「キリンさん」は好きですか?Huawei Mate SとMate 8
「キリンさんが好きです。でもぞうさんの方がもっと好きです」というCMを引っ越しのサカイがしていたが、KirinはHuawei(ファーウェイ)のスマホではKirinが標準となった。プロセッサにはHiSilicon KIRIN 935が採用されている。凄い?かもしれない8コアプロセッサである。
以前このプロセッサは、P8 Maxの記事で書いたが、おさらいもかねて書いてある。ちなみに、比較するのは、昨日発表されたMate 8である。これは第4世代Mdgardを採用したMali-T880MP4をGPUに搭載し、Cortex-A72を採用する新型SoCが採用されている。また、液晶がSでは有機ELだが6インチのIPSになっている。
これと比べると、MateSは少し性能が低いが、それでも十分凄い性能がある。ちなみに、廃熱がしっかり出来ている製品と比べるという前提なら、Mate SのKirinはQualcommのSnapdragon 810よりは性能は劣るだろう。
製品名※1 | Huawei Mate S(J) | Huawei Mate 8(参考) |
OS | Android 5.1.1 | Android 6.0 |
SoC(チップセット) | HiSilicon Kirin 935 | HiSilicon KRIN 950 |
CPU | Cortex-A53e 2.2GHz×4 Cortex-A53 1.5GHz×4 4+4、Octa Core GTS | Cortex-A72 2.3GHz×4 Cortex-A53 1.8GHz×4 4+4、OctaCore GTS |
Architecture | ARMv8-A | ARMv8-A |
RAM | 3GB LPDDR3(1600MHz) | 3GBまたは4GB(LPDDR4) |
ROM(NAND Flash) | 32GB(海外は128GB迄ある) | 32/64/128GB |
GPU 陰影処理エンジン | Mali-T628 MP4 Midgard G2 | Mali-T880MP4 Midgard G4 |
GPUクロック(最大) | 533MHz (600MHz) | 850MHz |
API_OpenGL ES | 3.1+APE | 3.1+APE |
API_OpenVG | 1.1 | 1.1 |
API_OpenCL | 1.1 | 1.2 |
API DirectX Graphics 3D | 11.0 | 11.2 |
API DirectX Graphics FL | 9.3 | 11.1 |
ディスプレイ サイズ 解像度 DPI/PPI タッチスクリーン 強化パネル コントラスト比 その他 | AMOLED 5.5インチ 1920×1080 401ppi マルチタッチ/Force Touch* Corning Gorilla Glass 4 1800000:1 *Appleでいえば3D Touchのこと | IPS-NEO LCD 6.0インチ 1920×1080 368ppi マルチタッチ Corning Gorilla Glass4+※2 - |
メインカメラ 画素数 センサー種別 F値 解像度 動画解像度 最大フレームレート 手ぶれ補正 | Exmor RS 12.98MP Sony IMX278 F/2.0 4160×3120 1920×1080 30fps 光学/デジタル | Exmor RS 15.93MP Sony IMX298 F/2.0 4608×3456 1920×1080? 120fps(720p時) 光学/デジタル |
メインカメラ機能 オートフォーカス タッチフォーカス C-AF デジタルズーム パノラマ ジオタグ HDR 顔認識 露出補正 セルフタイマー ISO感度 ホワイトバランス シーンモード マクロモード フラッシュ機能 | ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ Dual Flash | ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ Dual Flash |
自撮りカメラ 画素数 センサー種別 F値 解像度 動画解像度 最大フレームレート | 7.99MP BSI CMOS F/2.x(不明) 3264×2448 1920×1080のはず 30fps | Exmor CMOS 7.99MP Sony IMX179 F/2.4 3264×2448 1920×1080? 30fps |
DSP クロック周波数 | HiSilicon Hi6402 不明 | HiSilicon Hi6402?? 不明 |
FDD-LTE 通信モード 対応バンド TDD-LTE対応バンド L1 Down Link L1 Up Link | KIRIN内蔵 Cat.6 1~5,7,8,12,17~20, 25,26,28 40 301Mbps 51Mbps | KIRIN内蔵 Cat.10 1~8,18,26,12,19など (地域によって仕様は変わる) 38~41 450Mbps? 100Mbps? |
3G 対応バンド | TD-SCDMA/UMTS/HSPA 1,2,4,5,6,8,19 | TDSーCDMA/UMTS/HSPA CDMA2000※3 地域によって仕様は変わる |
GSM対応バンド(MHz) | 850/900/1800/1900 | 850/900/1800/1900 |
Wireless LAN (Wi-Fi) | IEEE802.11b/g/n | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.1(Globalは4.0) | 4.2 |
NFC/Felica | ○/×かな | ○/× |
ラジオ機能 ワンセグ機能 テレビ機能 | Globalモデルはあり(国内不明) × × | ○ × × |
高度認証機能 指紋認証 顔/虹彩認証 | ○ ×※4 | ○ ×※4 |
方位位置センサー A-GPS GLONASS Baidu Galileo QZSS Digital Compass | ○ ○ ○(地域別仕様、国内は対応) × × ○ | i5 (Sensor Engine) ○ ○ ○(地域別仕様) × × ○ |
環境センサー機能 光 加速度 圧力/気圧 ジャイロ(傾き) 近接 磁気 | ○ ○ × ○ ○ ○(Hall) | ○ ○ × ○ ○ ○(Hall) |
防水/防塵 | ×/× | ×/× |
USB 端子形状 | USB2.0 MicroUSB | USB2.0 MicroUSB |
ヘッドフォン/マイク | Stereo Mini(マイク兼用多芯) | Stereo Mini(マイク兼用多芯) |
SDカードスロット | MicroSDXC(128GB) | MicroSDXC |
UIM/SIM Card | Nano-SIM×1 (GlobalはDualあり) | Nano-SIM×2 |
バッテリ容量 | 2700mAh | 4000mAh |
通話時間 | 14時間 | 18時間 |
受待時間 | 440時間 | 528時間 |
通信時間 | - | - |
バッテリ交換 | × | × |
ワイヤレス充電/急速充電 | ×/○ | ×/◎(強化) |
寸法(mm) | 149.8×75.3×7.2 | 157.1×80.6×7.9 |
重さ(g) | 156g | 185g |
色選択 色 | 3色 ミスティークシャンパン チタニウムグレー ローズゴールド | 5色 ゴールド シルバー グレイ ブラウン シャンパンゴールド(シャンパン) |
予定価格 | 7万9,800円 | |
国内発売予定/発売日 | 2015年12月4日 | 国内未定(海外発表のみ) |
その他 | リモコン付きヘッドセット、ケース添付 |
※1 (J)は日本仕様を意味する。海外向けとは仕様が異なる。※2 +は追加コーティングあり。※3一部機種のみ。※4 顔認証はOS側で対応しているはず。虹彩は非対応。
以前から、書いているがどうも日本モデルは、ROM(内蔵フラッシュメモリ)の容量が32GBモデルばかりになる傾向がある。海外のモデルでは、既に64GBモデルの方が増えている地域もあるようだが・・・。その他に、商用無線(3G/4G)は沢山対応して凄いように見えるが、実はSnapdragonモデルの海外スマホでも、凄まじい数の周波数に対応した製品はあるが・・・日本にやってくるといろいろ大人の事情が発生するのか、対応数が減ることがある。
尚、カメラにはソニー製RGBWセンサーを使っているが、最近はカメラモジュールも他群の高精度レンズを採用したものが出回り始めているので、特別凄いとは言えない。(周りを見渡せば良いスマホのカメラセンサーはソニー製になってしまい差別化にもならないのが現実)
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