米南部に接近のハリケーン、さらに勢力強める 「生存不可能」な高潮に警戒 …… 938hPa(mb)です。

CNNの記事である。


生存不可能な高潮と言われても、日本ではピンとこないレベルであるが、いわゆるPerfect Stormと呼ばれるものだと思えば良いのだろう。日本でも、この規模の熱帯低気圧(台風/Tropical Storm)で太平洋岸ならかなり高い高潮が観測されるが、だから、波消(消波)ブロックと高潮堤防などがある。大陸ではこういう設備が少ないところもあるので、海沿いなどでは被害が大きくなる恐れも強いだろう。

まあ、日本と違って、内陸に逃げ場があるのもポイントだ。だから、先行で非常事態などが宣言できる。
日本は、そこが難しい。台風を避けられるほど広くて、平坦な陸地がある訳でもない。

本題である。
ハリケーンの位置は以下で分かるが、気圧や勢力は、日本のように公開している情報が殆どないのは、概ねcategoryで見ているからだろう。
このハリケーンはカテゴリ4の上端に位置しており、最大風速が後7mph(約3.13m)上がればカテゴリ5となる。
最大風速は概ね150mph(67.056m/s)である。中心気圧は凡そ938hPa(938mb)となっており、日本の台風として見ても、猛烈に強い代物となる。

ただ、上陸ポイントを考えると赤道からの北緯は29.7°(ルイジアナ州、ヒューストンの東に中心が上陸見込み)前後なので、日本だと鹿児島県中之島付近であると推定される。そのため、日本に昨今やってくる台風の方が緯度から考えると怖いものが増えているかもしれない。

とはいえ、このハリケーンは猛烈な強さであることにかわりはない。被害が全く出ないということは、この規模ではほぼあり得ないだろうが、死傷者が出ないように皆が避難できることを祈りたい。

尚、この生存不可能な高潮というのが、ピックアップされているが、そもそも台風やハリケーンによって生じる直接の高潮を、人が直接受ければ生存できる可能性は極めて低い。それが、強い熱帯低気圧以上の規模なら、どれも生存出来るかどうかは、それ(高潮)の準備(避難など)をしているかどうかで決まる。


<日本もこれからの台風シーズンが心配>

今年日本でも今後の台風が猛烈になる要素が十分にあることだろう。
日本近海の海水温は、以下で分かるが28~30度を超えると台風は、発達しそれ以下になると衰退する。

上記を見ると分かるが、今年は西日本はもちろんだが、東日本にいたるまで、特段に海水温が高い。特に日本海側は、東北の秋田辺りまで28~30度の高い場所があり、太平洋岸は、千葉県付近まで高温だ。

本来なら特に日本海側はもう少し低くてもおかしくないが……何故か高い。
この理由は、7月から8月の台風や熱帯低気圧の発生が少なかったからと考えられる。台風が出来なくて良さそうと思う人は多かったかもしれないが、実は台風はある程度夏場に出来た方が良い。理由は、海水の表面温度が台風があると攪拌され下がるからだ。しかも、台風が通った後の場所だけではなく、周辺もある程度下がる。だから、台風や熱帯低気圧が来ることは別として、ある程度出来なければいけないのだが、今年は今まで殆ど出来なかった。その結果、海の表面温度が茹だっている状態にある。

ここで、もし台風がこの熱い海水の中で出来て、秋の風に乗れば、日本に直撃コースでやってくる。秋は、日本列島に向かい易い気候になる中で、偏西風が上手いこと、日本列島の上空に来ていればよいが、下手に北に蛇行していたりすると、日本列島に近づいても速度を上げずに、長時間停滞する恐れもあり……。大変な事態になりかねない。

即ち、今年は昨年以上に台風に対して注意が必要かも知れない。
まあ、来年はもっと危険かも知れないが……何せ、また米西海岸では山火事が起きているし、シベリアでも6月~7月に森林火災があったのだから、CO2がもしも原因ならば、より気象現象の極端化が加速することはあっても、昔のように平穏に戻ることは無さそうだ。

ある意味では、高潮云々ではなく、生存不可能な惑星に向かっているということかもしれない。

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