Windows10 RS3(Fall Creators Update)で消える機能一覧。ペイントは?
日本時間では、一昨日~昨日にかけてRS3で削除される機能の一覧が発表された。
結構な数の機能が失われるか標準から外れるようだ。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4034825/features-that-are-removed-or-deprecated-in-windows-10-fall-creators-up
その内容を日本語で全て書いて行こうと思う。
赤字は完全に使えなくなるものだ。
まずは3D Builder app(3Dビルダー)である。
使っている人はそんなに多くないと思うが、プリインストールから削除される。ただし、これまで通りストアからのダウンロードは出来るそうだ。今後は、Paint 3Dを使うことを推奨している。(将来的に消えるかもね)
Apndatabase.xml
APNのデータベースファイルである。
これを使っている人は少ないと思うが、LTEなどに直接接続するPCを使っているとこれを利用している場合がある。
今後は、COSAに変更される。
以下の記事などを読んで設定した記憶があるなら、気をつけて欲しい。
http://ascii.jp/elem/000/000/965/965343/index-2.html
Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET)
これは、インストールしていてもブロックされ動作しなくなる。これを使って脆弱性緩和を行っている場合は、削除すること。尚、替わりのツールはWindows Defender Exploit Guard(有償保守/Windows10 Enterpriseに搭載されるAdvanced Treat Protectionの一機能)になる。個人の場合は、別途セキュリティソフトを購入するのがおすすめである。
IIS 6 Management Compatibility(互換性コンポーネント)
これは、他の代替スクリプトツール、またはIIS7.0より上のバージョンに移行することを推奨。使えない訳では無く非推奨。将来使えなくなる可能性があるということ。
IIS Digest Authentication(IIS認証機能)
代替認証方法を使用することを推奨。使えない訳では無く推奨しない。将来使えなくなる可能性があるということ。
Microsoft Paint(ペイント)
これは、標準添付(プリインストール)から除去される。今後機能は、3Dペイントで代替する見込み。
ストアから別途ダウンロード出来るため、完全に消えるわけでは無い。
3Dペイントは2Dで使うには、使い難いのでちょっと私的には困る。以下のような3Dを楽しむには良いのだが……
Outlook Express
これは、レガシーコードの互換性が無くなるため、使えなくなる模様。
今これを使っている人は、別のメーラーに移行することを推奨します。
無償ならMozilla Thunderbird辺りが良いかも。
有料なら、個人的にはShurikenかな。
念のために書いておきますが、Microsoft Officeシリーズに添付の、スケジュールとメール管理を行えるMicrosoft Office Outlookとは別物です。
Reader app (リーダーアプリ)
これは、ブラウザのMicrosoft Edgeに統合されるため廃止されます。基本的にはダウンロードしてインストールしていなければ、インストールされていないはずです。
Reading List(リーディングリスト)
これもEdgeに統合されます。使っている人は少ないと思うが……。
RSA/AES Encryption for IIS (IISのRSA/AES暗号化)
CNG暗号化を使うことを推奨します。廃止ではなく、非推奨となります。将来廃止される可能性があるということ。
Sync Your Settings(設定の同期)
バックグラウンド動作の構造が変わり、Enterprise State Roaming(Azure AD)と一般ユーザーのクラウドサーバーが統合されるらしい。同期機能が廃止されるわけではなく、MS側のバックエンド(クラウドサーバー)が人知れず変更されるということのようです。初期はトラブルがあるかもしれないので、こういう同期を活用しているユーザーは、Fallアップグレードを急がない方がよいかも。
Screen saver functionality in Themes
テーマにあるスクリーンセーバーが廃止されます。現在は、隠れ機能として生きていますけど。使う人は少ない。
私もPlus! for Windows XPを試したあのときだけ、使った限り。今後は、ロックスクリーンとかで勘弁してねということらしい。OLED(有機EL)端末は画面の電源を切る設定を使うと良いよ。
Syskey.exe
廃止されます。これはセキュリティとしての有効性がないため、廃止されます。現在、Syskeyを使って外部から暗号化をかけた端末は、Windows10 RS3やWindows Server 2016 RS3へのフィーチャーアップデートが行えなくなります。起動時に暗号化を使う場合は、BitLockerを使って暗号化してください。
https://support.microsoft.com/en-us/help/4025993/syskey-exe-utility-is-no-longer-supported-in-windows-10-rs3-and-window
System Image Backup (SIB) Solution(システムイメージのバックアップ)
推奨外にこれは落ちた模様。消える訳では無く、今後消える候補となったということ。
