勢いは鈍いものの都市部の感染者数は減少が続いた週末 …… 1月19日から現陽性は絶えず減少中だが……
週末は予想とは違って、減少が続いていた。そして、今の計算では今日明日も減りそうだ。
ただ、最初減少の時に予想していた6.3万人台には到達できていないので、中程度や重症の比率が高めなのだろうと思われる。
もっと一気に減って6.3万人ぐらいで一時止まるとみていたのだが、3千人多い6.6万人で停滞している。
尚、週末の集計が停止している自治体があるので、週明けにも減少は続くと思われる。新規陽性が極端に増えなければ、今週も減少が続くと良いが、減少幅が1000人以上で維持されるには、日別の感染確認者数が3000~5000人台未満にならないと難しくなってくるだろう。
陽性者数の推移は東京など大都市圏の比率がさらに下がってきている。
これが現陽性者を大きく減らしている要因である。
一方で、それに伴って比率が増えているのが、中程度や、重症の患者だ。重症重体は全陽性患者比で1.5%を超えた。
今後も現陽性の数が減ってくると、重症重体の比率は増していくだろう。
病床の占有率はさほど変わっていない。上がった自治体は少ない。
ちなみに、福岡は90%になっているが、これは協力病院患者を除くと、69-73%ぐらいまで下がる(今後この集計を加えるかも知れないが、この協力病院や民間病院の集計を日々更新して出している自治体が少ないので今は実装予定なし)。それでもかなり高い数字になる。
人口平衡化では、千葉と東京の差が縮まってきている。
大阪、京都では京都が追い抜いたように見えるが、これは京都の詳細(退院)集計が止まっているからだ。死亡集計と新規陽性以外は京都の週末集計は機能していない。個人的な意見で言えば、週末の集計(締め処理はしていると思うので、そのついでにでも)をした方が、週明けの集計は楽だと思うが……
今日はちょっと順番を変えて、地域別の累計比陽性割合を先にする。
全国では平均18%まで減少している。今日の集計(明日公開)では17%台まで落ちるかも知れない。
数値が高いのは千葉県、和歌山県、山口県、徳島県、香川県である。熊本も3割超えだが、これも週末の退院集計が停止しているので、参考にはならない。
これらの自治体のうち、千葉は老人福祉施設、学校などなどでの感染が起きていることが影響している。和歌山は、夜のお店での集団感染だと思われる。
山口は複数の医療機関と1つの老人福祉施設で院内感染が継続していること、徳島は学校での集団感染、香川は老人福祉施設の感染から始まった集団感染が尾を引いているためだと思われる。
これらは、割合数が高いので示したが実は、この施設や病院の院内感染(集団感染)が、ここ最近全国で急増している。
これらの原因は既に感染そのものがありきたりになっていることが影響しているためだと思われる。誰でも、キャリアになっている可能性があるほど、既にウィルスが市中で広がっているのだ。後は、発症の切っ掛けがあるかどうかだ。
一応以下で説明しようと思う。
病気が発症することを中心に考えた場合、病気というのは次の要素で発症する確率が決まる。
・病原体の感染力・病原体量(侵入してくる数)という病原体要素
・体調・恒常性(食生活、運動量、年齢を含む日頃の生活)などによる免疫体力的な要素
・気温・湿度・日照時間の気候要素
の3点だ。実際には他にも沢山の要素はあるが、それは割愛する。
上記を元に作ったのが以下の図だ。
この3角形の一番上を病原体の感染力高さだとする。それが、病原体量なのか増殖力なのかは割愛し、感染力だ。
三角形の左下端を気候として、病原体に不利な方向を左下とする。
三角形の右下端を免疫力や体力の高さだとして、病原体にとって一番不利な状況とする。
すると中央で全てが重なる部分が出来る。ここがちょうど全てが均衡で釣り合うラインだ。通常この条件では発症しない。釣り合うと言うことは、ウィルスは増えないし、免疫も完全には勝てない。即ち、平行線だからだ。しかし、その拮抗線より病原体が有利な方向に向かえば、症状が出るかどうかは別として、ウィルスが勝ち始める訳だ。
例えば、どんな条件下でも誰もが必ず100%感染し確実に発症するウィルスなら、以下のようになる。
