COVID-19/SARS-CoV-2と熱中症でてんやわんやの日本列島 ……
沖縄の人口比感染率が東京に追いつきつつある。
当ブログ調べで、8月2日のデータでは、人口比感染率は福岡に次いでワースト4位、県別累計患者数は11位、県別入院中患者13位、人口比感染速度は4位だったが、それぞれ、2位、10位、7位、2位まで大きく悪化した。多分、今週末~来週のどこかで人口比感染速度と感染率は東京を抜く可能性が高い。
報道では東京の感染確認者数が変わると、報道も悠長な話にまた転換するようになるだろうが、全国的に医療提供体制は改善していない中で、夏特有の病気である熱中症(日射病、熱射病)が出ているのも、悪い状況に拍車が掛かっている。今回は、その情報も参考として含めて表に纏めている。
個別表は出さないが、一応全体の傾向も書いておく。
北海道の感染者数はずっと~15人ぐらいの範囲で感染が見つかっている。ただ、ドバッと感染者が増えないので、退院とのバランスが取れており、死者も重傷者もこのところ大きくは増えてない。東北も、8月7日頃に秋田で沢山の患者が出てからは、感染者が出ても1名とか2名とかそんな範囲に留まっている。この東北以北は今のところある程度コントロールが出来ている。
関東は、東京は企業活動もお盆休みの影響が下がっており、その影響もあるのかこのところ減っているが、全体的にこの3週間ぐらいは比較的高い水準を維持している。ただ、報道を見ると、東京の感染確認数が少し減ると、トーンも下がるのが馬鹿らしい。東京は、週末の検査と平日の検査でのギャップが大きすぎる傾向があるのも心配な点だ。
北陸と山梨・長野・新潟(甲信越)は、石川が高い感染率を維持している。新潟福井は押さえ込みが今のところ効果を出しているように見える。富山は、8日をピークに減っているように見えるが、お盆休みの効果があるのかどうかが来週辺り見えてくるだろう。
岐阜静岡愛知の3県は、7月の20日前後からの波がようやくひと段落しようとしているのかな?という雰囲気だ。お盆で検査数が減っているとか、企業が休みで、感染拡大が抑えられているといったことが無ければ、このまま下がっていく可能性もあるにはある。現実はたぶん難しいだろう。特に愛知は医療提供と感染している患者のバランスが良くないように見える。軽症が多いから助かっているというのが見える。
関西圏は総じて、悪い状況が続いている。感染が全体で満遍なく広がり続けている傾向が見られる。大阪は、医療体制として結構危険な状態である可能性がある。関東では少ない死者が、大阪ではここ最近、結構出ているからだ。しかも、全国180人の重症患者のうち29%が大阪なのも気掛かりだ。病床の占有率が低くても、他の医療が多ければ、病床が確保出来ない中で、その影響が出ていないなら良いが……。
中四国は島根が激増した。しかし、島根県は県として患者の状況を集計したデータを出していないので、今医療圏としてどういう状況なのかは分からない。
それどころではないほど、1度に出たことも影響しているのだろう。他の地域は先週は山口、徳島、香川が大きな数字を出していたが、今週は可も無く不可もなくである。強いて言えば、徳島と鳥取、島根は現陽性の割合が6割超えしていることだろう。病院にとっては感染者が多いため心配であり辛い時期である。
九州は、福岡の感染拡大が止まらない。沖縄は危機的状況どころか危機の真っ只中だ。
さらに、ここに来て佐賀県でも感染増加が見られており、先々週から先週に掛けて多かった、長崎、大分、熊本も完全には止まっていない。鹿児島がやっと収まった訳だが、果たして本当に収まっているのかはお盆シーズン故に分からない。
病院占有率は以下である。
今回、先週迄(6月1日~8月9日迄)の総務省消防庁、熱中症搬送者数と死亡者数も合わせて入れている。今週分は来週にならないと分からないが、気温が全国的に上がっているので、凄く多くなるだろう。ちなみに、8月9日までの週の熱中症搬送死亡者数は10人だったが、COVID-19/SARS-CoV-2死亡者は34人だった。まだ、COVIDの方が多い。
今週は4日間で26人COVID関連で亡くなられている。たぶん今週は、熱中症が上回る可能性が高い。
COVIDの重症者数(重症化率はまだ減少傾向)は今も増えているが、これを熱中症が上回るとそっちの方が怖いとか言う人もいるが、それは信用しないで欲しい。むしろ、そういう解釈は医療提供の認識として間違っていると言うべきだろう。
注意して欲しいのは、どちらにしても病院に搬送されて、治療が必要だと言うことだ。それを理解せずに、○○より軽いから大丈夫とかいう阿呆が結構いるのは、勘弁して欲しいし、とにかくそういう人が周りにいるなら、間違っているよと指摘して欲しい。
もちろん、COVIDでも家で例え重症化しても、絶対に自力で治すし、それで亡くなることになっても家族や親族、またはそれに感化された報道が、医療が自治体がと文句を言わないなら、それでも良いが、そうならないから医療機関やそれに関連する自治体の組織が困る訳だ。
我々の判断でその線引きをする必要があるのだが、症状が大半の人で軽いからとか、あの病気より重くないからという発想ではなく、今流行っている病気も含めて考慮したときに、病院が逼迫する兆しがあるなら、どの病気にも罹らないように自分で自己防衛しなければいけないのだと、認識して欲しい。
即ち、COVID-19という病名で中程度以上の症状になる人も今は増えている中で、熱中症での搬送も増えているとなると、COVIDだけのカウント数で出てくる病院の逼迫度では計れない逼迫が生じるようになるのだということだ。
だから、炎天下での不要不急の作業は、可能な限り控えることと、どうしても仕事などでそれが必要ならば、しっかり休息、水分、塩分の補給をして欲しい。
流石にSARS-CoV-2が体内に入らないようにというのは、市中でかなり広がっているだろうから、完全に防ぐのは既に難しいが少なくとも熱中症だけなら、こまめな水分補給など心がけで出来ることはあるので、対策を取って欲しい。高齢の両親などがいる人は、お盆に帰れなくても電話などをして、そういう話をして体調管理に気を付けるように促して欲しい。
特に今は、東京圏、関西圏、中京圏、福岡北九州圏域では、熱中症もCOVID-19/SARS-CoV-2感染者も多いので注意して欲しい。その他の地域でも、今後暫くは高温状態が続くことが予想されているので、日々疲れが溜まる可能性もあり、その結果COVIDも重症化するなんてことも有り得るので、適度にエアコンなどで部屋の温度を下げるようにして欲しい。

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