五輪の閉幕より、災害情報を優先すべきでは?

オリンピックが終わっても、オリンピックが続くのは何故だろうか?
NHKはニュース時間をなるべく多くしているが(特別体制とは言い難いが)、北海道では大変な事態になっている。台風が2つも通過し、それ以前に降っていた前線の雨でゆるんだ地盤と、増えた水かさがさらに増している。そういう状況にもかかわらず、五輪中は全国ニュースでも警戒報道は少なく、災害が起きはじめても、五輪だった。

そして、五輪が終わっても、関東に直撃した昨日はあれほど報道したのに、今日は一気に報道量が減っている。やっているのは、ジャガイモが高騰するといった東京にとって影響があるという話である。まず、すべきはその地域がどれほど、被害を受けているかを伝えることだろう。全国ニュースが伝えなければ、この時間帯のニュースはキー局放送になるため、どんな状況かは伝わらない。

あべマリオなど、既に昨夜から何度も報道している。もう少し時事として報道すべき内容を精査すべきである。


<台風10号も不透明な動き>

ちなみに、今台風10号は南大東島の東北東約310km(2016年8月23日、7時5分発表-気象庁)にある。これがまた、はっきりしない動きをしている。偏西風に乗る兆しもないため、日本のすぐ南でうろうろしているわけだ。何故このような動きになったかというと、台風9号とぶつかり反発したためである。成長中の熱帯低気圧同士が接近したため、一方が弾かれ偏西風と高気圧風の吹く、高気圧の外縁部から外れ、不規則な動きをしている。

今後、沖縄方面の風に乗るか?それとも、台風9号と同じ太平洋高気圧の風に乗るかによって、台風の成長速度と、影響地域は変わっていくだろう・・・。

尚、西日本は長いこと晴天続きである。私が住む地域では、雨が降ったのがこの1ヶ月で数時間ほどである。場所によっては、1ヶ月で0.5mmと日頃の数十分の1という少なさだ。

雨が全く降らないため、野菜、果物などの干魃(かんばつ)被害も地域毎に出始めており、北海道の野菜がウンタラと言っている状況ではなく、西日本も暑さで野菜や果物への影響が懸念されはじめている。

また、夕立が降れば、大雨警報が出るほどの雨が局所的に降ることもあり、より悪い。
最近は、報道メディアは経済ネタのトレンドなども頻繁に報道しているが、その原料となる地方の農業は、天候バランスの悪さもあり、かなり厳しい状況にある。オリンピックが終われば、報道は戻ってくると思ったが、どうもそうではないようだ。もっと、今身近に起きている時事や気象、災害、事件などを取り上げてほしいものである。

少なくとも台風10号の動きなどは、しっかり流さないと、いつ動きが変わるかは分からない。動きの目処を示し続けないと、早め早めの対策も出来ないのだから・・・。特に、情報弱者である高齢者(農家経営者は高齢者が多い)に、必要な情報をしっかり届けなければ、災害に巻き込まれる人も増えていくかもしれない。

http://www.jma.go.jp/jp/typh/1610.html



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