体力も気候も関係ないためだ。
SARS-CoV-2/COVID-19の場合は、免疫・体力の閾値ラインが、生活習慣病の有無と、60代以上ぐらいで分かれると推定される。
気温・湿度・日照時間ははっきりしていないが、真冬であれば感染力が数倍跳ね上がると見れる。
病原体の感染力は、いくつかの変異種で強くなるが、今の日本の場合は発症に至る感染の多くは、1度に体内に侵入してくる病原体量の方が影響度が高いと思われる。
福祉施設や病院での集団感染が多いのは、免疫・体力が低い高齢者や病人が多いからだ。さらに、病院や福祉施設は少なくとも冬場の換気が難しい施設が多い。そもそも、窓を開けられたとしても、気温が低い訳で、体力が低い高齢者や病人はその窓を開けることによる室内の気温や湿度の低下が、感染のリスクを上げる事も有り得る。
そのため、一人でも不顕性感染または発症者がいると、一気に感染が広がりやすくなるわけだ。
即ち、今は発症の切っ掛けが既に医療機関ではどこにでもある訳だ。これを抑えるには市中の感染を抑えるしかないが、一日に見つかる件数は減っているものの、その人数は昨年とは比べものにならないほど未だに多い状態が続いている場所が多く、厳しい状態が続いていると言える。
グラフの続きである。
重症者の内訳と死亡者の内訳は以下になる。
重症者はここ1週間程度、横ばいで推移している。そのため、そろそろ死亡者の増加は止まり高止まりに移行するだろう。
これがもしも、増加を維持しているなら、それは医療体制が十分に確保出来ていないことが原因と考えられる。
まあ、次の項で説明するが、その可能性(今後も死亡する人が増え続ける可能性)は大いにある。
以下のグラフ左上の青線(入院中)は1.4万人台で高止まりしている。
これが、死亡者が今後も増えるかも知れない原因となる。右下のグラフを見ると分かるが、
最盛期より数千人減っている東京でも未だに調整中が6073人いる。千葉は5201人だ。これが東京では700人以下、千葉だと300人以下ぐらいにならないと、陽性確定後翌日~2日後ぐらいまでに必要な患者が入院出来る体制を確保することは出来ない。
現陽性者増減では、神奈川が-252、福岡が-232、愛知が-202減少した。増加は京都が106だがこれは死亡を除く移動詳細(退院)が週末公開されていないからである。確実に増加したのは、大阪26、静岡18、滋賀15、山口12等となる。
<これからの推移>
金曜日からみて過去10日間の合計新規患者数は、58,768人、12日合計で68,277人であった。そして実際には67,082人が陽性患者だった。
昨日は過去10日間の合計患者数は54,999人で、12日合計67,453人である。実際には66,688人の陽性者だった。
そして、多分今日か明日で、順当に行けば5800人台/日~7000人台/日ぐらいの回復が出てくると推定される。
即ち、少なくとも今日は減少するだろう。~3000単位ぐらい減る可能性が高い。
明日も減る可能性がある。その先は分からないが、5000人台の新規感染に戻ってくると、大きな減少は終わり、横ばいになるだろう。
過去10日換算で新規陽性が6000~7000人台だった日が無くなるからだ。
ここからはもっとガクンと減らす手段を取らないと、大きく減ることはないと思われる。
実際に、関西圏の減少率はかなり乏しい。これまでは極端に増えた関東が減ったから減ってきたというだけであり、これも徐々に下げ止まりの雰囲気が強まっている。減り方が止まると、3週程度でさらなる減少に繋がる策が講じられないと、再増加に転じるはずだ。人々がその感染者数に馴れて仕舞いさらに、我慢ムードに耐えられなくなるからだ。
そんな雰囲気にならないことを願っているが……
ワクチン話も、緊急事態宣言の話も全て何となくで推移しているので、何となく減っていたが、何となく増えるに転じる日が来る可能性は依然高い。

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この記事へのコメント
検査対象のレギュレーションが変わった(分母が変わった)事で出てくる数字が大きく減ったのでは無いでしょうか。