台風10号から学ぶ、停電対応の心得。
今日の記事は遅れたが、台風の停電で通信環境が止まっていたためである。スマホでは通信できたが、どれだけの時間停止するかが分からないため、データセーバー(通信削減モード)と、省電力モード(モバイルバッテリーを3つ所有しているのでこちらは余裕だったが)で節約していたので、記事を載せることはなかった。
何せ、朝3時台に停電してから、15時間ほど停電したからだ。これあdけ長い停電は、久しぶりである。
そして、台風のせいで睡眠時間は3時間ぐらいだったのも久々だ。(台風じゃなければ年に何度もあるが……)
風速20~30メートル台(35メートル以上)の暴風が深夜1時~2時台から、朝10時頃まで吹いていたが、誰も怪我をすることもなく、住宅被害も大してなかった(ちょっとあったが)のは幸いである。これだけ強い風は10年来なかったような気がする。過去最悪の風でなかったのは、すぐそばを掠めた訳ではないからだ。すぐそばを通過していたら、過去最悪の台風だっただろう。
<停電対策は万全に……>
尚、停電対策にはいくつか反省点があった。(あくまで個人的な話)
まず、1つは停電する可能性がある日のエアコンは、夏場なら少し厚着をしてでも温度設定を低めにしておくことだ。1度~3度低めにすれば、数時間程度なら快適な温度を維持出来るかも知れない。まあ、実際に私は1度低めに設定していたのだが、3時半頃に停電して、朝6時頃までを考えると、2度~3度低めぐらいが良かったなと感じた。
2つ目に、クーラーボックスなどに氷などを移して冷やす場合には、必ず冷媒を食品の上に置くことだ。当たり前のことだが、家族全員がそれを知っているとは限らない。そういう部分は家族全体で共有しておくのが好ましい。また、大きな台風が来ることが分かっているなら、アイスクリームとか、買い置きしておかないことだ。あれは溶けるのが早い。
ついでに言っておくと、冷蔵庫の一番上の段に氷など冷たい物を置いておけば暫く冷えるかというと、それほどでもない。そういうことをするよりは、冷蔵庫を無駄に開かないことと、とにかくチルド室の食品、ヨーグルト、発酵食品、冷蔵の卵などをクーラーボックスや保冷バッグなどに移す方が良く、氷などは下手に冷凍室から冷蔵室に移すより、冷凍庫内に残して、冷凍庫が暖まらないようにした方が良い。
3つ目は、クラウド環境や外付けの据え置きHDDにデータを保存していた場合は、それが電源または通信なしに読めなくなることを忘れてはいけないと言うことだろう。デスクトップPCに保管していたデータは読めないし、クラウド上においたデータはモバイルデータ通信で取り出すことになり、下手をすれば通信規制の対象になるのが厳しい。必要最低限でもUSBメモリーなどに移しておくのが良いが、結構忘れていることが多い。
4つ目は、前日の準備でしまい忘れをしないことだ。縛るために使った紐をしまい忘れて昼ごろみたらいろいろ絡まっていた。
後は、空き時間にちょっとスマホをということよりも、紙の本を読んだり雑誌を見たりの方が時間が潰せるかも知れない。
昔は、停電時に書籍、雑誌、マンガなどを読んで潰していた人も多いだろうが、最近は電子書籍などに向いていたことで、それらの選択肢も全滅することになる。ちょっとした時間が潰せないのだ。無制限のモバイル通信環境を持っていて、停電が短期で終わるならそれだけで十分だろうが、そうでないなら台風などで停電する可能性があると分かっている日の前には、時間つぶしの道具を、別途揃えて置くのも手だ。特に、大人で仕事が休みとかなら、図書館で本とか借りておくと良いかもしれない。(但し、天気が悪いと部屋も暗くなるので、その辺りの明かりなどの準備も必要である。)
家はオール電化ではないので、必須ではないがオール電化の家では、必ずカセットガスコンロを揃えておくべきだろう。
ガス給湯器(簡易型を除く)でも電気を使うものがあるので、お風呂などの給湯が停止することがあるので注意する。
最後に、ラジオやテレビなどの情報媒体だ。
我が家にはラジオも、テレビもワンセグテレビ(処分しなかった古いAndroidスマホ)もモバイルバッテリーで動くものがあったが、持っていない人は買っておくことが大事だ。テレビがあれば良いと思われがちだが、ラジオを持っていた方が良い。テレビは、そもそも災害放送がない時間帯があるからだ。通販番組とか、どうでも良い情報番組とか見たり、聞くならラジオで音楽でも聴いた方が良い。テレビは、見て情報を得るにはよいが、電力消費もするし、聞くだけでは情報が得られにくいことも多い。一方で電力もラジオより喰うので、何日も停電する可能性があるなら、要所での利用に留めた方がよいだろう。
テレビ付き、ワンセグ付きスマホなら、モバイルバッテリーで充電しながら視聴できるので、バッテリーセーバーを有効にして、モバイルデータ通信を止めて、画面の明るさを抑えめにしておけば、2個3個10,000mAhモバイルバッテリーを持っていれば、4日5日ぐらい持つかも知れない。画面サイズなどにもよるだろうが……。尚、充電式ではない乾電池式のラジオ(単機能品)は絶対に1つ持っておくべきである。乾電池式なら、電池が故障したり、切れても電池を買うことが出来るからだ。充電式はそれが出来ないので、災害用として最良ではない。
ちなみに、停電が何日もかかるかどうかは、各電力会社のHP(これが特にお薦め)や各電力会社が提供する停電状況通知のアプリなどを利用すると目安ぐらいは分かることが多い。30分おきぐらいに見れば、電力会社がいつを目処に停電を解消したいのかや、自分が住む地域の停電が徐々に解消されているのかどうかが分かる場合が多く目安を立てやすい。テレビ局などで停電している場所が何カ所あるかを知るより、これの方が正確である。
ついでに、食べ物の話をすると、多くの人は、カップ麺、パンなどに目を向けがちだが、ご飯を炊いて冷ました(湿気<蒸気>を飛ばした)後のご飯を塩むすびにしてラップに包むと、冷暗所で1日ぐらいなら持つことが多い。まだ、冷蔵庫が動いているなら、冷蔵庫(冷凍庫ではない)などに一晩おいても良いだろう。これは、以下のためしてガッテンのテクニックだが、冷めたご飯が美味しくなる裏技があり、我が家では最近、ご飯をわざわざ保温しなくなった。冷凍しないなら1日以内ぐらいで食べきる必要があるのもの、冷めた方が美味しいのだ。これは停電時には役立つ方法である。
これが、何度も来ては困るが、今年の本格的台風シーズン(9月~10月)はまだ一週間しか経っていない。たぶん、まだ各地に台風が来るだろう。その時に、これがあれば良かったのにということが少なくなるようにしたいものだ。まあ、もちろん避難する必要がある人は、家にそれを揃えるより、避難のための準備に力を入れるべきだろう。

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