韓国で高層ビル火災、90人搬送 蔚山、深夜に燃え広がる…… 恐ろしい映像。

共同通信47NEWSとBBCの記事である。


かなり酷い燃え方をしたようだ。YoutubeのYTNのニュースを見た限りでは、まるで花火のように燃え上がっていた。


原因は、外張り断熱材として、スチロール製(発泡スチロール)の断熱材が使われていたことが原因だったという話らしい。上記の映像を見ると分かるが、火の粉が本当に大きな手持ち花火のように舞っているがそれが、スチロール材だったようだ。それが、燃えながら道路を隔てた周辺の商業施設建物の屋上などにも大量に飛んで来たようだ。

ちなみに、建物は地下2階、地上33階で、127世帯が入居している複合(商業施設込み)住宅だったそうである。


こういう映像を見ると、韓国も歪に経済発展(成長)しているようにも見える。が、一方で、同様の事例は、イギリスでもあることを思い出す。2017年のロンドンで起きたGrenfell Towerの火災も思い出す。あれは、24階建ての住宅で、スプリンクラー(設置基準未満だったため)もなく沢山の人が亡くなったが、あれも断熱用の外材を通じて炎が一気に上層階に上がったことが原因だった。

ちなみに、日本では今ところそういう火災は起きていないし、災害が多い国なので高層の集合住宅に限らず、普通の住宅でも火に対する基準は結構厳しく、ここまで広がる事はないと思う。よほど古い住宅で無ければ……。
ただ、外装材などをケチる業者がいれば、どんなに国が持つ基準が厳しくても、起きる可能性はある。また、工事中に火災が起きたケースなら過去に数件あったはずだ。

これから冬に向かっていくと、空気も乾燥してくるし、北風も増えてくるため、大きな火災も増えやすい。
これを、対岸の話と思わずに、火の元には注意しなければいけない。



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