週末ついに消えた終熄(陽性なし)自治体 …… 全国で感染拡大が鮮明に、一部ではさらに急騰。

週末の現陽性は増加した。昨日、日曜日も434人増加しており、この数字から推定される今日の全国現陽性増減は、+になる恐れがある。
これがもし、実現すると一月の二週目頃以来の一週間連続プラスという状況が成立する。即ち、感染が雪だるま式に膨らむ時期に入ったと言うことになる。

ちなみに、重症者数もついに増加に転じ始めており、死亡者も増える兆しが出てきている。
これから、この辺りもだんだんと増えていくだろう。

尚、週辺りの増加数は最悪だった1月11日(23,100)の17.35%となる3,656である。この数字を見る限り悪いように見えないのは、12~1月にかけての増加が激しかったからだ。
現陽性者数は、最悪だった1月18日の73,291に対して、24.56%となる18,002となり、概ね1月の最悪に対して1/4となっている。凡そ4倍で1月の最悪を上回ることになる。

そして、少し調べた範囲では、今日(明日集計)の数字も結構悪くなる自治体が既に見られる。

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状況は全体的に悪化してきている。
機能は少し減っている地域もあるが、週末全体で見ると、減っている自治体が急激に減ってきている。
ついに、宮崎でも感染者が発生したことで、終熄状態の自治体は4月を前に一つも無くなってしまったのも特徴である。

問題なのは、拡縮状況が悪化の一途を辿っていることにある。0.0x%台だった週平均は0.1%まで辿り付いてしまった。日別では日曜日はこれまでマイナスに転換していたが、プラスを維持してきた。しかも、先々週2番目に高かった0.075を上回っており、急上昇し始めていることが目に見えて判るようになった。

感染が一定の水準を超えてくると、拡大のスピードも急速に大きくなるが、その兆しが出はじめているのかもしれない。

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急拡大が始まるとしたら、来週か再来週だろう。
問題は、今の段階でも国は自治体の動きは鈍く、社会もどうにでもなれという雰囲気が漂い始めている中で、次の波が果たして止められるのか、それともワクチン接種計画を前に、過去最悪へと突き進むのか何も見えないという点だろう。
結局、1年経って達したのは、諦めの雰囲気という状況になってきているような気がする。

報道も未だに増加の兆し(重症者は兆しだが、新規陽性は既に兆しでは無い)と書いている辺りを見ると、既に次の波も止められないだろう。基本国民頼みの対策と言う名のお願いなので、より悪化する可能性もあれば、また何とかなっちゃったという可能性もある。どちらにでも転ぶだろう。




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