大阪を下回る東京の調整中 …… 明らかに増えている”ように見える”関西の英国株感染。

今日は確報値だが、実はいくつかのバグの排除と新処理のDBにリンクを変えた部分があるので、少し前日と乖離がある項目があるかもしれない。
たぶん、表で見ているデータ上は分かるほどの問題はないと思うが……。実はちょっと数字が上振れしている。昨日までの集計だともう少し減少幅が大きかったかも知れない。

本題である。

昨日も確実に現陽性は減少した。
その勢いは徐々に衰えてきているが、まだマイナスを維持している。

20210224_A.png

入院患者は、どの自治体も減少傾向が続いている。
平衡化は、沖縄や北海道の相対比率が上がってきている。人口に対してなかなか患者数が減らないこれらの自治体に対して、
東京、大阪、愛知、神奈川、福岡、千葉、埼玉などの減少が進んでいるためである。

20210224_B.png

自治体別の現陽性割合は減少が続いているが、その速度は衰えている。
拡縮状況は、それをはっきりと示しており、日別の数字だとそろそろプラスに転じてもおかしくはない。
週だと明日明後日プラスになっても極端に増えないのでなければ、今週はきっと大丈夫だろう。

20210224_E.png

重症は大阪で98と久々に100を下回った。東京は69である。
一方で、死者数は東京が17と多いのに大阪は4に留まっている。東京は、死亡が多い。
一方で大阪は重症からの回復が多いのだろうと思われる。

20210224_C.png

現在入院中(みなし、入院扱いの陽性含む)は、8006で、今日(集計は昨日分なので)にも8000を下回る可能性が高い。
また、調整中の数が東京が449、大阪が468と逆転したのも特徴的な点だ。かなり凄いペースで東京は、患者を入院させていることが分かる。
これは、病床の数として東京が大阪の3倍以上あるからだろう。

20210224_D.png
20210224_F.png

以下は、
厚生労働省の新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者等の発生についての累積である。
20210224_H.png

発表日別に色分けを掛けたのだが、昨日の発表分では兵庫と福島での陽性者が9人+1人報告されている。
陽性患者何人中何人で見つかったのかといった数字が示されないので、どれほど市中で広がっているのかは計ることが出来ないが、22日が京都大阪だった流れから見て、この表だけを見ると関西で広がっているように見えるのは、何か意図があるのか、それとも純粋に感染が広がっているのか?

このデータだけでは分からない。

もし後者なら、そろそろ再び感染の増加が始まるかも知れない。
単純に、今は関西の検体を調べるシーズンなのであれば、この不安は杞憂とは言わないが、もう少し軽く見ても良いのかも知れないが……

どちらにしても、関西ではそれなりに英国株の感染が広がっていると考えて差し支えはないだろう。




この記事へのコメント

この記事へのトラックバック