昨日の現陽性は予定通りに減少……但し週の減少数は1500割れの1419、ワクチン接種はアレルギー疾患ありの人から相次いで副反応。

昨日の新規陽性は全国で600を切り、598だった。それに対して、回復が1140、死亡が44あり、584の現陽性減となった。概ね2倍の療養終了数となった訳だ。即ち減ったが、既に現陽性の総数が減っていること、毎日の感染者が多くない時期に入って時間が経過しているため、これでも先週より少ない減少となった。週で見ればこの減少傾向(今年)に入ってから最小の週間減少(日別ではもっと少ない日がある)となる。
これでも想定通りか、少し多めに減っていると言える。

内訳で見ると、入院宿泊準備調整中が943人で、調整中が582人と、あとちょっとで1000人を下回りそうな雰囲気である。
また、都道府県比率は全体として大都市圏が突出しており、東京、千葉、埼玉、神奈川、大阪で陽性者の62%に達している。大阪を除いても、5割を超えるほど、関東の減少が他の地域より進んでいないことが分かる。

逆に、地方では2月の終わりから感染発表が0~5人以内/日の地域があり、まだ完全にゼロの終熄した地域はないが、収束している地域は増加している。
これらの地域で怖いのは、院内感染と福祉施設、校内・園内などの屋内感染が多い。ただ最近、一部地域では再び、飲食感染なども出ているので、それが出ると長くなる。

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病床占有率は既に、SARS-CoV-2/COVID-19だけの患者で見れば、逼迫はほぼ解消されているだろう。
但し、安心できない都市圏(他の医療に病床を回してよいのかの判断が難しい地域)はあるが……どちらかというと問題は、福島などのように増えてきた自治体があることや、比較的重い患者が残り始めており、全体(全国)の入院者数が期待ほど減少していないことである。

人口平衡化では、関東の千葉、東京に沖縄が迫っている。迫っていると言うより、東京、千葉が速いペースで下がってきたという状況だ。
沖縄が下がりにくいのは、沖縄の人口密度が兵庫県並にあることや、この時期でも気温が比較的高いこと、離島が多く近所の人々との接点が大きいことも影響しているのだろう。

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地域別の累計比陽性割合の全国平均は、日曜分(昨日公開分)とは違って減少している。
悪い話をすると、東北の宮城、福島と北海道の北日本がここ数日増加を示している。

日別の拡縮状況は、下落した。但し、これは月曜日の特徴であり、特別な反応ではない。そして、先週よりも下落率は低いため、週平均の拡縮は0.061のマイナスから、0.054のマイナスへとプラス方向に0.007ポイント上昇している。集計していないと減っているから安心のように見えるが、地域に偏りがあるというのを踏まえても、今は増加に転じるか、それとも減少を維持出来るかどうかの転換点にある。

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重症患者の推移はほぼ横ばいである。
死亡者数は、ちょっとずつ減っているものの、傾向としては以前より減少の速度が落ちてきている。
死亡の過半数は関東が占めており、昨日は一昨日の死者が無かった東京が最も多い。週末は事務方での処理が止まることもあるので、二日分集計されたのかも知れない。

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入院中(入院扱いの陽性とみなしを含む)の総数は、6237人で昨日も増加した。これはちょっと予想外だった。減ると思っていたからだ。
福島の入院扱いの陽性数が6増えているので、それが反映されているのもあるのかもしれない。大都市圏は、減ったとは言ってもまだ調整中の患者がいるので、入院の純減数は限られており、地方の多くは既にすぐに退院するような患者は殆どいない地域が多い。そのため、入院の純粋増が出る自治体が出てくると、その分がもろに反映されて増えていく状況にある。

今日は減ると良いが……もう少し関東の新規陽性が減らないとしっかり確実にへらし続けるのは難しいだろう。

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ワクチン接種では、一昨日までは重大な副反応及び疑い例が7件だったが、昨日5件のアナフィラキシー様症状の報告例が出たようで、12件になった。
このうち4件は、アレルギーや喘息歴がある人だったようだ。

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8日時点での現状を言えば、12件の報告があり、副反応発生率(疑い含む)は0.01695%。
疑いを含む死亡率は、0.00141%(1件)、関連死は0%(0件)となっており、持病特に食物、医薬品などによるアレルギーや注射によるアレルギー、喘息などの経験がある人は、そういう歴がない人より、副反応の確立が高いと思われる。

即ち持病のある人は焦らず急がずに、医者や世間の状況をちゃんと確認した上で、接種を慎重に検討して欲しい。
そして、世間もそういう人がいることをしっかり理解した上で、理由があって接種していない人や出来ない人がいることを、認識しておいて欲しいと思う。

本来なら、今この瞬間にこそこの徹底が必要なのだが、たぶんこういう情報は報道も実際に風評などが出てからじゃ無いと流さないかもしれない。最近は、そういう番組をほぼ見ないので分からないが……。

こういう場合は後から、未接種者に対して社会的批判が出てくるようになるが、健康な人が十分に接種して、全体の免疫が達成されれば、重症発症率は下がる訳で、接種出来ない人のために、そういった恐怖や心配が無い人から率先して接種するのだという気持ちも重要だ。強制接種ではない為、人に求めるものでは無く、自分が接種を希望するかどうかで決めるということを忘れてはいけない。


尚、今はPfizerだけだが、この先アストラゼネカや、モデルナなどのワクチンも緊急承認されていく予定である。
それらでは、この手の既往歴のある人での副反応が少ない可能性もある(Pfizerでは大丈夫だった人が別の副反応に当たる可能性もある)ので、そういう情報を見てから判断しても良いだろう。選択肢が増えてくれば、安全性の選択も増えていく。(尚、1回目と2回目で違うメーカーのワクチンを接種することは推奨されていない)

まだ、一般の接種までには時間があるので、今心配したり焦ることはない。
そして、切り札としているようだが、国が強制を決めていない以上、世間は強制されているかのように報道してはいけないし、虐めたり、煽ったり、他人に接種を求めたりしてはいけない。自分が自分に接種するかどうかを自分の健康状態やこれまでの病気の歴を見て、医者やまわりと相談して決めるのだ。


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