Geforce RTX 3000時代のAPI……Deep Learning Super Sampling 2.0と”究極の”DirectX 12
昨日今日とGPUに関連する記事が多く見られた。これは、本来開催予定だったGDCが8月に変わったことで(果たしてそこで開催されるのかも今のところ不明)、本来の予定であった2020年3月16日~20日で出てくるべき情報が出せなかったことに由来するようだ。先週だったか、ゲーム機の情報が出たのもそれが影響している。
そして、昨日今日はnVIDIAとMicrosoftの2社が技術発表をした。主に、API関連の技術である。以下がPC Watchの記事だ。
Microsoftが発表したのはDirectX 12 Ultimateと呼ばれるAPIの拡張である。次世代のXbox Series Xに合わせて、PC側のAPIもXbox Series Xと同じ物にするという意欲を”究極”に体現したようだ。正直、なんてかっこ悪いと思うが……ネットで厨二病と呼ばれる人が考えた格好いい名称のような酷いものだ。これなら、DirectX 13とか縁起が悪いなら14とか、年号化して2020とかにした方が良かっただろうに。ロゴも近未来感はない。1970~80年代のナウ(Now)いデザインっぽい哀愁が漂う。
そして、nVIDIAが発表したのは、Deep Learning Super Sampling 2.0(DLSS)と呼ばれるディープラーニングエンジンのバージョンアップである。テンソルコアの性能の向上(物理的にGeforce RTX 3080での機能追加)と、既存製品(RTX 2000シリーズ)も含めたアルゴリズム最適化と取り回し制限の解除を行ったようだ。
ちなみに、近いうちにnVIDIAはGeforce RTX 3080(仮称)を発表すると思われる。(当初予定では5月~6月に投入だったはず)
12nmで製造されていた2000系とは違い7nmの製品となるこの世代では、性能が物理的なトランジスタ数の増加などから3割から4割上がると推定されており、それがDLSS2.0と相まってより進化を演出するだろうと推定される。
また、もしかするとRTX 2000世代では飛ばされていた2050に相当する製品が、7nm化で投入される可能性もある。性能が3から4割上がるなら、補助電源レスのRTX 2050や3050のような製品も出しやすくなるからだ。全方位でDLSSが広がるのも時間の問題である。
尚、今年はゲーム機の刷新もあるため、AMDのRadeon DNA 2もDLSS対応で投入されるが、これは6~7月以降だろう。ただ、今の時点では予定は流動的かもしれない。結局、今年の流行語は世界中でコロナとか、パンデミックとか、自粛とか閉鎖とかなりそうな勢いで病気が重しになっているため、経済状況や生産状況によってはどちらも後ろズレする可能性がある。
まあ、買う側だって仕事が減ってきている人も多いはずで、こういうものを買えるお金が捻出できるかどうかも大事になってくる。

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