Android 6.0の保守も終了か?2018年9月保守はなし。
Androidのセキュリティアップデート情報(2018年9月版)がAOSPに公開されたが、今回Android 6.0.x系の更新がなかった。manifest dateはCTS更新に2018年8月14日があるので今月の更新が来月の頭までに出るかどうかと、来月SECアップデートがあるかによって、保守終了かどうかを決めようと思う。
サポート日数は凡そ1060日ほどで終わることになるのかも知れない。
今年末ぐらいまでやると思っていたが、予想より短い流れになりそうだ。ただ、これで保守期間が分かり易くなるかもしれない。
<ここで保守が終わるなら、今後の保守フェーズは過去2世代までか?>
以下にいつもの表を掲載しているが、昨年~今年にかけて、Android 4.4.4の保守を2017年10月で、5.1.1の保守を2018年3月に終わらせている。もし、Android 6.0と6.0.1の保守を先月で完了させるなら、昨年からの1年でAOSPは3つのメジャーバージョンを一気に終了させたことになる。
これは、2015年(2014年12月)の指針変更依頼最大の打ち切りを行った1年となりそうだ。
そして、これで来年Android 7.x.xも次のAndroid 10.0または9.1登場の翌月から保守を終えるなら、保守フェーズは概ね3年となり、2世代前までに定まると考えられる。そうなれば保守のサイクルも分かり易く買替えの目処も立ちやすいだろう。
元々Android 6.0系は2019年の夏までは残らないという話は以前からあったので、少し予想より(私は今年12月~来年3月までだと思っていた)早かっただけでもある。
<Android 6.0利用者は次のハードへの移行準備を>
まあ、セキュリティ攻撃をすぐに受けることはないと思いたいが、最近は攻撃が増えているので、6.0をメインに常用している人は、Android 7.0以上へのアップデートが出来るかどうかを確認した後、出来るならアップデートをすること。出来ないなら、買替えを検討するのが良いだろう。Androidをスタンドアロンで使うことはあまりないので、(私は4.0モデルをカメラ代わりにスタンドアロンで使っているが)早めにお金を貯めて買い換えるのがベストだろう。
一方で、未だに格安タブレットなどで6.0モデルが出回っているが、あれはもう買わない方が良いだろう。CTSの更新が止まれば、対応アプリケーションソフトも減って行くからだ。安物買いの銭失いにならないように心がけた方が良い。
<Android 9.0はR3からR8へ>
AndroidのRelease manifestはRTMではR3だったが、たった1ヶ月でR8まで上がっている。今は、対応範囲の拡大と安定のための修正と機能追加が活発に行われているようだ。気になるのは、保守ビルドが登場するかどうかだろう。これまでの経験では、0.1刻みのマイナービルドかまたは0.0.1刻みの保守ビルドが必ず1つは登場していたが、9.0世代で登場するかどうかはまだ分からない。
1つぐらいは出るだろうと私は踏んでいるが、それが登場せずにAndroid Qへと繋がるようだと、後ろに付く呼称世代では、Android 1.6 Donut以来(2009年9月登場)、9年ぶりとなる。いや、厳密にはドーナッツは1ヶ月でエクレア(2.0)に変わったので……。
あの頃のビルドバージョンは整合性もなくグチャグチャで且つ、開発プロジェクトが乱立し、更新サイクルが早かったのである。だから、純粋に今の開発サイクルだと初となるだろう。
まあ、私が予想するにこの6.0の終了を機に、9.0.xの保守ビルド刻みはやらなくなるのではないかと、私は思っている。何せ下手にそれをやると、保守に手間(お金、人の労力)が掛かるようになるからだ。実際に、アップデートの仕組みなどにてこ入れを進めた8.x世代はマイナービルド更新こそしたが、保守ビルドでの修正は掛けていないからだ。たぶんよほどの不具合でも亡い限りやりたくはないはずだ。
尚、最初にも書いたが本当にAOSPにおいてAndroid 6.0のセキュリティ保守が終わっているのかは、来月を見ないと分からない。一ヶ月開けて投入してくる可能性も、無きにしも非ずだからだ。ただ、大抵の場合最新のバージョンで起きている脆弱性問題の一部は、過去のバージョンでも存在しある程度共通のパッチが適応できる事が多い。だから、8月いっぱいだった可能性が今のところ高いだろう。
また、当該の更新は全てのAndroid端末で毎月行われる訳では無い。GoogleのNEXUSとPixelでは行われるが、それ以外はメーカーのOTA要件によるので、注意して欲しい。6.0や7.x、8.xでも導入からずっとセキュリティパッチがアップデートで降りてこない環境(通常はサイクルが長くても半年に1度は更新されるはず)なら、そのメーカーの端末は早めに手放した方が良いだろう。
