“解凍”と呼ぶのはおっさんだけ?・・・この手のネタはよく分からない。
カジュアルなネタである。窓の杜のトレンドに入っている記事であるが、読んでも個人的に、別に面白いと思う点でもなかった。むしろ、何でこれがトップチャートに入るのかが、疑問だったので、記事にしてみた。
“解凍”と呼ぶのはおっさんだけ? Twitterで“解凍”派と“展開”派の争いが勃発
http://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/yajiuma/759537.html?utm_campaign=rank&utm_medium=content-text&utm_source=forest.watch.impress.co.jp
昔から、使う物として言えば、伝われば、どっちでも良いというのが個人的な考えである。おっさんであろうが、じいさんであろうが、お子様であろうが、語彙を沢山知って、伝えられることの方が重要なのである。(要は、物知りはビジネスになり得るということ)
そもそも、符号化されたデータを元の状態に戻すことは伸張や復号と呼ぶ方が良い。
しかし、そのように呼ばないのは、次の理由からである。一般に書庫(アーカイブ)の場合、そのイメージから複数のファイルやフォルダを結合して固めている(圧縮・・冷凍のようなもの)という発想からの、解凍と、複数のファイルを一つ纏めに集めて、(かけるかどうかは自由だが鍵付きの)部屋(フォルダに収める)書庫に対して、その書庫から資料を出すという展開で見方が変わる。
日本では、結合して固めているという発想から、解凍を使ったのだろう。それに対して、ZIP、RAR、Cabなど海外の圧縮では、ファイルに復号暗号鍵も利用できるものがあったため、鍵付きにもできる書庫というイメージが強かったと思われる。その結果、展開になったのだろう。さらにWindowsインストーラーで頻繁に使われてきた、キャビネットファイルは、インストーラーイメージなどに使われていたため、実際にプログラムが指定した場所に散らばって展開されていたことも大きい。
ちなみに、厳密にはどちらも専用のアルゴリズムで符号化しているため、正確な意味合いで伝えるなら、復号と呼ぶ方が、確実に通る意味となる。暗号化されていないなら、伸張でも良い。
そのように、自分なりに考えて、どういう意味合いで使うのかを、整理すればどれでも使えるわけで、どれも否定は出来なくなるだろう。
そう考えると、ちっちゃな話である。
言葉というのは、それが通じるか通じないかが大事なのであって、自分が日頃何を使うかは、その人が困るか困らないかだけの問題であり、別に大きな問題ではない。方言を標準語ではないと罵る人はあまりいないのと同じである。ただ、地域外の人には通じないことがあるというぐらいで・・・。それが、困る生活か、それとも全く困らないかの違いでしかないのだ。
最近は、Windowsなどが展開を使っているため、展開と呼ぶ人が多いだけで、伸張だろうが、解凍だろうが、復号だろうが同じ物に相当すると分かる人にとっては、どれでも良いのだ。
要は、人として成長するなら、使いやすいものを使いそれを広めるのも良いが、知らない言葉があったら、積極的に調べて語彙の意味を合わせていくことが重要である。わざわざ、この言葉はおかしいと今ある言葉を否定しても、意味はないのだ。明らかに誤用があれば別だが、人の使う言葉に対して、古い新しいと言っていても、少なくとも時間の無駄で得にはならないだろう。むしろ、数年後に、今度は自分の言葉も古いと言われるかも知れない。
ちなみに、私が現在、よく使うのは圧縮や暗号化されたファイルなら、伸張と復号である。解凍や展開は、人やソフトウェアなどの状況によって使い分ける。説明好きの身からすれば、語彙を覚えて使うのは楽しいものだ。
“解凍”と呼ぶのはおっさんだけ? Twitterで“解凍”派と“展開”派の争いが勃発
http://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/yajiuma/759537.html?utm_campaign=rank&utm_medium=content-text&utm_source=forest.watch.impress.co.jp
昔から、使う物として言えば、伝われば、どっちでも良いというのが個人的な考えである。おっさんであろうが、じいさんであろうが、お子様であろうが、語彙を沢山知って、伝えられることの方が重要なのである。(要は、物知りはビジネスになり得るということ)
そもそも、符号化されたデータを元の状態に戻すことは伸張や復号と呼ぶ方が良い。
しかし、そのように呼ばないのは、次の理由からである。一般に書庫(アーカイブ)の場合、そのイメージから複数のファイルやフォルダを結合して固めている(圧縮・・冷凍のようなもの)という発想からの、解凍と、複数のファイルを一つ纏めに集めて、(かけるかどうかは自由だが鍵付きの)部屋(フォルダに収める)書庫に対して、その書庫から資料を出すという展開で見方が変わる。
日本では、結合して固めているという発想から、解凍を使ったのだろう。それに対して、ZIP、RAR、Cabなど海外の圧縮では、ファイルに復号暗号鍵も利用できるものがあったため、鍵付きにもできる書庫というイメージが強かったと思われる。その結果、展開になったのだろう。さらにWindowsインストーラーで頻繁に使われてきた、キャビネットファイルは、インストーラーイメージなどに使われていたため、実際にプログラムが指定した場所に散らばって展開されていたことも大きい。
ちなみに、厳密にはどちらも専用のアルゴリズムで符号化しているため、正確な意味合いで伝えるなら、復号と呼ぶ方が、確実に通る意味となる。暗号化されていないなら、伸張でも良い。
そのように、自分なりに考えて、どういう意味合いで使うのかを、整理すればどれでも使えるわけで、どれも否定は出来なくなるだろう。
そう考えると、ちっちゃな話である。
言葉というのは、それが通じるか通じないかが大事なのであって、自分が日頃何を使うかは、その人が困るか困らないかだけの問題であり、別に大きな問題ではない。方言を標準語ではないと罵る人はあまりいないのと同じである。ただ、地域外の人には通じないことがあるというぐらいで・・・。それが、困る生活か、それとも全く困らないかの違いでしかないのだ。
最近は、Windowsなどが展開を使っているため、展開と呼ぶ人が多いだけで、伸張だろうが、解凍だろうが、復号だろうが同じ物に相当すると分かる人にとっては、どれでも良いのだ。
要は、人として成長するなら、使いやすいものを使いそれを広めるのも良いが、知らない言葉があったら、積極的に調べて語彙の意味を合わせていくことが重要である。わざわざ、この言葉はおかしいと今ある言葉を否定しても、意味はないのだ。明らかに誤用があれば別だが、人の使う言葉に対して、古い新しいと言っていても、少なくとも時間の無駄で得にはならないだろう。むしろ、数年後に、今度は自分の言葉も古いと言われるかも知れない。
ちなみに、私が現在、よく使うのは圧縮や暗号化されたファイルなら、伸張と復号である。解凍や展開は、人やソフトウェアなどの状況によって使い分ける。説明好きの身からすれば、語彙を覚えて使うのは楽しいものだ。
この記事へのコメント
たしかにつまらない記事だなーと思ってました。私はLHAを多用してたので「解凍」がなじみますが、おっしゃる通り「圧縮」でも「解凍」でも誤りではないため違和感はありません。
むしろ、IT系記事にも多く見られる誤字、「内臓」(ドライブetc.)のほうが、指摘・修正啓蒙すべきだと思ってしまいます。こちらはいつ見ても気持ち悪い・・・。
×「圧縮」でも「解凍」でも
○「展開」でも「解凍」でも