第11世代Intel Core、デスクトップ向けは21年1Qに PCIe4.0に対応 …… 一部では2021年3月以降という噂も……

ITmediaの記事である。Rocket Lake-Sの話だ。


Rocket Lake-Sは、14nmのままで、当初は11月~1月までのどこかで投入されるはずと噂されていた。まあ、11世代はモバイル版を既に発表済みで、デスクトップが公式にいつとはこれまで述べていなかったと思うので、遅れたという訳では無い。噂では遅れたのだ。

尚、噂の中で後ろズレした理由として、考えられることはいくつもある。例を上げると、

1.Comet Lakeが想像以上に売れていないため、今出すのは拙い。(在庫処分の遅れ、Rocket Lake-Sはそれなりに高性能ということ)
2.Rocket Lake-Sの性能がIntelの求めるラインに達っしていないのでもう少し頑張る。(調整)
3.Alder Lake-S(Rocketの次)が遅れそうなので、来年の世代交代はRocketだけで、来年中盤にAlderは来年と発表するパターン。(遅延)
4.iGPUのXe (10nm)生産数が厳しいので、遅らせたい。(歩留まり)
5.想定外の問題があった。(悪夢)

という辺りだろう。全部有り得るが、5でこの中には含まれていないというケースもある。

どちらにしても、既に海外で示されているES版のベンチを見る限り、Rocket Lake-SはComet Lake-Sに何とか負けない性能(大きく上回ることもなく、下手をすると下回るかもしれない)を目指して頑張っているようで、期待値は既に低い。

だから、AMDの発表が今日という方が、最後に書かれる訳だが、逆に言えばこの期待以上なら評価は大きく上がるというメリットもある。
ただ、例え性能が上がっても、TDP125Wはほぼ確定して、実電力はきっとComet並かそれ以上になりそうなところが、Intelにとって最大のネックである。
これは、プロセスノードが変わらない限り付いて回るので、Alder Lake-Sまでお預けとなる。いや、遅れた理由は、Alder Lake-Sが前倒しになったという可能性も……あれば面白いのだが……

Tiger LakeもTDPの規定枠を広げて種類を大きく減らして出荷しているところを見ると、Ice Lake-SPの計画もある中では(これも遅れの話が出ている)、パフォーマンス/ワットという点では、Zen3でAMD(TSMC)もIntelと同じ転けをしない限り、厳しい立ち位置が続くだろう。


めるさま

コメントありがとうございます。

広告については、ウェブリブログの標準ボックス広告(運営側が提供する広告、サイドバーの下にあったはず)だったのだろうと思うので、それを削除しました。ちなみに、このBlogで私自身が張っている広告は、Amazonと楽天のみ(本文内とサイドバーに張っているもの)です。本文内のものは適当に選んで※張っています。
今回ボックスバーを消したので、消えているとは思いますが、それでも出ている場合は運営側の広告なので、消したり変更が出来ないのです。ご了承下さい。(私が確認した限りでは、出ないと思うのですけど。)

※記事と関係ある(買うとか買わないだけでなく、ダメな一例とか良い一例として使うために張っていたり、Jokeのような張り方をしている)場合もありますし、全く関係ない場合もあります。これはアフィなのだろうか……。


どうしてもという場合は、これでも出てくるなら、教えて頂ければ運営側に連絡してみますけど……。
すぐに、消したい。その広告が出て目障りならブラウザアドオンのAdblockなどの広告ブロッカーで対応して頂くしかないかもしれません。また、他のサイトでも同様の広告が出る場合は、一部のサイトでサイト内設定情報の一部※が消えることがありますけど、ブラウザのCookieを消去すると広告の属性が改善される場合があります。

※ログイン情報やパスワードでは無く、前回アクセス時に見た頁などを元に興味があるページなどを優先的に表示する機能を伴うサイトでは、その情報がリセットされることがあります。尚、別途ユーザーログインするサイトでの、ログイン後の情報は変わりません。非ログインサイトでゲストユーザー表示がCookieを失ってリセットされます。その際に、Cookieで広告管理をしている場合、ターゲッティング広告の属性情報も消去されることがあります。


Intel Rocket Lake-SのTDPが105Wなら良いですけど。AMDのZen3のようにできるかは……。
非公式(ES、Engineering Sample)の噂情報では、Power Limit 2数値は、6コア品や低クロック8コアでも200W近く(これでTDP 90W~100Wだったはず)、8コアの最上位だとPL2で200W超えになる見込みのようで、AMDが105Wだと分かったから調整で遅らせた可能性はありますけど、もしやっているとすればTiger Lake-U/Yのように105W~125Wと幅を持たせた仕様にする可能性が高いかな?と思っています。

まあ、あくまで噂ですけど、5年間デスクトップはMicro-Architectureの刷新も出来ていないので(モバイルは刷新しても平均クロックが十分に上がらずRyzenと良い勝負ですし)、信用出来ないのですよ。Cannon Lakeの記事とか、昔書いた記事を見て、泣きたい。x86ベンダーにAMDがいて良かった。この記事は出来れば良い意味で外れて欲しい。




この記事へのコメント

める
2020年10月12日 07:42
記事とは関係ないですが、コミックシーモアやRenta!の広告がエロ•グロなのでどうにかしてほしいです...広告を消すなとは言わないので
める
2020年10月12日 07:45
>例え性能が上がっても、TDP125Wはほぼ確定して、実電力はきっとComet並かそれ以上になりそうなところが、

16コアでもTDP105Wらしいですよ!

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