Xperia 5よりDynabookが先だけど、Xperia5の型番が気になる。もしかして……。

PC Watchが行ったIFAのイベントレポートの記事である。Dynabookがなかなか魅力的なモバイルノートを発表したようだ。

MIL-STD-810Gに準拠したマグネシウム合金のボディ(筐体)に、指紋認証センサー、タッチパネル、Windows Hello対応IRカメラ、さらに470cd/㎡の15型IGZOディスプレイ、Thunderbolt3.0、802.11ax対応の無線LAN(Wi-Fi 6)を搭載し、1.36kgで17時間のバッテリー持続時間となっているそうだ。しかも、トラックポインターも搭載されているというのは、標準仕様も拡張性も死角がないと言える。

まあ、重さや大きさが小さい事を望むと別だろうが、1.36で15型なら大きさの割に軽い部類だ。そして、バッテリーの持ちがこれなら、Armベースのパソコンは必要ないぐらいに、持つ。なかなか、よい製品だ。

しかし、これは性能や機能を見ると値段がかなりお高くなりそうな予感するのが気になる。これで、富士通やNECみたいなちょっと高いなということが(東芝ブランドではそういう問題はあまり無かったはず)なければ、再びDynabookが世界市場で旋風を巻き起こすことが出来るかも知れない。


<面白いのは8Kモニター一体型PC>

まあ、SHARPブランドになったこともあるのだろうが、面白い製品としては2020年中に8Kディスプレイを内蔵した一体型PC(デスクトップと思われる)を投入することを明言したという点だ。これは、クリエーター向けPCになるのだろうが、SHARP系らしい製品ラインである。後は、GPUとCPUに何を搭載するかだろう。これで、XeonやCore i9、Ryzen 9などを採用し、GPUにGeforce RTXやQuadro RTX 6000や8000をサポートしてくると、8Kへの本気がはっきりするため、Appleじゃないが、ある程度のブランド力を手に入れるかも知れない。

中途半端な性能をお安く出すと、長く続かないだろう。
まあ、中途半端な製品なら、今から方向転換しないと、不良在庫になるかも……。日本スタイルの製品は二〇〇〇年代に入ってから、コンセプトモデルやこういう新世代モデルに中途半端な性能を使うものを出し過ぎて結果的に、世界でも日本でも売れなくなった過去がある。こういう製品は、BTOモデルでもよいから、ディスプレイ以外も負けないほど突き抜けた品を出した方が良いだろう。期待したいところだ。



<ソニー「Xperia 5」は……日本では意見が分かれ、海外のコメントは多くが酷評>

こちらは結構よく纏まっていたASCIIの記事にしたが、内容は私個人として見ると、これはもう撤退が近いというレベルである。日本だけを残すことは出来ても、海外でこの手のハイエンド展開を続けるのは困難になりそうな致命的なモデルだ。

何故か説明しよう。
横幅は68mmと72mmのXperia 1から3mmコンパクトになった。但し、高さは158mmでこれはXZ2 Premiumと同じ高さである。厚さは8.2mmでXperia 1と変わらない。XZ2よりは薄いが、XZ1より厚いというラインに留めている。
重さは164gでこれまたXZ2や1より軽いが、XZ1より重い。

微妙な製品である。ちなみに、これはコンパクトモデルという位置づけだが、
Xperia XZ2 Compactは135×65×12.1、
Xperia XZ1 Compactは129×64×9.3
だったことを考えると、
158×68×8.2は決してコンパクトではない横幅もコンパクトというには3mm厚い。

なお、カメラがHFR(ハイフレームレート)の960fpsに対応していないなど、いくつか1との違いがあるようだ。
まあ、日本ではちょっとでも小さければ売れるので、売れるかもしれないが……値段次第だろう。

しかし、海外ではGalaxyやOPPOなどを大きく超えるものではなく……凄く売れそうという感じでもない。ちょっとちっちゃくしただけで、機能も落ちている。そのちょっとの小ささだから、コンパクト好きにも海外では全く刺さらない。
むしろ、今回はコンパクトを売りにしてしまったのは失策であり、かなり不味いだろう。これを素直にコンパクトと言われてコンパクトですと示すのは、日本のメディアぐらいだ。

