Android QからQが消えて10へ。お菓子な呼称廃止……そろそろ出てくる?

ケータイWatchの記事である。Android 10からQで始めるお菓子の呼称を付けるのを止めるそうだ。理由は、世界でメジャーなお菓子の名前とは限らないものが使われてしまうこともあるためのようだ。日本で言えば、Petit Four(1.1)、Froyo(2.2)、Lollipop(5.x)、Nougat(7.x)など、お菓子として当たり前の英単語でも、日本では別の言葉があって使われないものと、日本では馴染みのないもがある。

だから、バージョン番号で呼ばれることも増えてきて、ちょうどキリ番(区切り、境目番号)となる10で終了となるようだ。
今後は、バージョン番号の10だけが使われ次は、10.1か11といった数字だけになるようだ。

まあ、Q、R、S、T、U、V、W、X、Y、Zまでしかないことを考えると、Zまで言った時どうするのというのと、R、SやTなら、まだ見つけやすいだろうが、Uより後になっていくと世界的に知名度があるお菓子の名前を探すのが困難だろう。

そう考えると、この節目に終えるのは妥当である。

<Q名称でセキュリティリリース>

尚、Android Q(10)は先行セキュリティリリース(アップデートセキュリティレベルは9月1日だが、8月20日-21日付けで情報提供)も公開している。
これで、正常ならたぶんAndroid 10正式版として発表されるだろう。

今回は、過去の2世代に比べると少しRTMのリリース回数が増えていたので、想定よりは多少遅れているように見える。
そして、セキュリティリリースのレベルが9月ということは、9月にずれ込んで正式版にする可能性も考慮しているのだろう。

一番大事なのは新機能よりも、安定しているかどうかであり、ARTを初採用して期待されたにもかかわらず地雷だったAndroid 5.0.0 Lolipopのようになっては不味い。まあ、急がず確実に調整して欲しいが、AOSPのメンバーである企業の多くはIFA(9月6日~11日、現地時間)までにはデモ用にこれの完成版が欲しいはずなので、来週か、9月最初の平日(2日)までには正式発表したいはずだ。まあ、よほど不具合がなければだが……。

尚、Appleも同時期にイベントを予定しているとされるが、IFAにはたぶん重ねないだろう。

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