アップル、ついに「HomePod」を今夏発売。32,800円……今更では?
AV Watchの記事である。遂にとは「長い時間やさまざまな経過を経て、ある結果に達すること」である。
今更とは「時機を失した今、新たに事を始めてももう遅いという気持ちを示す」のである。今頃になってぐらいの遅さだ。
<今更感が半端ない>
個人的な話だが、Home Podはもう日本でも売り出していると思いこんでいた。
何せ、比較記事を書いたのは2017年10月6日のこと(米国でも発売前)である。しかし、よくよく思い出してみると確かに発売の記事は書いていない。
じゃあ、最近書いた記事はなんだっけと考えると……米国等で売れないから値下げしたという記事だった。
即ちそれでも、売れなくなってきたので日本等で新製品(一応米国などでの値下げ後の価格相当)として発売しちゃおうという、GoogleのWi-FiやらGoogleのChromeやら、MicrosoftのSurface製品で見たことがある景色と重なってしまった。最近、日本は金持ちのお馬鹿さんが多いとGAFMAに思われているんじゃないか?と考えるようになった。型落ちだったり、半周遅れぐらいに少し遅れて出てくるものを、こぞって買う人や、企業が結構多いからだ。
まあ、Amazonの製品は日本の方が安いケースもあるが(これはAmazonがEC会社で安いことサービスインするなら最新であることが重要とみているからだろう)、MicrosoftやApple、Googleは日本で結構酷い商売をしている。なのに、日本企業や個人は、質の割に価格が高い製品を結構買ってくれる。なまじ金があるから、製品の世代や価格に見合った投資コストよりブランド「嗜好」が高い訳だ。
それが、昔は日本の中で回っていたが今は、米国企業である。
その新たな1ページがHomePodで開かれるかどうかになる。何せ、2018年2月9日に発売されて、1年半(執筆時点で1年5ヶ月と31日)も経過している。例えば来月発売なら約1年7ヶ月になる。これは、ハイテク製品市場では後継が出ていないから、現行世代扱いだが、普通に考えるとこの冬にでも2世代落ち相当が出てきてもおかしくない。後継を出せるほど、売れている(元が取れている)と仮定しての話だが……。
これは、流石に、日本でiPhoneをスマホの国民機にまでしたメーカーといえど、遂にではなく、今更であろう。まだ、世界で今も沢山売れているなら、ついにでも良いが、今年既に販売市場(米、英、豪州)では値下げしている中では、遅すぎると言える。
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