スマートスピーカー時代突入……4社で売れるのはどれか?簡単な比較表。
LINEのClova WAVE、GoogleのGoogle Home、AmazonのEchoさらには、AppleのHomePodのいずれが普及するのかを考えると、LINEのClova WAVEは相当厳しいだろう。何せ、この製品どう考えてもLINEの利用者と日本人しか狙っていないような気がする。下手をすれば、最後発になるであろうHomePodにも抜かれる可能性がある。
まあ、Clovaのマイナス点は、テスト販売(先行レビュー)が延期され、商品の正式出荷もよりによってGoogleやAmazonが本格参入を発表するタイミングになったことだろう。当初の予定では、国内にこういう競合が出る前に出したかったのだろうと予測出来る。ただ、これがマイナスとは限らない。全社がほぼ同じ時期ということは、逆に言えば一緒に買って並べて試そうという人もいるわけで、完成度が高ければ一気に売れるだろう。
上記を見て言えるのは、Appleは純粋にスマートスピーカーのスピーカーに重点を置いているということだ。
そして、一部の情報を調べた限り、これ価格が他社より2倍ぐらい高くなるのではないかと、予想されている。まあ、ブランド力のあるApple製品で且つ、CPUなどの性能も他より格上(Clovaは分からないが)である。当然と言えば当然だろう。後は、日本では利用者が多くてSiriもそれなりに優秀だが、ナチュラルインターフェースの性能がどの程度あるかだろう。
まあ、この製品は他の製品と比べるとちょっと毛色が異なる。どちらかというと高級なスピーカーであり、それに音声認識コマンダーが搭載されている印象だろう。この辺りがAppleらしい。
ちなみに、多くの人はスマートスピーカーと言えばGoogle Homeを考えるかもしれないが、スマートスピーカーで現在最も強い(凄い)とされるのは、Amazon EchoのAlexaである。これは、Amazonの通販サービスとの連携があるという強みが、受けているのだが、それだけではなくそもそもEchoは種類が増えており、設置する場所に合わせたバリエーションが豊富であることも影響する。その上、自動車会社などでも採用が決まり、他社の家電製品でも使えるという先駆者故の強みがある。
また、ナチュラルインターフェースもAmazonだけの商品やサービスに特化しているわけではない。例えば日頃は、Spotifyのサービスを使っているなら、そちらに飛んでくれるといった具合で、ユーザーの趣向に合わせて成長してくれることが、海外では受けているようだ。
こういう点を考えると、Google Homeが日本で先行したくなる理由も見えてくる。Echoが出る前に要は、足場固めを急ぐのだ。Google Homeは元々がAssistant(Google Now)のスピーカー版に相当する。そのため、価格が安さが売りとなる。
<選ぶならどれか?>
一般に、LINEというサービスに特化するならClovaは強いだろう。しかし、実績が今のところなく、未知数が多い。即ち、現状ではClovaが凄いとは言えないし、そもそもGoogle Homeが出るならこっちの方がよいだろう。理由は単純だ。自社他社を選ばずに、音楽でも映像でも出してくれるからだ。LINE限定したいなら別だが……。
Google Homeは、性能の割に安いという価格と、ブランド力の強さがある。後は、検索会社という安心感だろうか?AlexaやSiri、LINEのように何かのサービスを重点的にという可能性は低い。ただ、それが凄い有利な特徴とも言えないのが、マイナスにもプラスにも捉えられる。無味無臭ということだ。
本命は、たぶんEchoだろう。これが国内販売においていくらの値段で、どんな機種を何種類出すか?で一気にスマートスピーカーの覇者になる可能性もある。最後のHome Podはアップル好きとオーディオ好きには良いかもしれない。後は、iPhoneじゃないとなどの縛りがどこまであるかだろう。日本では、iPhone使いが多いので、売れるかもしれないが、こういう縛りがあると購買層を自ら狭めることにも繋がるので、難しい。
Amazonがここでも強いのは、結局は自社サービスへの囲い込みが緩やかだからだろう。例えばAmazon VideoやMusicしか検索できないスマートスピーカーならきっと売れなかったはずだ。しかし、そういった縛りを減らすことで、成功しているという訳である。ちなみに、これではAmazonにはマイナスではないかと思うかもしれないが、実はそうでもない。
検索した結果などを基に、Amazonで売るおすすめが変わり、商品が売れればプラスになる。Googleの広告ビジネスタイプとは違い直接消費者や問屋と商品を仲介できる強みは大きい。
それに対して、AppleとLINEはどちらかというと、自社サービスの囲い込み要素があるように見える。LINEは自社のLINE MUSICとセットでお安くなんてサービスまで初っぱなから始めたあたり、長い目で見て計画性があったのかという点で、疑問符が付く。音楽をセットにすれば、そのキャンペーンが終わったら売れなくなるからだ。
一方で、Appleはこの競争の最後に、間を取って上質感をアピールしそうである。Appleの強みは、自社ハードを持つこと。自社OSがあること。自社のクラウドとポータルがあることだ。LINEに足りないOSや自社CPUの要素が、上質感を演出する。
この辺りを考えると、勝つかどうかという戦いをするのは今のところAmazonとGoogleだろう。Appleはそことは少し違う路線に行きそうだ。
まあ、Clovaのマイナス点は、テスト販売(先行レビュー)が延期され、商品の正式出荷もよりによってGoogleやAmazonが本格参入を発表するタイミングになったことだろう。当初の予定では、国内にこういう競合が出る前に出したかったのだろうと予測出来る。ただ、これがマイナスとは限らない。全社がほぼ同じ時期ということは、逆に言えば一緒に買って並べて試そうという人もいるわけで、完成度が高ければ一気に売れるだろう。
製品名 | Clova WAVE | Google Home | Amazon Echo | HomePod |
