プラス転換の兆しかもしれない!東京・神奈川…… 死者数は12月13日水準まで減少。

2月25日のデータをロストしてしまったのに気が付いたのは、27日だった。
その動揺が影響した訳では無いが、27日のデータもちょっと集計に不備があり、28日に気が付いた。

そして、28日分は何とか戻って今日である。
週末分は公開していないので、影響しないが……グラフの現陽性の増減(全国値)については27日分がもしかするとプラス(減少ではなく増加)だった可能性も捨てきれない数字だった。

タイトルに書いたように、週末現在陽性が東京・神奈川で増加の兆しを見せ始めた。
月曜日の今日と火曜日の明日は退院患者が増え、新規が減るのでマイナスで推移すると思うが、今週金曜日(3月5日)は啓蟄(けいちつ)で冬籠もりの虫も動き出す頃になるわけで、人も同じように暖かな陽気になると外に出たくなる時期である。今週週末に掛けては増加へと反転するかどうかが、暫くやっていなかった報道などでも話題になるだろう。

個人的には、関連性をグラフでは示すことが出来ないが、これが積極的疫学調査を抑え込んだ影響もあるのではなかろうかと考えている。
(ちなみに、調べたところ東京は2月27日~、神奈川は2月17日~絞っていた検査を再開しているようだ)
他の自治体ではまだ減少傾向にあることを考えると、関東は特に東京、神奈川での検査追跡をちゃんと行うことが求められるように思う。一定までは気候影響による減少もあるだろうが、気候による減少が期待出来ないラインは必ずあるので、これ以上は減少には繋がらなくなるかもしれないからだ。


本題である。

現陽性は、14817と昨夏のピーク線14752まで65まで近づいてきている。
凄い減ったように見えても、去年の夏の方がまだ少ないことの方が、驚きかも知れない。そして、去年の夏水準で下げ止まっていることが、今の厄介さを示している。ここで再拡大に進めば、例え暖かくても、既に感染連鎖の土台(不顕性の感染広がり)がそれなりに出来ている恐れがあるだけに、冬の2倍3倍レベルで増える恐れもないとは言えない。
まあ、今のところその兆しが全国的に見るとない。関東は少し不安が出てきている。

確定入院中は7011人まで減少した。比率は5割までいかずに減少に転じており、46%台である。入院宿泊調整中は1500人を切っている。
地方で多かった養護施設などでの感染もひと段落し始めており、だいぶ市中のウィルスが減っているのだろうと思われる。

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病床占有率は、概ね4割台がピークとなっている。
東京では未だに逼迫という言葉を使っているが、これは正しくないだろう。概ね減少傾向にあり、逼迫は緩和されたが他の医療で病床を使える状況にはない程度に、確保状態を維持しているというべきだろう。即ち、増え始める恐れがあるから、元の何にでも使える病床には戻せないということだ。そういう現状にあった言葉をちゃんと使わないと、医療に対する不信感が増すことを対策会議などはちゃんと理解して欲しいものだ。

人口平衡化感染指数は関東は停滞、それ以外は概ね下がってきている。

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地域別累計比陽性割合は、和歌山がやっと10%に達した。患者が今後も少なければ、今日にも10%を切るだろう。
ここが10%を切って9%台の他の自治体で感染者が増えなければ、全国で10%以下になる。
拡縮状況は、日別では-0.07~-0.05%と殆ど減少幅がない。週の拡縮では0.1%減があるもののこれも、上向いている。

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重症者の推移は厚労省推計では、減少、独自分では金土日については停滞傾向だった。
死者数は、タイトルにも書いたように2020年12月13日月曜日(26人)の水準まで減少した。ちなみに、回復者の日辺り数も減ってきており、回復比死亡率は1.935%と上昇し続けている。

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入院相当患者は7164人となった。今日か明日には6000人台に入るかもしれない。

当日回復と陽性の差は急速狭まっている。今週はこれが逆転するかどうかが、注目点になる。都市部での減少が穏やかになり、東京や神奈川がプラスになっているので、この先は心配である。また、緊急事態が解除された地域がこの先も減り続けるのかは重要だ。特に2週間後に増加が見られるようだと、やっぱりなと言われるだろう。個人的には、経済を本当に思っているなら、3月20日~3月25日以降(学校の大半が春休みに入る時期)頃にめがけて感染を今のうちに可能な限り抑制して解除するべきと思うが、冬休みの二の舞にならないと良いが……。一部の考えなしや弱り切ったホテルや飲食店を除けば、たいていはそう思っていた事業者が多いはずであり、若者を社会の中心に考えているならその時期に緩和出来るようにすべきだったという話になったかもしれない。

まあ、後から見てやっぱりなと言われない状況を作ることが政府や自治体に求められる事だが、それらが望むように動かない以上、社会がそうなるようにせざる終えないのが日本である。

尚、今週辺りから高校などの卒業シーズンに入り、一部では春休みとなる。

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<ワクチンの先行接種状況>

尚、ワクチンの先行接種(医療従事者のうち約4万人のフィールド接種※)は、まもなく1回目の全接種が完了する見込みで、来週にも2回目の接種に移行する見込みだ。また、今週から来週の初めには医療従事者への本接種(全医療従事者対象400万人規模)が開始される見込みである。

2月26日現在で、接種は28,530/40,000となっており、72.325%が1回目の接種を完了している。

2月25日現在、中程度以上の副反応は、3名で発生しており、
1名は食物アレルギーのある人(接種との因果関係あり)が、接種後に口腔内などにアレルギー反応(2月19日-数時間で解消)、
1名は神経線維腫症の持病を持つ人(因果不明、不能)が、強い悪寒などの反応(2月19日-20日解消)
1名は基礎疾患なし(因果関係あり)で、脱力、発熱の症状が発生(2月22日-23日解消)となっている。

この数字から見れば、1回目の接種については、持病さえなければほとんど危険はないと見て良い。

※製薬会社が行う臨床試験(フェーズX試験)ではない国主導のデータ取得向けの接種である。実運用における接種試験と、広範の副反応状態の確認を含んでいる。この接種は、厚労省と都道府県が接種対象に選んだ医療機関(約100施設)が対象で、V-SYSを利用できる機関が対象となっているようだ。また、接種者の1/4以上(1万人)に経過を可能な限り毎日報告するように通達している。


<変異株の状況>

変異株の表は以下の通りである。

最新2月26日の集計は以下のリンクから閲覧出来る。

全てを纏めたものが以下である。
やはりピックアップしている検体が偏っている疑惑が私の中では徐々に大きくなってきているが、まあ、少なくとも関西は多いということだろう。
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<3月は花粉症と黄砂のシーズン故に
           見逃すことも有り得るのでご注意を>

今は、花粉症と大陸からのPM2.5、黄砂のシーズンで、花粉症の人による咳やくしゃみ程度であれば、SARS-CoV-2/COVID-19由来の咳やくしゃみが出ていても、病院まで行かずに分からないこともあるだろう。

去年この時期から増加に転じたのは、それも影響していた可能性がある。熱でも出れば別だが、それが出ないで咳やくしゃみだけ出るなら、飛沫はよく飛ぶからだ。まあ、その辺りにも気を付けた方が良いかも知れない。

マスクを着用している人が多いだろうから、去年の春のようにはならないと思うが、アレルギーによる咳や鼻水が酷い人は、今年は病院などでアレルギーの検査をして、薬を服用するのも大事かも知れない。



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