Windows10 RS2はメモリー3.5GB以上(4GB)から真価を発揮する?何故安定するのか?
わざわざ、Windows Blogにも通わなくなって久しいが、どうもWindows10 RS2のインサイダープレビュー(IP)ビルドが更新され、サービスホストを管理するsvchost.exeが独立タイプに変わったようだ。メモリが3.5GB以上になった場合に限り、その機能が働く。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1024231.html
実際に以下の図を見てもらえれば分かる。アップグデートが先に完了したのが、EN(英語)版だったので一方は英語になっているが、メモリ消費量がRS1(Anniversary Update)とRS2のTPビルド14942では3.3MBも増えているのが分かる。
このため、プロセスの読み込みに若干が時間が掛かる可能性と、メモリー容量が4GBぎりぎりの環境では、ちょっとWindows上で動作させるアプリケーションソフトの動作が既存のRS1より、遅くなるかもしれない。
まあ考え方として言えば、64bitの3GBメモリー環境と4GBの環境では空きメモリーの容量が同程度になるかもしれないという点は頭に入れておいた方がよいだろう。
ちなみに、これで安定性が増すという理由は何故か?要は、これまでは複数のコンポーネントが一つのサービス実行環境に同居していたことによるものだ。これは、Windows2000から搭載された機能である。それ以前のNT4.0では、それぞれのプログラムが独立して実行されていた。
何故、独立したプログラムを1つにまとめたのかというと、単純に同じコードを使う部分が多かったためである。用は、目的が同じなら、それを束ねて実行した方がメモリ容量も節約でき、動作も軽快になるという理由があった。当時のメインメモリの容量は一般には32MBから128MBと今の4GB~16GB(4096MB~16384MB)とは数百倍の差があったのだ。
NT4.0はそれでも、NT3.5系よりかなりDLLへの統合をしていたが、それでもまだアプリケーションソフトの開発などは、当時Windowsと言えば95/98と言われた時代に比べて、重くNT上で動くアプリケーションソフトの開発も進んでいなかった。そこで、打ち出したのが、svchostで一元管理し、同系統のサービス(常駐実行される基本的なプログラム群)を統合し、そしてメモリの節約と、開発コストの削減を図ろうとしたのが始まりである。
これは、これまで約17年間のPCを支えてきた。
ちなみに、Windows2000を見たことがないあなたのためにスプラッシュスクリーンを貼り付けておこう。一応、私がVMで使っている2000から取り出した。この白バックのWindowsロゴの方が私は好きである。今の黒に青のWindows旗マークは自己主張がなくて嫌いである。
ちなみに、タスクマネージャーは、WindowsXPより項目タブが少ない。
この統合によってメモリの節約とサービスの開発は進んだが、一方で失ったものがある。それは、安定性である。
いやWindows2000って9xからしたら凄く安定していた気がするよ?という人がいるだろうから、言っておくが、そもそも安定というのは、OSとしての安定ではない。サービスの安定性だ。
WindowsNT系で最も苦労するのは、サーバーなどを管理しているときに、ある特定のサービスが落ちるという問題が生じると、関連もしないようなプロセスも一緒にひっそりと落ちていることがあるという症状があることだ。
これは、家庭ではほとんど影響がない。おかしければ、再起動すれば済むし・・・サービスなど自分で起動する話でもないし、どれがどのように動いているかなど知らなくても、ネットはできるからだ。できなくなった時に、心配すればよい。しかし、これがビジネスやサーバーといった環境ならどうだろうか?
基本的に、サーバーの場合はサービス一つ一つが役割をもって動作しているケースが多い。たとえば、データベースに記録するためのエンジン、セキュリティを確保するためのソフトなどが必要なだけ実行されており、その一つでも止まれば、それで業務を提供できなくなるという障害になり得る。
上記に記載したサービスで言えば、Base Filter Engineが何らかのトラブルでsvchostの実行を妨げた場合、それに関連してWindows Firewallも一緒に巻き添えを食って止まるとしたら・・・もしも、それを利用してファイアウォールを張っていた場合、Base Filiterだけを起動して、仕事完了と思ったら、無防備になっている訳だ。
端的に言えば、そういうトラブルが結構あるのだ。今でも・・・。
それが、減少するかなくなるというのが、この改良である。ただし、その代わり重複して起動するプロセスが増える分、メモリーの消費量が多くなります。だから3.5GB以上のメモリを積んだ環境から対応するとしたのだ。
尚、一般の人がこれを見て、よいと思うかはこういうサービスで困った経験があるかどうかに依存する。即ち、たいていの人は、あまりこれに価値を見いだすとは思えない。むしろ、無駄メモリーの消費が増えて、快適性を損なうケースも実際にあり得る。まあ、Insider Previewの記事なので、開発者が多く技術者が多い。そういう人向けにアピールすると、そういう記事が出るわけだ。
<嫌みな言い方だが・・・心配>
ちなみに、安定性という点で真価を発揮すると、タイトルには書いたが本当に安定するかは、また別の問題である。3.5GB以上のメモリー搭載を認識して設定が変わるとしたら、RS1やTH2の傾向から考えると、複雑とはいえないが、何らかのスイッチを組み込んでいるはずだ。そのため、こういう思って改良が、実際にRS2のリリースの時にバグになる可能性もゼロではない。
実際に、Anniversary Updateでは痛い目を見たので、これぐらいは書いても罰は当たらないと私は思っている。