開発メーカー | LINE Corp. | Google Inc. | Amazon.com, Inc. | Apple Inc. |
AI・エンジン | Clova | Assistant/Now | Alexa | Siri |
CPU (初代の製品) | 不明 | Marvell 88DE3006 | TI DM3725 | Apple Apple A8 |
RAM (初代の製品) | 不明 | 512MB | 1GB | 1GB? |
Storage | 不明 | 256MB | 4GB | 不明 |
検索エンジン | 分からない | Google/Amazon | Google/Apple | |
特徴的な機能 | LINEサービス検索 基本的にLINEを中心にサポートする。 | 基本的に汎用検索の全てを音声で行える。 | 同社商品検索が強みだが…。 汎用性はGoogle Homeより凄いかも…… | AirPlay2 Appleサービス検索 音声コマンド 液晶画面操作 |
ハードの特長 | CHAMPと FACEという派生あり。 | LEDイルミネーション Mini製品あり | シンプルなデザイン 派生多数あり | スピーカーらしい8スピーカー、6マイクシステムで高音質!。 液晶ディスプレイ |
総評 | 基本的にはLINE使い向けのスピーカーである。日本国内登場の発表一番乗りだったので、国内期待値は高いが、当初より開発が遅れたのが、これが吉と出るかそれとも……。 | Google Assistantをスピーカーにしたというと分かり易い。とにかく、認識性能の高さは折り紙付き。 Echoに出来ることはだいたい出来る。 | Alexaにより、柔軟なサービス検索、Webラジオ等の再生に対応。Web縦断方式でAmazon以外でも使えるのが特徴。 ちなみに、AIを売りにするスマートスピーカーの元祖である。 | オーディオに強みがあり、Apple Musicとの親和性が高い模様。 ブランド力と音質を武器に売り込む模様。 |
最初の登場 | 2017年10月5日 | 2016年11月4日 | 2014年11月 | 2017年12月 |
国内投入 | 同上 | 2017年10月6日 | 2017年中を予定 | 未定? |
価格 | 1万4000円 | 1万4000円 Miniは6000円 | 未定 | 未定 |
上記を見て言えるのは、Appleは純粋にスマートスピーカーのスピーカーに重点を置いているということだ。
そして、一部の情報を調べた限り、これ価格が他社より2倍ぐらい高くなるのではないかと、予想されている。まあ、ブランド力のあるApple製品で且つ、CPUなどの性能も他より格上(Clovaは分からないが)である。当然と言えば当然だろう。後は、日本では利用者が多くてSiriもそれなりに優秀だが、ナチュラルインターフェースの性能がどの程度あるかだろう。
まあ、この製品は他の製品と比べるとちょっと毛色が異なる。どちらかというと高級なスピーカーであり、それに音声認識コマンダーが搭載されている印象だろう。この辺りがAppleらしい。
ちなみに、多くの人はスマートスピーカーと言えばGoogle Homeを考えるかもしれないが、スマートスピーカーで現在最も強い(凄い)とされるのは、Amazon EchoのAlexaである。これは、Amazonの通販サービスとの連携があるという強みが、受けているのだが、それだけではなくそもそもEchoは種類が増えており、設置する場所に合わせたバリエーションが豊富であることも影響する。その上、自動車会社などでも採用が決まり、他社の家電製品でも使えるという先駆者故の強みがある。
また、ナチュラルインターフェースもAmazonだけの商品やサービスに特化しているわけではない。例えば日頃は、Spotifyのサービスを使っているなら、そちらに飛んでくれるといった具合で、ユーザーの趣向に合わせて成長してくれることが、海外では受けているようだ。
こういう点を考えると、Google Homeが日本で先行したくなる理由も見えてくる。Echoが出る前に要は、足場固めを急ぐのだ。Google Homeは元々がAssistant(Google Now)のスピーカー版に相当する。そのため、価格が安さが売りとなる。
<選ぶならどれか?>
一般に、LINEというサービスに特化するならClovaは強いだろう。しかし、実績が今のところなく、未知数が多い。即ち、現状ではClovaが凄いとは言えないし、そもそもGoogle Homeが出るならこっちの方がよいだろう。理由は単純だ。自社他社を選ばずに、音楽でも映像でも出してくれるからだ。LINE限定したいなら別だが……。
Google Homeは、性能の割に安いという価格と、ブランド力の強さがある。後は、検索会社という安心感だろうか?AlexaやSiri、LINEのように何かのサービスを重点的にという可能性は低い。ただ、それが凄い有利な特徴とも言えないのが、マイナスにもプラスにも捉えられる。無味無臭ということだ。
本命は、たぶんEchoだろう。これが国内販売においていくらの値段で、どんな機種を何種類出すか?で一気にスマートスピーカーの覇者になる可能性もある。最後のHome Podはアップル好きとオーディオ好きには良いかもしれない。後は、iPhoneじゃないとなどの縛りがどこまであるかだろう。日本では、iPhone使いが多いので、売れるかもしれないが、こういう縛りがあると購買層を自ら狭めることにも繋がるので、難しい。
Amazonがここでも強いのは、結局は自社サービスへの囲い込みが緩やかだからだろう。例えばAmazon VideoやMusicしか検索できないスマートスピーカーならきっと売れなかったはずだ。しかし、そういった縛りを減らすことで、成功しているという訳である。ちなみに、これではAmazonにはマイナスではないかと思うかもしれないが、実はそうでもない。
検索した結果などを基に、Amazonで売るおすすめが変わり、商品が売れればプラスになる。Googleの広告ビジネスタイプとは違い直接消費者や問屋と商品を仲介できる強みは大きい。
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