ユーザーは他のベンダーのフルディスクバックアップを使うことを推奨します。って、これ使っている人は、ちょーヤバくね?ってことで、EaseUS(家庭/個人のみフリー)辺りに移行することをおすすめする。
TCP Offload Engine
レガシーコードが削除され使えなくなります。
https://blogs.technet.microsoft.com/askpfeplat/2017/06/13/why-are-we-deprecating-network-performance-features-kb4014193/
Tile Data Layer
コマンド名廃止。Tile Storeに置き換えられます。
TLS RC4 Ciphers
標準では無効化されます。廃止されるわけではありませんが、推奨されません。今後のバージョンで削除される可能性があります。
https://docs.microsoft.com/en-us/windows-server/security/tls/tls-schannel-ssp-changes-in-windows-10-and-windows-server-2016
Trusted Platform Module (TPM) Owner Password Management
このレガシーコードは削除されます。(使えなくなります)
Trusted Platform Module (TPM): TPM.msc and TPM Remote Management
これから登場するリリースで新しいUIに変更される予定です。
Trusted Platform Module (TPM) Remote Management
このレガシーコードは今後のリリースで削除されます。(廃止が決定済み)RS3登場時点では削除されません。
Windows Hello for Business deployment that uses System Center Configuration Manager
Windows Server 2016 Active Directory Federation Servicesの方が良いからこっちを使いなベイビー。どうしても、使いたいならまだ使えるけど、推奨はしないからな。(将来のバージョンで削除される可能性があるということ)
Windows PowerShell 2.0
アプリとコンポーネントをPowerShell 5.0に移行してね。ちなみに、10には標準でPowerShell 5がインストールされていますので、そこで動くなら大丈夫です。
このような状況になっている。
まあ、まだ今後も増えたり減ったりするかもしれないが、現時点ではこうなっている。
ペイントが標準では削除されるというのは、ちょっと気になることだが、まあストアからダウンロードできるなら暫くは大丈夫だろう。有料化とか、完全に消えられると困るが、ペイント3Dでも2D処理を練習しておかねば……。正直、使い勝手が、3Dペイントとペイントではかなり違う……。確かに3Dペイントは面白いが、タッチインターフェースを使わずに、2Dで扱うにはかなり使い勝手が悪い。PC用のOSなら、全部タイルに変更しないで欲しいというのが、私の切実な願いである。何せ、UWPになると機能がチープになっていくものも多いからだ。
Groove Musicとか、いつかはWindows7や8時代のWindows Media Playerを超える程度の機能になるのだろうか?今のGrooveなど、一時期インストールしていたiTunesよりショボい。
そう考えると、UWPを本気で普及させるつもりなら、もう少し機能性にも力を入れろよということだ。PCでは、最低でも[alt]でショートカット名が出るぐらいにはなって欲しいな。(ちなみに、ペイント3Dは[Alt]+[F]を押した時のファイルメニュー表示<下図>には対応しているが、それ以外は……)
それから、気になるのは、システムイメージのバックアップ機能がサードパーティ推奨になることだろう。
NT BackupがXPまでで終わり、システムイメージベースのバックアップがVistaから搭載された。その後、Windows8以降からは、ひっそりと世代の変わったSIBが実装され、多くの人がWindowsの中でバックアップを完結させるようになったが、ここに来てこれはなかなかの方針だ。廃止されるわけでは無いが推奨外になったことで、今後消えるのかどうか……まあ、今はフリー(個人家庭のみフリー)でもEaseUSなどもあるので何とかなるのだが、これから、よりレガシー(Windows8以前のアプリケーションや仕様、Win32/64の添付アプリケーション)が消えて行く運びになるのは間違いない。
何となく、これが示しているのは組み込みOS(Windows10の次)への布石かな?などと思ってしまった。
ちなみに、インターネットを扱うだけなら(ネットに繋がないならChromebookはおすすめしない)、WindowsよりChromebookの方が今は重宝するかもしれない。ただ、これの欠点は、アプリケーションにカジュアルな(軽量な)ものしかないことだろう。ビジネスで使えるようなアプリがもう少し普及し、PC並のストレージ容量のハードが登場し、相応のアプリケーションも出回れば、今のWindowsイメージから考えると、結構Chromeに移る人や企業もいるかもしれない。
<イーザス様>
ご指摘の件について、ご指定の正規URLへと変更いたしました。
結構な数の機能が失われるか標準から外れるようだ。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4034825/features-that-are-removed-or-deprecated-in-windows-10-fall-creators-up