尚、3.5GB以上という辺りから見られるのは、中長期的にWindows10は32bitを切り離す準備に入っているということだろう。また、メモリ2GBや3GB環境も遠くない未来に切り離される可能性がある。最初からWindows10だった環境でも、RS1(Anniversary Update)では、ディスクの空き容量などの関係でうまくビルドアップできない例がいくつか生じていたが、なんとなく今のマ社の動きを見ていると、突如の切り捨てが始まりそうで怖い。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1024231.html
実際に以下の図を見てもらえれば分かる。アップグデートが先に完了したのが、EN(英語)版だったので一方は英語になっているが、メモリ消費量がRS1(Anniversary Update)とRS2のTPビルド14942では3.3MBも増えているのが分かる。
このため、プロセスの読み込みに若干が時間が掛かる可能性と、メモリー容量が4GBぎりぎりの環境では、ちょっとWindows上で動作させるアプリケーションソフトの動作が既存のRS1より、遅くなるかもしれない。
まあ考え方として言えば、64bitの3GBメモリー環境と4GBの環境では空きメモリーの容量が同程度になるかもしれないという点は頭に入れておいた方がよいだろう。
ちなみに、これで安定性が増すという理由は何故か?要は、これまでは複数のコンポーネントが一つのサービス実行環境に同居していたことによるものだ。これは、Windows2000から搭載された機能である。それ以前のNT4.0では、それぞれのプログラムが独立して実行されていた。
何故、独立したプログラムを1つにまとめたのかというと、単純に同じコードを使う部分が多かったためである。用は、目的が同じなら、それを束ねて実行した方がメモリ容量も節約でき、動作も軽快になるという理由があった。当時のメインメモリの容量は一般には32MBから128MBと今の4GB~16GB(4096MB~16384MB)とは数百倍の差があったのだ。
NT4.0はそれでも、NT3.5系よりかなりDLLへの統合をしていたが、それでもまだアプリケーションソフトの開発などは、当時Windowsと言えば95/98と言われた時代に比べて、重くNT上で動くアプリケーションソフトの開発も進んでいなかった。そこで、打ち出したのが、svchostで一元管理し、同系統のサービス(常駐実行される基本的なプログラム群)を統合し、そしてメモリの節約と、開発コストの削減を図ろうとしたのが始まりである。
これは、これまで約17年間のPCを支えてきた。
ちなみに、Windows2000を見たことがないあなたのためにスプラッシュスクリーンを貼り付けておこう。一応、私がVMで使っている2000から取り出した。この白バックのWindowsロゴの方が私は好きである。今の黒に青のWindows旗マークは自己主張がなくて嫌いである。
ちなみに、タスクマネージャーは、WindowsXPより項目タブが少ない。
この統合によってメモリの節約とサービスの開発は進んだが、一方で失ったものがある。それは、安定性である。
いやWindows2000って9xからしたら凄く安定していた気がするよ?という人がいるだろうから、言っておくが、そもそも安定というのは、OSとしての安定ではない。サービスの安定性だ。
WindowsNT系で最も苦労するのは、サーバーなどを管理しているときに、ある特定のサービスが落ちるという問題が生じると、関連もしないようなプロセスも一緒にひっそりと落ちていることがあるという症状があることだ。
これは、家庭ではほとんど影響がない。おかしければ、再起動すれば済むし・・・サービスなど自分で起動する話でもないし、どれがどのように動いているかなど知らなくても、ネットはできるからだ。できなくなった時に、心配すればよい。しかし、これがビジネスやサーバーといった環境ならどうだろうか?
基本的に、サーバーの場合はサービス一つ一つが役割をもって動作しているケースが多い。たとえば、データベースに記録するためのエンジン、セキュリティを確保するためのソフトなどが必要なだけ実行されており、その一つでも止まれば、それで業務を提供できなくなるという障害になり得る。
上記に記載したサービスで言えば、Base Filter Engineが何らかのトラブルでsvchostの実行を妨げた場合、それに関連してWindows Firewallも一緒に巻き添えを食って止まるとしたら・・・もしも、それを利用してファイアウォールを張っていた場合、Base Filiterだけを起動して、仕事完了と思ったら、無防備になっている訳だ。
端的に言えば、そういうトラブルが結構あるのだ。今でも・・・。
それが、減少するかなくなるというのが、この改良である。ただし、その代わり重複して起動するプロセスが増える分、メモリーの消費量が多くなります。だから3.5GB以上のメモリを積んだ環境から対応するとしたのだ。
尚、一般の人がこれを見て、よいと思うかはこういうサービスで困った経験があるかどうかに依存する。即ち、たいていの人は、あまりこれに価値を見いだすとは思えない。むしろ、無駄メモリーの消費が増えて、快適性を損なうケースも実際にあり得る。まあ、Insider Previewの記事なので、開発者が多く技術者が多い。そういう人向けにアピールすると、そういう記事が出るわけだ。
<嫌みな言い方だが・・・心配>
ちなみに、安定性という点で真価を発揮すると、タイトルには書いたが本当に安定するかは、また別の問題である。3.5GB以上のメモリー搭載を認識して設定が変わるとしたら、RS1やTH2の傾向から考えると、複雑とはいえないが、何らかのスイッチを組み込んでいるはずだ。そのため、こういう思って改良が、実際にRS2のリリースの時にバグになる可能性もゼロではない。
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