「macOS Catalina」、10月4日にリリースか……10.15とX世代では16番目のリリース。

macOS Catalinaが来月初旬にリリースされるとCNETが書いている。実際にはどうなるか分からないが、16番目のリリースと考えると、10(NeXTSTEPベース)になってから、長い月日が経ったんだなと思う。当時は、思い切ったなと思ったが、あれがAppleが復活を決めるOSになり、今では16世代目にまで達しているのだから凄い。

ちなみに、2001年の初代から、16番目のリリースまで18年と6ヶ月~7ヶ月ぐらい経過することになる。だいたい1年に1つリリースしてきた計算だ。この発表サイクルもMacOS X~macOS Catalinaまで安定して評価される理由になったのだろう。

ちなみに、どこそかの窓OSは2015年に登場して4年で既に8世代※1に突入しており、来月か再来月にも9世代目に入るだろう。
ウィルスとかを心配するより通常のアップデートさえも不安定すぎて……恐ろしさも既になく、Windows10などそんなものという感覚になっている自分の感性の麻痺が恐ろしい。

※1 開発コードで記載するとTH1→TH2→RS1→RS2→RS3→RS4→RS5→19H1→間もなく19H2

閑話休題。

今回のアップグレードでは、iTunesが無くなる予定だ。そして、MUSIC App(アプリ)に統一される予定である。
また、iPadOSと共通化された新しい開発プラットフォームCatalystと呼ばれるツールが追加される。某、赤いビデオカード(AMD/ATI)の昔のドライバー名と同じだが、このCatalystは、触媒等の意味があるので、結構同名称のツールやソフトは多い。紛らわしいので、もうちょっとひねれば良いのにと思うのはきっと私だけだろう。

他にもいろいろあるが、一つ面白い点としてWindowsが採用しているWIMbootイメージと同じような機構も本格的に採用するようだ。いわゆるシステムボリュームを分離して、別ボリュームに配置し、ポインターを作業ドライブ内に置くというそれだ。
あとは、64bitアプリしか動かなくなる。32bitで開発されているソフトは正式にサポートから外れるわけだ。


Windowsで32bitアプリケーションが廃止されることは当分ないだろうが、macOSがボンボンバンバン切っていくのが潔い。一方で、だから、ビジネス向けとしての販路はなかなか取れないのだろう。この思い切りの良さは、評価に値する一方で良すぎるのも珠に傷である。

尚、
10.13のHigh Sierraは来年秋(2020年9月)まで、
10.14のmacOS Mojaveはたぶん再来年まで保守が続くはずなので、32bitアプリが必要な人はそれまでは過去のバージョンを使えば安心して使えるはずだ。


今回のバージョンアップは、ダークモード(10.14の新機能)のような見栄えを大きく変える新機能がある訳でもないので導入を急ぐ物でも無さそうだ。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック