Xboxの次世代機「Series X」発表 20年のホリデーシーズンに発売 …… CPUは少なくとも4倍の性能

-12月14日-表を追加し加筆

ネットメディアが各社書いているが、マ社が新型Xboxのティザーと簡単な概要を発表した。


最大で8K表示(たぶん発表内容から見るとアップコンバートと思われる)に対応し、Variable Refresh Rate(可変リフレッシュレート)に対応するらしい。この辺りから見ると、ゲーム機だけど型破りにPCに寄せようとしているのが分かる。

尚、性能は4倍となっているので、GPUのFP32性能は24TFlops相当と単純計算されるが、PC版のRadeon RX 5700 XT (40CU、1.98GHz、10TFlops)を考えると、160CUとかにするなら別だが、他(APIの拡張や、CPUの強化、Raytracing等)の組み合わせで稼いでいる部分があるのか、バス幅が広くなる見込みなので、そのお陰で高い性能が出るのかそのあたりで稼ぐのだろうと思われる。

以下は過去に掲載した既存製品の比較表である。

Game Console_2017.png

尚、販売価格は過去の初期価格を考えると、499~599ドルあたりからだと思われる。

まだ、この表(といっても元データは削除してしまったが)に追加出来るような情報はないが、来年のこの頃にはPlaystation 5(仮称)とX Seriesが出回っていることだろう。日本でXboxはそれほど売れないだろうが、数年に1度やってくるゲーム機祭りがやってくるのは楽しみである。まあ、私はゲーム目的では無くスペックを見るのが好きなだけだが……

<CPUは少なくとも4倍の性能>

上記の表画像を元に新たに書いて(いくつか間違いがあったので修正をして)、加筆した表を作ってみた。

そこで、表の彩りを上げる為に、既に分かっているPC向けCPUの性能を元に計算して見たのだが、Jaguarコア(4コア×2Clusterの8コア)→Zen2(8コア)になると仮定すると、同じクロック周波数での性能がCPUだけで4倍相当(~3.906倍、Boostが同じでないので、これより少し低いぐらい)になることが判明した。
一応以下が最新版の表となる。Series XとPS5(仮称)は今現在分かっているものと一部予想を明記している。

ストレージホストの帯域は、今のSerial ATAベースからPCIe4.0ベース(Zen2はRev.4.0ベースである)になるだろう。端子形状は特殊かも知れないが……。そうすると、4倍の2.4GB/sよりは速くなるだろう。
メインメモリの帯域幅と容量が1.5~2倍増える。CPUが4倍速以上にアップすると、GPUはピーク性能が24TFlops無くても、平均演算性能18~20TFlopsぐらいでも、平均性能は現行の4倍ぐらいになるだろう。ピーク性能が24TFlopsになれば、実際の平均性能はもう少し底上げされるかも知れない。(実際ゲーム機はピーク性能が数倍と示されている場合、平均アプリケーション性能はそれ以上になることが多い。)

そのように見ると、思ったより性能面での進化がスペック上でも見えるかも知れない。まあ、それだけJaguarが酷く、Zen世代になってから急速に性能が上がったのだと分かる。

もし、CPUがIntelだったならここまで差は出ないが、AMDだからこそこれだけの差があり、それがもしかすると期待値以上の性能向上をもたらしてくれるのかも知れない。まあ、もし当時Intelで今回Intelなら少なくともCPUは、4倍も出せなかった可能性は高い。(コア数を増やせば別だが、そうじゃなければクロック比で1.8倍~2.5倍も出れば良いところだろう。そもそも、2020年末までに10nmや7nmでコンソールを売り出せるほど数が整うかも微妙だ。)

GameConsole_Draft.png






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