サポート日数は凡そ1060日ほどで終わることになるのかも知れない。
今年末ぐらいまでやると思っていたが、予想より短い流れになりそうだ。ただ、これで保守期間が分かり易くなるかもしれない。
<ここで保守が終わるなら、今後の保守フェーズは過去2世代までか?>
以下にいつもの表を掲載しているが、昨年~今年にかけて、Android 4.4.4の保守を2017年10月で、5.1.1の保守を2018年3月に終わらせている。もし、Android 6.0と6.0.1の保守を先月で完了させるなら、昨年からの1年でAOSPは3つのメジャーバージョンを一気に終了させたことになる。
これは、2015年(2014年12月)の指針変更依頼最大の打ち切りを行った1年となりそうだ。
そして、これで来年Android 7.x.xも次のAndroid 10.0または9.1登場の翌月から保守を終えるなら、保守フェーズは概ね3年となり、2世代前までに定まると考えられる。そうなれば保守のサイクルも分かり易く買替えの目処も立ちやすいだろう。
元々Android 6.0系は2019年の夏までは残らないという話は以前からあったので、少し予想より(私は今年12月~来年3月までだと思っていた)早かっただけでもある。
<Android 6.0利用者は次のハードへの移行準備を>
まあ、セキュリティ攻撃をすぐに受けることはないと思いたいが、最近は攻撃が増えているので、6.0をメインに常用している人は、Android 7.0以上へのアップデートが出来るかどうかを確認した後、出来るならアップデートをすること。出来ないなら、買替えを検討するのが良いだろう。Androidをスタンドアロンで使うことはあまりないので、(私は4.0モデルをカメラ代わりにスタンドアロンで使っているが)早めにお金を貯めて買い換えるのがベストだろう。
一方で、未だに格安タブレットなどで6.0モデルが出回っているが、あれはもう買わない方が良いだろう。CTSの更新が止まれば、対応アプリケーションソフトも減って行くからだ。安物買いの銭失いにならないように心がけた方が良い。
<Android 9.0はR3からR8へ>
AndroidのRelease manifestはRTMではR3だったが、たった1ヶ月でR8まで上がっている。今は、対応範囲の拡大と安定のための修正と機能追加が活発に行われているようだ。気になるのは、保守ビルドが登場するかどうかだろう。これまでの経験では、0.1刻みのマイナービルドかまたは0.0.1刻みの保守ビルドが必ず1つは登場していたが、9.0世代で登場するかどうかはまだ分からない。
1つぐらいは出るだろうと私は踏んでいるが、それが登場せずにAndroid Qへと繋がるようだと、後ろに付く呼称世代では、Android 1.6 Donut以来(2009年9月登場)、9年ぶりとなる。いや、厳密にはドーナッツは1ヶ月でエクレア(2.0)に変わったので……。
あの頃のビルドバージョンは整合性もなくグチャグチャで且つ、開発プロジェクトが乱立し、更新サイクルが早かったのである。だから、純粋に今の開発サイクルだと初となるだろう。
まあ、私が予想するにこの6.0の終了を機に、9.0.xの保守ビルド刻みはやらなくなるのではないかと、私は思っている。何せ下手にそれをやると、保守に手間(お金、人の労力)が掛かるようになるからだ。実際に、アップデートの仕組みなどにてこ入れを進めた8.x世代はマイナービルド更新こそしたが、保守ビルドでの修正は掛けていないからだ。たぶんよほどの不具合でも亡い限りやりたくはないはずだ。
尚、最初にも書いたが本当にAOSPにおいてAndroid 6.0のセキュリティ保守が終わっているのかは、来月を見ないと分からない。一ヶ月開けて投入してくる可能性も、無きにしも非ずだからだ。ただ、大抵の場合最新のバージョンで起きている脆弱性問題の一部は、過去のバージョンでも存在しある程度共通のパッチが適応できる事が多い。だから、8月いっぱいだった可能性が今のところ高いだろう。
また、当該の更新は全てのAndroid端末で毎月行われる訳では無い。GoogleのNEXUSとPixelでは行われるが、それ以外はメーカーのOTA要件によるので、注意して欲しい。6.0や7.x、8.xでも導入からずっとセキュリティパッチがアップデートで降りてこない環境(通常はサイクルが長くても半年に1度は更新されるはず)なら、そのメーカーの端末は早めに手放した方が良いだろう。
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