4年間のセキュリティアップデートが受けられるGalaxyのリスト〜海外メディアが掲載 …… ついでにGoogleのAOSP状況も掲載。

iPhone Maniaとengadgetの記事である。


Galaxyのセキュリティアップデートサポートが~4年に拡大されることに対する記事だ。
2019年以降の機種が対象となる見込みである。上位機種の2年+1年セキュリティが、最大4年になるのは当然だが対象には、Aシリーズなども含まれており、ほぼ全ての製品が4年各月または四半期(最後の1年だと思われる)更新の対象になる。
尚、あくまで4年はセキュリティ更新であってメジャー更新(バージョンアップ)ではない。

一応、Androidを知らない人のために説明すると、AndroidはiOSとは違い古いバージョンは最低2世代までセキュリティ面での継続保守が行われる。
簡単に言えば、今だとAndroid 11に対して10と9が保守フェーズになる。

ただ、実際にはその前の世代も数ヶ月程度更新が行われることもある。
今だと、Android 8.0/8.1も限定されたサポートが続いているようで、8.0は既にマニュフェストの更新のみでセキュリティ更新はないが、8.1は2月もセキュリティ更新が行われた。3月辺りで切るのかもしれない。

以下が、現在(2月24日時点)の保守状況である。
AOSP2021_2.png

1年~2年間メジャー更新が行われれば、その後OTAでセキュリティ更新を最後までした場合、5年~5.5年ぐらいOSの脆弱性に対する保守が受けられる訳だが、実際には日本で言えばソニーのように1世代で終えて1年半ぐらいで、もうしらねえよというメーカーもあるわけで、それ故にAppleの方を評価する人は多いわけだ。

しかし、今回GalaxyのSamsungが廉価モデルなども含めて全ての機種で4年更新を発表したことで、特に廉価機種でiPhoneからの乗り換えもある程度期待出来るようになるかも知れない。Galaxy Aシリーズは結構お安いのでセキュリティサポートが長くあるなら、これまでの欠点の一つが緩和されるからだ。

ちなみに、個人的にはこれを最初にSONYかSHARPにやって欲しかった。別に、メジャー更新(これは不具合が出やすい)でなくても良いから、セキュリティアップデートを4年か5年続ければ、もっと評価は上がるだろうにと何度か書いたことがあるが、結局それを始めるのが日本メーカーではなくSamsungだった。

ソニーモバイルは特にそうだが、Xperia PROとかお高いニッチなスマホを出すのも良いが、こういうサポートや保守にちゃんと力を入れないと、また売れなくなる日がくるかもしれない。


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