後は、バッテリ容量はどう考えても今の主流から見て少ない。コンパクトモデルだから少ないというレベルの少なさにもならない。
これは、厳しい。


ちなみに、GSMARENAに書かれているこのBlog記事執筆時点でのコメントは笑える。バッテリーから、縦長まで失望の数の方が多い。

現状で、日本ではキャリアスマホの国内メーカーでハイエンドを出しているのはソニーか、シャープの二択だからソニーは売れている。
しかし、海外だとあまり評判がよくない。確かに初動の評価はそこそこのものが出るのだが、実際に購入して使う人は徐々に減ってきている。価格の割にスペック(機能や性能を比較した時の善し悪し)が万人受けするスペックではないからだ。GalaxyやOPPOや、ASUS、Huaweiなどと比べられると弱い。日本でも、近年はソニーよりSHARPの方がシェアが伸びているのも、実はソニー評価が日本でも低下していることを示している。海外ほどではないだけだ。

何故なのかというと、
Cinema Proがどんなにプロフェッショナルな素晴らしい映像を撮影出来ても、そんな撮影をするためにスマホを選ぶ人は殆どいない。まだ、イヤホン端子があった方が良いと言う人は多い。コンパクトというなら、本当にXZ1 Compactなどのようにコンパクトな方がよい。本当にXZ1や2ほどのCompactなら、今のバッテリ容量は魅力的かも知れないが、厚さこそそこまでないものの、XZ2 Premium並ならバッテリーの容量は3600~4000mAhぐらいは欲しいところだ。ってわけだ。

このレベルなら、Xperia 5は今回出さずに、Xperia 1だけを売り続け、来年のMWC Barcelonaで5と次のXperiaハイエンドをセットで発表し、5は1のコンパクト版として、もう一機種を次世代として見せれば、1の後継が欲しい人は5を買いとなっただろう。

とここまで酷評したが、ちょっと気になっているのは型番だ。何で、5なのか?それを考えると、もしかすると結果が分かるのは来年以降になるだろうが、この型番がソニーのこれからの展開方法を示しているのかも知れない。

-気になる型番の命名規則-

型番が1から5になり、10があるのは、もしかするとデジカメのRX型番を本当に踏襲したのかも知れないと、ふと思ってしまった。
そして、来年以降も1の初代を併売しつつ、Xperia 1Mark2(1M2)や5M2、10M2  10PM2などを出してくるなら、全体で売れ始める可能性がある。前年の機種を並行販売して機種を増やすことも出来るような目処が立っているなら、それは一転してソニーの武器になるだろう。
そうでなくても、Mark型番なら2世代目から3世代目辺りで評価が変わることが期待される。実際にそうだとしたら、後はどこでそれを示すかだ。

要は、1~10(またはそれ以上)までの数字がデザインを決め、販売レンジを決めるのだ。
新旧はMark+数字という形で、DSC-RXやα系のデジカメと同じような売り方をするのだ。これをやって、次のMarkが出ても1年~2年ぐらい併売し、併売が終わってから2年ぐらいで保守を終わらせるようにすると、他社より相対保守が長くなり、最初は苦しくても後々、急速にシェアを伸ばすだろう。もし、併売が無理で、世代交代は次の機種がでてすぐだとしても、Xperia 1と1Mark2は同じデザインで、Xperia 2 として発表されると、デザインが変わるみたいな製品販売なら、3世代目辺りまでに評価は徐々に上がって来ると思われる。安心感が出てくるからだ。

最近はスマホのデザインも大きく変わらなくなったので、もしかするとそれを狙って命名規則を変えたのかも知れない。最初は分からないが、スマホのデザインが大きく変わらなくなった今、これから先を考えるとこれは武器になるかもしれない。

そうだったとしたら、少し楽しみだ。何せ、Xperia 1 そのままで中身だけを変えたMark 2とXperia 2というXZ1/XZsのような機種を出してもよい。Xperia 3というXperia Z4/Z5 Premiumのような製品を出しつつ、Xperia 1の後継や、5の後継を出してもよい。
筐体のシャーシが同じで1年か2年置きに後継を入れ替え、その間は併売することも出来るようになれば、消費者そちらに流れてくれるかもしれない。



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