチンの副反応状況は……>

昨日も重篤・重大(critical※)な副反応・副反応疑い事例が更新された。
更新されたのは、8日接種の追加報告であるため、副反応の確立は昨日の数字より悪化している。
即ち、良い情報ではない。

※対処を誤れば命の危険が生じる恐れもある症状のこと、治ったから良いというものではないので注意。これには筋肉痛、接種部位の発赤などの軽微なものは含まれない。一時期、ニュースで大丈夫っぽく報道されていたのを見たが、後述するが対処出来るから大丈夫という情報ではない。対処出来れば大丈夫な場合が多いものも含まれていると言うだけだ。

昨日付で当ブログに出したものだけならば、接種が増えればまだ減る可能性があると見ていたが、あれはまだ序の口だったようだ。一気に数が増えてしまった。厚労省側でも、海外例より、悪くなるかも知れないという前提で接種後の経過観察により力を入れるように指示しているようだ。

先行接種では少なかったが、先行接種では持病のある人があまり接種しなかったことで、多分率が低かったのだろう。
そして、今の増加はもしかすると、病院社会としての問題もあるのかもしれない。もしあるなら、通達の仕方次第で優先接種の初期が増加のピークになる可能性もある。優先や本接種になるとそれが出てくるのは仕方が無い訳だが、特に初期の優先接種は暫く高くなる恐れもある。

医療従事者は本人が不安でもSARS-CoV-2/COVID-19病床を持つ病院から接種が優先されている訳で、病院として全員接種を無言の圧力で求めて居る可能性はある。その影響が出ている可能性も有り得るからだ。要は、多少持病があっても目を瞑って接種しているとか、接種するように雰囲気が促されているということだ。それは、好ましいことではないのだが、そうなっている可能性があるなら、この数字はある程度分かる数字だ。

持病を持っている人はどこでも結構多いからだ。ただ、普通なら接種を暫く後にする人が、接種せざる終えないほど、初期の優先接種対象になっている医療機関に重圧がのしかかっていると、症状が出ることが明確な人が接種している可能性もある。まあ、日頃は出ない人でも、コロナ対応に忙しく体調が管理が難しくなっていると出るケースも有り得る。

その辺りに、接種を行う医療機関や自治体、政府も今後は配慮が必要になってくるかも知れない。
そうでなくとも、日本人は職務上必要となれば持病などがあって不安があっても、Noとは言わせないし、言わない人も多いからだ。こういうのが増えると、どこかで取り返しの付かない死亡が上がる恐れもあるので、社会として過度に前のめりにならないように気を付けたいところである。

まだ、医療従事者向けの接種が中心なので、一般の人が悩んだり恐れるところではないが、今後も増え続けるようだと自治体などの接種計画(準備)にも多少影響が出るかも知れないし、指針(ガイドライン)も見直されていくかもしれない。いや、そういう可能性があるなら見直されるべきだろう。

本題である。
初期の疑い事例を含む副反応の総報告数は21例/70796接種、全体比0.02966%。
うちアナフィラキシー様症状は17例(約1/4163、うち3例は既往歴なしまたは不明でみなし健康体での副反応遭遇リスクは約1/23599)
疑いを含む死亡例は不能症例の1件(0.00141%)のみ、関連が裏付けられた死亡は0件(0%)となる。



症状の内訳は以下画像表を参照して欲しい。また、厚労省のHPでも情報は公開されている。

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尚、今の公開データを見る限りでは、健康な人が過度に恐れる必要はない。

一方で持病がある人や恐れている人に、健康な人が恐れるな、接種しろというほど楽観的なものではないだろう。決めるのは本人の体を知っている人が主治医などと相談したり体調や接種出来る場所の情報を見て、万全の体制で安心できると分かったときに本人が決めることだ。
健康な人でも不安があるなら、今後の情報をしっかり見極めて欲しい。

昨日も似たようなことは書いたが、不安な人がいるだろうから、もう少し踏み込んで書いておこうと思う。

今は医療機関内での優先・先行接種の時期であるため、死者が出る可能性は、2月に1件出た数日後のくも膜下による死亡症例(疑い不能例)のようなケースを除けば、アナフィラキシー様症状で死亡する可能性は低いと思われる。医療機関内ならどこかにエピペン注(エピネフリン)があるだろうし、接種を受ける人は本人も含めて医療従事者や関係者だから、自分でも症状を理解出来るはずだ。だから、下手な行動を取らず自分がこれから受ける対処(治療)も多少は分かる訳だから、状況を受け入れるのも早い。

しかし、それを見て世間一般の人がアナフィラキシー様症状が出ても大丈夫だと思い込んではいけない。対処に身を任せる人と、自分でも対処を知っている人では、その人の精神不安や行動に対する差がどうしてもあるからだ。

だから、医療従事者の先行接種で、数は多いけど対処されたから大丈夫とかいう話にはのらないことと、そういう思わぶりな話をしてはいけない。特に、症例別の件数が多いと分かる場合は尚のことだ。医療従事者同士だから大丈夫なことはあれど、素人で大丈夫だと思い込んで自分に出た場合、あなたは果たして冷静でいられるのか?考えて見れば良い。そういうことなのだ。

今回はちょっと恐ろしい内容になっているが、接種は誰もが怖がるという話ではない。

持病がある人や怖いと思っている人がいる中で、その人達がそう思うことは自然なことだ。
それに対して、世間はちゃんと理解して、その人達が不安なく接種を受けられるか、または差別を受けない状態になるような準備を整えるために、今この情報がある訳だ。この情報を元に不安があるなら、しっかり声を上げなければ、あなたが接種するときに、その不安は拭えないままになる恐れもある。そこを忘れないで欲しい。

大丈夫だと自己暗示することだけは止めて欲しいし、自己暗示するように自称専門家が働きかけてもいけない。それをやってしまうと、理由があって接種出来ない人でも差別や虐め、不当な解雇などをしてしまう人や組織も出てくることも有り得る上に、今既にその状況が始まっているなら、開始前に出し切るべき問題点が解消されず、一般接種が始まってから問題が露呈することになるからだ。

感染のリスクと複版のリスクに対して、納得して接種出来る人が接種するのが任意接種(勧奨接種)であることを、世の中全体で肝に銘ずる必要があり、それは先行接種の対象者でも言い出せる状況になければいけない。





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