DellがEMCを買収、EMC子会社VMwareはDellの配下へ!
これは、正式に完了した話ではなく、その方向で合意が結ばれたという話である。
Dellが産業用ストレージ大手のEMCを買収するようだ。これはハイテクでは最大級の大型買収案件となる。これで、Dellは個人向けや企業向けPC事業だけでなく、データセンター向けサービスと仮想サービスも手中に収めることになり、市場で安定したサービスと事業運用が出来るだろう。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NW3VBP6S972E01.html
これは、Dellにとっては負債も増えるため決して順風とは言い難いが、仮想事業も含めた包括的な事業を吸収できるため、相乗効果が期待出来るだろう。DellにとってのライバルはHPやLenovoグループであるため、少なくともPC販売がメインのLenovoグループには対抗できる可能性も高い点で良いだろう。
<買収が完了すれば、日本メーカーの生き残りには別の発想も必要>
個人向けのPC事業は今後、マイクロソフトのSurface事業拡大などによってさらに減っていく可能性は高い。しかし、サーバーエンタープライズ事業はまだ、保守も含めて安定した収益を得られる可能性が高い。そのため、DellはEMCを買収してその分野で足りない部分を補填したいと考えているのだろう。
今後、業界の再編がさらに加速するかは分からないが、少なくとも日本国内メーカーにとってはさらに苦しい状況になるかもしれない。特に、エンタープライズ事業と個人向けの両方を持つ富士通にとっては、DellとEMCのラインナップ共通化が始まれば、ETERNUSブランドの販売に影響するかもしれない。
しかし、日本は売るときには外資系に売却するか完全撤退で配置転換というケースが多いので、よほど日本に残った最後のPCメーカーぐらいになって、危機感が出てこないと国内企業同士の合弁はない。その頃には、既に世界で使えないほど弱っていることも多い。まあ、今更それをしても意味はないが、次にするべきことは、PC事業を核にした他事業への展開だろう。ソニーは、PC事業を独立分社したが、PC事業にスマホやゲーム、おもちゃなどを組み込んで行く方が、これからの産業を生み出す意味や他との違いを示す意味では、良いのかもしれない。
同じものをただ作り続けても、コモディティー化すれば高くは売れないのだから・・・。
Dellが産業用ストレージ大手のEMCを買収するようだ。これはハイテクでは最大級の大型買収案件となる。これで、Dellは個人向けや企業向けPC事業だけでなく、データセンター向けサービスと仮想サービスも手中に収めることになり、市場で安定したサービスと事業運用が出来るだろう。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NW3VBP6S972E01.html
これは、Dellにとっては負債も増えるため決して順風とは言い難いが、仮想事業も含めた包括的な事業を吸収できるため、相乗効果が期待出来るだろう。DellにとってのライバルはHPやLenovoグループであるため、少なくともPC販売がメインのLenovoグループには対抗できる可能性も高い点で良いだろう。
<買収が完了すれば、日本メーカーの生き残りには別の発想も必要>
個人向けのPC事業は今後、マイクロソフトのSurface事業拡大などによってさらに減っていく可能性は高い。しかし、サーバーエンタープライズ事業はまだ、保守も含めて安定した収益を得られる可能性が高い。そのため、DellはEMCを買収してその分野で足りない部分を補填したいと考えているのだろう。
今後、業界の再編がさらに加速するかは分からないが、少なくとも日本国内メーカーにとってはさらに苦しい状況になるかもしれない。特に、エンタープライズ事業と個人向けの両方を持つ富士通にとっては、DellとEMCのラインナップ共通化が始まれば、ETERNUSブランドの販売に影響するかもしれない。
しかし、日本は売るときには外資系に売却するか完全撤退で配置転換というケースが多いので、よほど日本に残った最後のPCメーカーぐらいになって、危機感が出てこないと国内企業同士の合弁はない。その頃には、既に世界で使えないほど弱っていることも多い。まあ、今更それをしても意味はないが、次にするべきことは、PC事業を核にした他事業への展開だろう。ソニーは、PC事業を独立分社したが、PC事業にスマホやゲーム、おもちゃなどを組み込んで行く方が、これからの産業を生み出す意味や他との違いを示す意味では、良いのかもしれない。
同じものをただ作り続けても、コモディティー化すれば高くは売れないのだから・・・。
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