7月の世界気温、観測史上最高を更新 海氷面積は過去最少に……加速し始めた温暖化。
CNNの記事である。過去5年間の気温がベスト5に入っているとなると、寒冷化説は完全に否定されるだろう。
もし、太陽活動が低下して、寒冷化している中で、このレベルなんてことになったらむしろ、元の状態に戻ったときに人類や地表の生き物は多くが死に絶える恐れがある。それほど、不味い状況になっている。
<平均16.6度>
20世紀の平均から0.9度上がり、この5年の気温が過去ベスト5に入ると言うことは、この5年の7月平均はたぶん16度台なのだろう。
これが示すのは、気温上昇の加速期に入った可能性が高いということだ。自然による収受が釣り合わなくなったと考えると、これは大変深刻な事態に近づいている。ちなみに、記事中には一昨年に過去最高を記録して2年ぶりということも書かれている。
もし、来年か、再来年も過去最高を記録するなら、経済活動を抑え込むことと、森林、海藻や植物プランクトンの保護などをすぐに進めないと、不味い事態になるだろう。国連などが示している気温上昇の指標が一気に崩れて今後急速に気温が上昇する恐れもある。
<熱波という災害>
これは、日本に限ったことでは無い。欧州でも日本が冬になっている時期のオセアニア(豪州、ニュージーランドなど)でも、北米でも南米でも言えることだ。40度を超す気温が年に1度は観測され始めた今、昔なら熱波と呼ばれた猛暑で死ぬ人は多い。
そして、熱波が起きるほど暑くなると、台風や豪雨の規模も大きくなる。気温が上がると、飽和水蒸気が増え上昇気流が増すため、雨量が増えるからだ。この数年、日本では梅雨と秋雨、台風で必ず大きな被害が発生するようになったが、これが日本だけではなく世界で起きる傾向にあるのも、そのせいだ。
冬に暖かい日も増えているし、逆に一部地域で極寒冷化が起きるのも、この影響だ。これを見て、一部の寒冷化説を唱える人々が、冬場に活発化するが実際には冬場に全世界が冷えているわけではない。南半球は猛烈に暑いし、北半球も温暖化の影響で一部に極端に寒気が留まることが増え、それ故に低気圧が出来ると豪雪になるだけで、全体の気温は上がり始めている。
即ち、一部の冬場の寒冷も熱波も温暖化の影響になるわけだ。
<それでも……抜本的な対策はない>
しかし、これに対して人類は抜本的な対策を持っているかというと全く持っていない。何故持っていないのか?それは、単純だ。もし、この温暖化を止めるとしたら、経済活動の多くを止めるしかないからだ。具体的には燃料の利用を止める。自動車などの車両を使わない。電気の利用も含めて大幅に減らすか廃止していくしかない。ただ、完全になくすと森を切り開く人が増えるので、生活の最小に留めることになるだろう。食料は海外輸入などを止めて、地産地消かを急ぎ、水道を廃止して、井戸や川の水を利用するみたいな生活も必要になるかもしれない。
そこまですれば、数年で改善するかも知れない。そして、それをやると世界の人口は、たった数年で1/10~1/100ぐらいまで減るかもしれない。何せ、日本を見てもそうだが、飼料も含めた食料は海外依存度が、7割を超え、8割ぐらいあるはずだ。それを考えると、日本でも1割ぐらいしか生き残れない恐れもある。全ては産業革命によって量産出来るようになったり、融通できるようになったものである。
手で稲刈りをする人は、少ないだろうし、日本のような島国に隣国から手こぎボートや帆船で食料を運ぶなどすると、生活に必要な食べ物などの量は減っていく。即ち、止められないわけだ。
<自然も、経済も、社会成長も厳しい時代>
科学力が世界を発展させると19世紀から20世紀は信じられてきたが、21世紀は理想の社会からは遠のき始めている。
新規技術開発は、年々微細化や高度化が進み、小さな差を示すだけでも、容易な投資額ではなく、膨大な時間と金が必要なほどになった。
人類全体の人口は増えているが、人口が増えていくのは、高度な教育を受けている人ではなく、貧困国で教育も不十分な人々、飢餓状態の人が多い。それらが、社会発展の恩恵をもし受けるようになっても、彼らはそこの大きな環境問題があることを知らないため、無秩序に環境破壊をする。
それを、世界経済は望んでも、仕事を得なければ高度な教育を受けた我々は、お金を稼げず生活が出来ない。
そこに、温暖化などに伴う自然災害の増加がやってくる。さらに、富の再分配能力が激減し、貧富の差も拡大すると、秩序も低下する。
この状況は、温暖化を止められるような科学発展が望める状況ではないことを示している。
先人のツケを払うのは、今の我々だが、その我々も結局対処が出来ず、次の世代に持ち越すことになる恐れが高いこの問題は、いつか解決できるのだろうか?これが温暖化ではなく、ただの杞憂に留まる事態なら本当に良いが……そうではない可能性が高まる中で、我々は、果たしてどうすれば、持続的に暮らしていけるのか?
社会や経済の形そのものを経済競争時代から別の環境共存を目指す方向にシフトさせねばならない時代が近づいているのかも知れない。
それが出来なければ、途方もなく大きな災害で、世界のサプライチェーン(製造業にかかわらず、食品の生産なども含む)が回らなくなり、経済が立ち行かなくなる日がくるなんてことも、既にSFの物語ではなく現実に近づいている可能性も考えねばならない。
正直、これ以上暑くなるとどこかの鍾乳洞に引っ越したくなる。エアコンがないと溶けてしまいそうだ。
まあ、夏が暑いとキンキンに冷えたビールやかき氷などは美味いのだが……。

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