Snapdragon 765/Snapdragon 865/Snapdragon 855比較表(詳細版)
本日2件目の比較表である。こちらは765(765G)の仕様を865と855の列に加えたものである。
解像度は、1,261×1,920ドット(容量1.2MB)である。
765Gと765の違いは、CPUのコアクロック(Primeコア)が100MHzアップしていること。
後は、GPUの性能が10%(コアクロックが10%上がっていると思われる)アップしていることぐらいだ。
それから、画面のリフレッシュレートが120Hz(120fps)のヌルヌルモードに対応しているのが、765で60Hz止まりなのが765Gのようだ。逆なんじゃないのとも考えられるが、登場時点のBriefではそうなっているので、そういうことなのだろうと思う。もしかすると修正されるかも知れないが、たぶんゲーミングを強化したという点でこのモードを排除する代わりにクロックを上げたと言うことだと思う。(高リフレッシュレートはパフォーマンスや電力を食うので)
ここで重要なのはたぶんGPUなのだろう。Adreno 620になり、FP32換算で500GFlops前後ぐらいには達していると思われる。これは、Snapdragon 820のFPU性能と同等ぐらいだと思われる。(APIの対応レベルが違うので、同等比較は出来ないが演算能力として見るとそれぐらいあるということ)
ここまで来ると、殆ど性能上限に達しつつあるゲーミングで困ることは殆どないだろう。尚、同じメモリークロックでもメモリーバスの帯域は半分なので、実際のリアルタイム処理では820より多少下だろう。
600系や他の700系もそうだが、この765系は仕様の中にUSBポートからのDisplay Port出力が備わっているのが面白い点だ。
800系ではこれが明記されておらず、実際に製品でも対応はまちまちであることを考えると、7系はディスプレイの外部出力という面で良い品かもしれない。
5G対応については、855や865との差別化がやはりしっかりと行われている。
調べた限りでは、765の5Gはちょうど865の1/2程度の速度パフォーマンスで動作するようになっており、855と比べても6割~7割程度の速度パフォーマンスに留まるようになっている。即ち、5G対応でも1世代前や原稿世代の5Gとは差別化されている。ただ、2年前の製品(845)よりはLTE速度なども含めて同等か、上回るところにある。
絶妙な匙加減である。
ただ、このクラスでも困る事は無さそうだ。問題は、835や845のスマホから買い換えるなら、性能面ではやはり劣る点だろうか?
ゲームなどを沢山する人(で性能がゲームの結果を左右するようなゲームをしている人)は、そのあたりで注意が必要だろう。
iPhoneなどから買い換える場合で、3Dゲームとかあまりしないなら、このクラスでも十分快適だと思われる。(もちろん、ハードの作りによって善し悪しはあるので絶対ではない)
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