昨日の現在陽性者数も増加 …… このまま年越しかも知れない。

昨日は過去最多の感染者だったが、重傷者も過去最高を記録したそうだ。ちなみに当ブログの集計では昨日は減っている。
一昨日が最高だった。(ちなみに、厚労省のデータは0:00時点という体なので実は昨日じゃなく一昨日の移動集計である。)

以下が、昨日の暫定データである。北海道は暫定のまま(8日の詳細集計に、新患(新規陽性の数)と死亡と退院のみ9日の速報データを組み込んだもの)だ。後は、三重が執筆時点までに詳細データ(9日分)が公開されなかった。
それから、長崎は1件詳細集計の数字が発表と乖離して超過している。あとは、宮崎がこれまで通り鹿児島分1件を含んでいる。その頃から鹿児島では1人減っているので、もしかするとこの数字がこれなのかもしれないとして、残している。

本題である。
1日に見つかる患者数は全国累計で過去最多を記録したが、現陽性の患者数は土日の集計稼働停止の影響によって生じた過去最高には至っていない。まだ、日曜日比で50人か60人ぐらい少なくなっている。

20201209_A.png

現在陽性者数が少ないのは
秋田(前日比-1人で昨日時点で陽性は1人)、徳島(-2で現在6人陽性)、富山(±0、6人)、長崎(-3、9人)、鳥取(+1、10人)、島根(-1、11人)、福井(+3、20人)、石川(-1、31人)となっている。これが現在陽性が少ない方から8都道府県である。(ワースト順で40-47位)
上記から分かるのは、既に陽性で療養または経過観察、入院のいずれかの状態にある人が10人以下の都道府県は、4県しか無いことを示している。

そして、現在陽性の患者が昨日時点で減った自治体は、 北から
秋田(-1)、茨城(-18)、埼玉(-36)、千葉(-14)、新潟(-1)、
石川(-1)、兵庫(-3)、奈良(-11)、島根(-1)、山口(-1) 、
徳島(-2)、愛媛(-9)、福岡(-18)、長崎(-3) の14自治体のみ。

±0で変わらないのが、岩手、富山、宮崎の3自治体と少ないことが分かる。減っている人数も増えている数からみれば少ないのだ。その結果が、全体の陽性者数を底上げしている。

ただ、以下のグラフを見ると分かるが、厚労省の555人とは違って、各自治体の集計を重ねた昨日のデータでは重傷者は減っている。
多くの人がお亡くなりになったので、それも影響していると思われる。病床使用率は大規模自治体も含めて悪化傾向にある。下がると見せかけていたが、それはないということだろう。この理由も後で考察する。

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感染指数は全体的に急悪化に転じてきている。北海道でも上昇が下降に転じたと思いきや下げが止まりつつある。
医療機関の閉鎖が旭川などで出たことで、療養計画が崩れてしまい上手く回らなくなっているのだろう。

その上死亡者数が北海道は増加し続けている訳で、深刻な状態が緩和どころか酷くなっているのが分かる。昨日は読み取れず書かなかったが、死亡指数が沖縄を超えてワーストになっていることからも重傷者の死亡が急速に広がっていることが分かる。
死亡指数(累積値)は754(前日比+42)で沖縄は700(+9)である。その下には石川が607(±0)、大阪が594(+14)、東京は人数そのままなので528(+5)である。それでも、北海道は前日比4人ほど陽性者数が増えている。(この数字は速報値を元にしている)

尚、現在北海道の退院転帰時死亡率は3.4528%(入院中や治療中療養中を除いた本当の意味での死亡率)で、陽性比死亡率は2.7168%、2020年1月度の人口比死亡率は0.0055%である。
一応東京は、退院転帰;2.0451%、陽性;1.7167%、人口;0.0023%となる。
47都道府県の平均は、退院転帰;1.7978%、陽性;1.5130%、人口;0.0012%である。

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最後は、全国的な入院、回復、新規陽性の現状と今後の対応を待っている患者の数や、対応が確定しない患者の数だ。
入院数は減っている。退院許可が下り、最後の観察期間に入っている患者が今増えているが、その割に全国的に入院している数は減ってきているようにも見える。三重県が詳細から外れていることを考慮しても相変わらず厳しいことが分かる。昨日今日で変わる病ではないことは既に分かっている事だが、医療機関自体が閉鎖されるケースも一部で出てきており、そういうのも影響しているのだろう。

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さて、ここからは最近ちょっと気になっていることだ。
以下は上記の集計のベースから計算している集計表の1つだ。9月~11月2日までのデータは集計をサボっていたので厚労省のデータを使っている。

20201209_DOK.png

以前はよく掲載していた表のフルバージョンだ。
それに対して、8月頃までここでも使っていたのが以下だ。これは、今もデータが追加され続けている厚労省のデータを纏め続けたものだ。

20201209_government.png

この2つの表では、実は集計の仕方も違うし時間も違うから、いくつか違いがあるのだが、その中で1つ顕著に乖離を始めているものがあることに気が付いた。当初は、0:00分で前日分だなと思っていたのだが、今回の感染増が広がる中でその差が顕著になったのだ。今では、60人以上もズレている。1日分とは言わない数字なってしまった。
何がかというと、死者数だ。厚労省の方はどうも関連死を除いているのか、それとも何か独自の集計をしているのか、いつからか少なく見積もられるようになってきたようだ。関連死を外したにしても、しっかり集計し直した雰囲気もないし、それを明記していないのが気になるところだ。

ちなみに、独自集計は自治体の関連死を含んだCOVID関連の死者数である。


<来ないピーク、見えない先行き>

ピークはそろそろ来るかと思えば来ない状況が続き始めた。
これが示すのが何かと考えると、検査態勢が厳しいからではないかという部分が強く疑われる。

ここ最近書いているが、既に検査遅延が人口密集地でかなり広がっているからだ。検査遅延が増えると、発症日と検体採取提出日、結果日がバラバラになる。そのため、結果が発表される日=感染者が多い日(数日前に感染または発症した人が多かった)にならなくなる。何故なら、今日結果が出て発表に混じる人もいれば、昨日結果がでて今日発表される人もいれば、立て込んだ検査施設で3日前に検体を採取し、一昨日結果が出て、昨日県に報告され、今日発表されるケースもあるからだ。

こうなるとピークがいつなのかが分かるには数日後に改めて過去を見て判断するしかなくなる訳だ。
即ち、今まではクラスター対策班などが、先行して可能性がある人を検査して囲い込めていたが、今やそれが追いつかず恒常的な検査不足が始まっていると思われる。だから、ピークが予想通りに行かなくなったと見ると、ぴったりだ。

後は、果たして今の状況で今週なり来週なりにピークが来るのか?それとも、今の状況では全くピークアウトが出来る状況からほど遠いのかが既に分からないということだろう。既にグラフを見ても、過去のデータを元に推測値を当てはめても既に同じ放物線は辿りそうにない。


出来るならこの先下降曲線を辿って欲しいところだが、今の状況だと最低でも検査を今より増やして、検体採取日が同じなら、結果が出てくる日付も同じになるぐらいまでにしないと、先行きや現在の正しい状況が把握できないのだろう。





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