WD、最大12万時間の連続録画が可能な高耐久microSD …… どれぐらいの書き換え寿命なのかな?
PC Watchの記事である。高耐久のMicroSDは32GBのSDHCに多かったが、最近は海外製のドライブレコーダーなどでSDXC対応製品が出はじめたこともあり、256GBなどの大容量を欲する人も増えている。そんな中で、出てきたのがSanDiskブランドのMAX ENDURANCE microSD™ Cardである。
仕様としては以下のようになっているようだ。
容量 | 連続録画耐久性 | 保証期間※ |
32GB | 15,000時間 | 3年 |
64GB | 30,000時間 | 5年 |
128GB | 60,000時間 | 10年 |
256GB | 120,000時間 | 限定保証15年 |
※(ユーザー)登録が必要、利用規約に従って保証されます。
利用しているNANDのタイプは分からないので、計算して見ようと思う。
ドライブレコーダーや監視カメラのフルHD録画時ビットレートはだいたい1MB/s~2MB/s(8Mbps~16Mbps)であることが多い。
1分間に、60MB~120MBといったところだ。
即ち1時間で3,600MB~7,200MBとなる。まあここでは、間を取って54,000MBとしよう。
これを元に製品の書き換えサイクルを換算すると以下の様になる。
32GBの場合は、連続録画耐久時間が15000時間なので15000時間×5,400MB=81,000,000MB(81TB、81,000GB)が閾値と言うことになる。
これを32GBで割ると書き換え回数になる。即ち、81,000GB÷32GB=2531.25回が閾値となる。
ここからMLCまたはeMLCタイプのNANDフラッシュメモリーであることが分かる。
容量の倍になる度に耐久時間も倍になっているので、これらは同じNANDで積層数が違うだけだろう。
尚、MLCの書き換え回数は理論上1万回程度だが実際にそれほどの寿命があるのかというと、セルごとにばらつきが生じるため、実は常時利用だとそれほどはない。そのため、保証期間から考えると、高くても24Mbps~28Mbps以下の映像で何とか3年(32GBの場合)ぐらい持つかな?ぐらいで計算されていると思われる。他のものも、同等のマージン(但し経年劣化を踏まえ保守期間は容量の増加とともに逓減されている)を確保しているように見えるので、ドライブレコーダーや家の監視カメラなどに使うには確かによいだろう。
むしろ、この通りの寿命なら256GBだとストレージより本体(カメラ側)の方が寿命が早い可能性も……。
尚、個人的にはお値段によっては容量が多くて安いSDカードを買って壊れたら買い換える方が、安いかもなんてことも思う。この手の高耐久ストレージは、容量の多い一般バージョンより数倍高いので、定期的に映像を確認していたりするなら、安物でそこそこ大容量を複数用意してダメになったら入れ替えた方が安かったりするかもしれない。

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