「Microsoft Word」で文書のダークモード化が可能に ~“Office Insider”でテスト開始 …… 結局目に優しいのは黒字に白という過去に戻る。
窓の杜の記事である。
有機ELディスプレイ(OLED)の登場で、バッテリーの節約と、ディスプレイの焼き付きや劣化防止の2つの役割から、突如生まれてきたダークモードだが、最近は高輝度モニター普及もあって、文字書きなどの現場でもダークを求める人が増えていた。
ギラつくモニターの増加や高輝度モニターの大型化、さらには小型モニターを短距離で見るのが当たり前になり、ずっと画面を見つめながら仕事などの作業をするなら無駄に白い画面は見たくない人が増えているのは自然な話だ。
それが、ついにMicrosoft Word 2021(MS Office 2021で実装予定)に搭載されるため、テスター段階に入ったという記事である。
ブラウジングではダークモードが少しずつ普及しているが、なかなか全部がそうなることはない。
FirefoxやWaterfox、Chrome BrowserではDark Readerなどのアドオンを使わないと支障が出るぐらいのダークモードが多い。結局はWebページ側が色指定を掛けているため、システム色で白を反転させていても、指定の色になっているサイトは、色が変わることがないからである。まあ、それでもアドオンが普及し始めたので、だいぶ楽になりつつある。
これが、ドキュメントや表計算などのオフィスワークになるとより厳しい問題となる。
ワークシート(ドキュメントシート)は基本的に白地がベースになることが多く、操作パネルだけとか、ワークシートの下の表示だけ黒くなるに留まってしまう。さらに、仕事や学校で使っている場合、疲れ目を酷使することになる訳で、ブラウザのようにはなかなか行かないだろう。
しかし、元々、この白ベースがアプリケーションソフトの主流だったわけではない。
Windowsなどの高度なデスクトップOSが普及する以前のDisk Operating System(DOS)時代には、黒のスクリーンに白文字や緑系の文字や数式で入力するスタイルが主流だった。何せバックにグラフィックを重ねるには描画するためのメモリーを多く必要とするためだ。
ウィンドウグラフィックス処理が行えるだけのビデオメモリー0.5~1MBが確保される前の話だ。
そういうのを知っていると、ある意味で過去の表示に似通った状態に戻るということになる。
まあ、当時は出来ないからやらなかったし、出来るようになったからそれが新しいという点で、標準化した訳だが……。見かけ上の歴史は繰り返されていることが分かる。とはいえ、黒表示をするために使っている労力は大きい。コードが節約できるわけではなく、むしろ設計コードは増えてしまう訳だ。
ただ、それだけそれが求められる時代になり、さらにそれを作るだけの余裕が生まれ、または求められて大きく評価されそうな要素が出尽くしつつあるのかもしれない。
まあ、個人的にはダークモードよりも、Office ProやHome&Premiumの永続版にアップグレード版をまず出して欲しいというのがある。
Office Solo(MS 365 Solo)は、家族ではライセンス上は使えないことになるし、日本ではマ社から販売されていない家族5人まで使えるHome版のMS365は、商用利用はダメとなっている。共用PCを何台かおいている場合においてはこれが困るのだ。
もちろん、パーソナルで使えというのはあるのだろうが、デスクトップだとユーザーを分けてリビングにも置いている人はいるはずなので、新製品発売後2ヶ月でも良いから、アップグレード版のライセンスを供給してくれないかなと心から思うのだ。
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