iPad ProかSurface Pro4か?

筆圧ペンに傾き検知機能を備えるiPad Proのセンスは素晴らしいが、それに対応するアプリは少なくiOSである以上、これまでの資産がPCやMacにある場合は、iOSへの移行は楽ではない。それに対して、Surface Pro4は、デザイニングにおける完成度はもう一歩iPad Proに劣るが、PCであるというのが強みのようだ。

以下の記事は双方を綺麗に纏めた良いレビューだった。
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1511/12/news048.html

これは、即ち継承資産がなく、iPad Proのタッチペンの魅力や画面の大きさの魅力、iOSのセンスを望む人や、iPhone/iPod/iPadなどの資産を使う場合には、iPad Proは良いが、必ずしも傾きまで再現できるペンがあるから、iPad Proでデザインをという話にはできない事を示す。

PCでやっていたデザインなどの仕事をiPadでとなると、iPadの対応アプリを使うしかないのだから・・・。

逆に、Surface Pro4はPro3より筆圧のレベル(256→1024)が増え、アプリケーションもWindowsアプリケーションの資産継承と、UWPも使えるという利点があるが、Windows10の完成度はiOSほどではなく、若干位置ズレが起きることがあるという欠点を持つ。まあ、WindowsのOS側の問題点は、今後のアップデートで徐々に改善されるだろうが・・・。


<異なる派生>

この2つの面白い点は、Appleが小さなものから順々に積み上げたiOSというOSを使っていること。
マイクロソフトは、大きなPC向けWindowsを資産を維持してタッチベースにして進化させている。

という違いである。マイクロソフトは、Windows8で大きく評判を落としたが、当初から大きなタブレットはフルPCベースのWindowsでというスタンスである。これは、マイクロソフトがオフィスやゲーム資産において、PCベースの資産が大量にあるからと言える。

この利点は、

・PCの高機能なソフトウェア、少し古いソフトウェアでも動作するケースが多い。
・オフィスソフトウェアなどの相性が良い。
・カタログスペック面の性能は高い。(実際の動作性能は欠点に書くが別)
・拡張機器もPCベースの製品が使える。

ただし、次の欠点がある。

・操作性がキーボードマウスベースのレガシーになり使い勝手が悪くなるケースもある。
・PCベースのOSであるため、UIが汚い。
・一部アプリケーションは大量のメモリやCPU性能を消費する。


それに対して、Appleは、MacOSのアプリケーションより、iOS対応のアプリケーションの方が今は多い。そのため、タブレットも資産の多いiOSにした方が資産継承性は高くなる。アプリはこれから作られれば、iPhoneと同じ成長が出来る。ハードが良いのだから、ソフトが揃えば最強である。

この利点は、

・タブレット、スマホ専用のUIを使うことができ、デザインが綺麗
・アプリケーションも専用になり、操作性が統一される
・低いカタログスペックでも、アプリにおいては高い動作性能を発揮する。

欠点は、

・古いPCソフトウェアを継承することはできない。
・カタログ性能はPCに劣る。
・拡張機器は対応品のみになる。


どちらを選ぶかは、使う人が何を求めるかによるが、Surface Proは明らかにタッチベースのPCである。キーボードがないと使えないと言われるかも知れない。それに対して、iPad Proは所詮タブレットと呼ばれるかも知れない。あくまで、大きなiPadやiPhoneとして使いたいなら、iPad Proを。多少操作性を犠牲にしても、何でも出来るコンピュータとして使うならSurface(タイプカバーも買えばPCになる)を選ぶのが良いだろう。

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