その内容を日本語で全て書いて行こうと思う。
赤字は完全に使えなくなるものだ。
まずは3D Builder app(3Dビルダー)である。
使っている人はそんなに多くないと思うが、プリインストールから削除される。ただし、これまで通りストアからのダウンロードは出来るそうだ。今後は、Paint 3Dを使うことを推奨している。(将来的に消えるかもね)
Apndatabase.xml
APNのデータベースファイルである。
これを使っている人は少ないと思うが、LTEなどに直接接続するPCを使っているとこれを利用している場合がある。
今後は、COSAに変更される。
以下の記事などを読んで設定した記憶があるなら、気をつけて欲しい。
http://ascii.jp/elem/000/000/965/965343/index-2.html
Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET)
これは、インストールしていてもブロックされ動作しなくなる。これを使って脆弱性緩和を行っている場合は、削除すること。尚、替わりのツールはWindows Defender Exploit Guard(有償保守/Windows10 Enterpriseに搭載されるAdvanced Treat Protectionの一機能)になる。個人の場合は、別途セキュリティソフトを購入するのがおすすめである。
IIS 6 Management Compatibility(互換性コンポーネント)
これは、他の代替スクリプトツール、またはIIS7.0より上のバージョンに移行することを推奨。使えない訳では無く非推奨。将来使えなくなる可能性があるということ。
IIS Digest Authentication(IIS認証機能)
代替認証方法を使用することを推奨。使えない訳では無く推奨しない。将来使えなくなる可能性があるということ。
Microsoft Paint(ペイント)
これは、標準添付(プリインストール)から除去される。今後機能は、3Dペイントで代替する見込み。
ストアから別途ダウンロード出来るため、完全に消えるわけでは無い。
3Dペイントは2Dで使うには、使い難いのでちょっと私的には困る。以下のような3Dを楽しむには良いのだが……
Outlook Express
これは、レガシーコードの互換性が無くなるため、使えなくなる模様。
今これを使っている人は、別のメーラーに移行することを推奨します。
無償ならMozilla Thunderbird辺りが良いかも。
有料なら、個人的にはShurikenかな。
念のために書いておきますが、Microsoft Officeシリーズに添付の、スケジュールとメール管理を行えるMicrosoft Office Outlookとは別物です。
Reader app (リーダーアプリ)
これは、ブラウザのMicrosoft Edgeに統合されるため廃止されます。基本的にはダウンロードしてインストールしていなければ、インストールされていないはずです。
Reading List(リーディングリスト)
これもEdgeに統合されます。使っている人は少ないと思うが……。
RSA/AES Encryption for IIS (IISのRSA/AES暗号化)
CNG暗号化を使うことを推奨します。廃止ではなく、非推奨となります。将来廃止される可能性があるということ。
Sync Your Settings(設定の同期)
バックグラウンド動作の構造が変わり、Enterprise State Roaming(Azure AD)と一般ユーザーのクラウドサーバーが統合されるらしい。同期機能が廃止されるわけではなく、MS側のバックエンド(クラウドサーバー)が人知れず変更されるということのようです。初期はトラブルがあるかもしれないので、こういう同期を活用しているユーザーは、Fallアップグレードを急がない方がよいかも。
Screen saver functionality in Themes
テーマにあるスクリーンセーバーが廃止されます。現在は、隠れ機能として生きていますけど。使う人は少ない。
私もPlus! for Windows XPを試したあのときだけ、使った限り。今後は、ロックスクリーンとかで勘弁してねということらしい。OLED(有機EL)端末は画面の電源を切る設定を使うと良いよ。
Syskey.exe
廃止されます。これはセキュリティとしての有効性がないため、廃止されます。現在、Syskeyを使って外部から暗号化をかけた端末は、Windows10 RS3やWindows Server 2016 RS3へのフィーチャーアップデートが行えなくなります。起動時に暗号化を使う場合は、BitLockerを使って暗号化してください。
https://support.microsoft.com/en-us/help/4025993/syskey-exe-utility-is-no-longer-supported-in-windows-10-rs3-and-window
System Image Backup (SIB) Solution(システムイメージのバックアップ)
推奨外にこれは落ちた模様。消える訳では無く、今後消える候補となったということ。
ユーザーは他のベンダーのフルディスクバックアップを使うことを推奨します。って、これ使っている人は、ちょーヤバくね?ってことで、EaseUS(家庭/個人のみフリー)辺りに移行することをおすすめする。
TCP Offload Engine
レガシーコードが削除され使えなくなります。
https://blogs.technet.microsoft.com/askpfeplat/2017/06/13/why-are-we-deprecating-network-performance-features-kb4014193/
