元妻が住む家のエアコンを遠隔操作で嫌がらせ……大事なこと。

ITmediaの記事である。これは良質な記事である。離婚したら、家族が出て行ったらその家族も知っていたパスワードは変更しましょうというものだ。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1906/03/news017.html


<家庭だけじゃない>


上記のITmediaの記事は、元家族がエアコンが外部から制御出来るかどうかを知っているかどうかや、パスワードの変更の仕方を知っているかどうかなど、いろいろ前提条件を知るか知らないかの部分も、重要になる。

結構、この手の設定方法は説明書を読まない人は知らないケースが多いからだ。知っている人には、簡単でも知らない人には分からない。故障なのではと思うこともあるだろう。

ただ、これは個人や家庭に限らないということだ。

例えば、私もある組織のあるサーバー室に入るパスワードを朧気に覚えている。管理者だったからだ。
既に、そこからは離れて数年経つのだが、今も変わっていないじゃないだろうか?まあ、入るつもりもないしこのまま忘れていくだろう。

ただ、そういう組織は日本にも世界にも沢山あるのが現実だ。折角セキュリティキーでガードしていても、後任者に変わった後にそのキーは変わらないなんて、笑えないが、変更するといろいろ大変なので多くの組織は変えなかったり、分かり易いキーを使うのだ。そして、誰もそれを悪用しないから、それで安全だと思うのである。

それが、何らかの恨みなどを持っている人などによって崩れた時に事件が起きる。

最近は徐々にそれも変わりつつあるが、全体が変わっていくには、事件が起きるしかないという、悲しい性はどこにでもある。世の中、セキュリティに掛けるコスト(煩わしさ)を考えると、嫌がる人は結構いるものだ。


まあ、この記事では、個人での話に限定しているが、組織でも個別のセキュリティ機器で共有のパスワードがあり、それを知った人間が辞めていくことはある。それがあった場合には、その都度パスワードを変えるように心がけ、マニュアル化することは大事だろう。




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