OPPO、スマホ/タブレットで10倍光学ズーム技術も視野か?……90度ミラー屈折反射を利用。

ASCIIの記事である。HuaweiといいOPPOといい、スマホ関連で開発している技術は既に世界最先端であることが良く分かる内容である。日本メーカーが事業撤退などの結果手放したのがこっちに流れたのだろう。実際に、日本に限らず先進国企業は中国に工場を沢山持っているし、持っていた。その技術が徐々に流れ、それが昇華した結果が今なのかも知れない。

技術というのはそういうものだ。後は、如何に売れる製品に仕上げるかである。
http://ascii.jp/elem/000/001/801/1801071/?topnew=6

OPPOの上記の技術はなかなかアイデアが良い。いわゆる昔のフィルム一眼レンズなどが採用していた分光反射の応用だろう。この技術を使えばカメラ部が多少厚くなるもののそれでも、比較的薄い筐体のインナーズームで高倍率のズーム機構を実装できるからだ。

そして、この技術には他の可能性もある。ズームレスでプリズム分光を行い3板式の3や4CMOSスマホ(RGBセンサー)なども開発出来るかも知れない。これが出来れば、本当にデジカメやカムコーダーが駆逐されかねない。中華系メーカーは世界規模でデジカメ単体の事業をやっている企業が少ないため、恐ろしい製品を出してくる可能性も大いにある。

まあ、そうはいっても画像を見る限り、筐体の厚さは今までの1.5倍~2倍になると考えられる。このサイズだと、センサーもたぶん1/2.3インチ以上(予想するに1/3.2ぐらいかな?)には出来ないと考えられる。そう考えると、玄人が納得するような製品にはならないと予想される。(問題があるとすれば、一般のスマホ好きはそんなの関係ねーと選ぶことぐらいである)


<ディスプレー内蔵の光学指紋認証センサーもアップグレード>

ディスプレイ内蔵の指紋センサーは現在どのメーカーもClear IDと呼ばれるSynaptics社の技術を使っているが、これがその後継技術なのか、OPPO単体で開発したものかは分からない。少なくとも、まだSynapticsはこの技術を発表していないからだ。MWCで共同発表するのかも知れない。

指2本での認証が出来、さらに認証範囲が広がるというのは凄いといえる。正直、ディスプレイ内蔵型は運用性という点で考えると、価値がなかったためだ。一番良いのは、ソニーがXZ1まで採用していて、XZ4で復活することが見込まれている電源ボタン内蔵型の指紋センサーである。何故なのかというと、結局、スリープ解除時には電源をタップするからだ。

しかし、ディスプレイ内蔵ならタッチエフェクトなどが設定出来るため、玄人受けする。
その代わり、画面を見ていないと操作は出来ないかもしれない。そこがネックだったのだが、認証範囲が広がれば、おおよその場所でタップすれば良いため、そういう問題は減るだろう。

着実に問題を潰していく辺りは好感できる。


<政治的な好き嫌いより技術が大事>

それは、盗んで作られたなどと言う人もいるが、例えそうであったとしても、今最先端の技術は最先端の技術である。盗まれて昇華された後に、うちの技術がベースだったというのは知的財産権訴訟でお金を得るつもりならその限りではない。しかし、自分達が元々リードしていた技術を使われて、それをさらに上にされたことを妬むなら、まず、アドバンテージがあったはずなのに、何故抜かれたのかを考えた方が良い。

これは、ウサギとカメのお話と似ている。ウサギが寝ている間に亀が追い抜くのだ。その寝ている側にいるのが日本や欧米だと考えると、我々の考えは変わるはずだ。日本企業というより、日本人にしろ欧米人にしろ、抜かれたら抜き返すぐらいの新しい開発をする(アイデアを見いだし続ける)必要がある。

それが、出来なければ、中国が衰退してもこの後ろにはインドが控えている。先進国はこの知的財産権を先に持っていたのに、何故という苦悩を続けることになるかもしれない。














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この記事へのコメント

Keno
2019年03月10日 12:17
好き嫌いじゃなくて犯罪。犯罪ありきの競争を是とするのは狂ってますよ

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