Tile Data Layer
コマンド名廃止。Tile Storeに置き換えられます。
TLS RC4 Ciphers
標準では無効化されます。廃止されるわけではありませんが、推奨されません。今後のバージョンで削除される可能性があります。
https://docs.microsoft.com/en-us/windows-server/security/tls/tls-schannel-ssp-changes-in-windows-10-and-windows-server-2016
Trusted Platform Module (TPM) Owner Password Management
このレガシーコードは削除されます。(使えなくなります)
Trusted Platform Module (TPM): TPM.msc and TPM Remote Management
これから登場するリリースで新しいUIに変更される予定です。
Trusted Platform Module (TPM) Remote Management
このレガシーコードは今後のリリースで削除されます。(廃止が決定済み)RS3登場時点では削除されません。
Windows Hello for Business deployment that uses System Center Configuration Manager
Windows Server 2016 Active Directory Federation Servicesの方が良いからこっちを使いなベイビー。どうしても、使いたいならまだ使えるけど、推奨はしないからな。(将来のバージョンで削除される可能性があるということ)
Windows PowerShell 2.0
アプリとコンポーネントをPowerShell 5.0に移行してね。ちなみに、10には標準でPowerShell 5がインストールされていますので、そこで動くなら大丈夫です。
このような状況になっている。
まあ、まだ今後も増えたり減ったりするかもしれないが、現時点ではこうなっている。
ペイントが標準では削除されるというのは、ちょっと気になることだが、まあストアからダウンロードできるなら暫くは大丈夫だろう。有料化とか、完全に消えられると困るが、ペイント3Dでも2D処理を練習しておかねば……。正直、使い勝手が、3Dペイントとペイントではかなり違う……。確かに3Dペイントは面白いが、タッチインターフェースを使わずに、2Dで扱うにはかなり使い勝手が悪い。PC用のOSなら、全部タイルに変更しないで欲しいというのが、私の切実な願いである。何せ、UWPになると機能がチープになっていくものも多いからだ。
Groove Musicとか、いつかはWindows7や8時代のWindows Media Playerを超える程度の機能になるのだろうか?今のGrooveなど、一時期インストールしていたiTunesよりショボい。
そう考えると、UWPを本気で普及させるつもりなら、もう少し機能性にも力を入れろよということだ。PCでは、最低でも[alt]でショートカット名が出るぐらいにはなって欲しいな。(ちなみに、ペイント3Dは[Alt]+[F]を押した時のファイルメニュー表示<下図>には対応しているが、それ以外は……)
それから、気になるのは、システムイメージのバックアップ機能がサードパーティ推奨になることだろう。
NT BackupがXPまでで終わり、システムイメージベースのバックアップがVistaから搭載された。その後、Windows8以降からは、ひっそりと世代の変わったSIBが実装され、多くの人がWindowsの中でバックアップを完結させるようになったが、ここに来てこれはなかなかの方針だ。廃止されるわけでは無いが推奨外になったことで、今後消えるのかどうか……まあ、今はフリー(個人家庭のみフリー)でもEaseUSなどもあるので何とかなるのだが、これから、よりレガシー(Windows8以前のアプリケーションや仕様、Win32/64の添付アプリケーション)が消えて行く運びになるのは間違いない。
何となく、これが示しているのは組み込みOS(Windows10の次)への布石かな?などと思ってしまった。
ちなみに、インターネットを扱うだけなら(ネットに繋がないならChromebookはおすすめしない)、WindowsよりChromebookの方が今は重宝するかもしれない。ただ、これの欠点は、アプリケーションにカジュアルな(軽量な)ものしかないことだろう。ビジネスで使えるようなアプリがもう少し普及し、PC並のストレージ容量のハードが登場し、相応のアプリケーションも出回れば、今のWindowsイメージから考えると、結構Chromeに移る人や企業もいるかもしれない。
<イーザス様>
ご指摘の件について、ご指定の正規URLへと変更いたしました。
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この記事へのコメント
お世話になっております。EaseUS Softwareです。
突然のコメント、失礼致しました。
御サイトで弊社の製品をご紹介頂きまして感謝しています。
この記事を拝読した後、ちょっとお願いしたいことがございますが、宜しいでしょうか?
より詳しい内容をお読みになりたいユーザーのために、お手数ですが、記事中にEaseUS Todo Backup Freeの日本語公式ページをご追加頂けませんでしょうか?
https://jp.easeus.com/backup-software/free.html
お忙しい中ご無理申し上げまして大変恐縮でございますが、ご検討頂けば幸いに存じます。
どうぞよろしくお願い致します。