Windows10 IP ビルド10565へ、ついにMS Edgeにタブプレビュー機能が!

※これは製品ビルドの情報ではありません。今後製品に反映される予定のプレビュー情報です。

そろそろ来るかと思っていたが、だいたい2週間以内ぐらいでInsider Previewは更新され続けている。しかし、今回は少し遅かった。予定では先週のうちに更新されるだろうと思っていたが、やはり発表会の準備や対応で遅れたのかもしれない。
今回の更新は主に使い勝手に関する更新が多く、タイル(スタートメニューに配置したランチャーアイコン)のコンテキスト(右クリックメニュー)やプリンタの管理に至るまで満遍なく更新されているようだ。いつも通りこの更新は随時となる。

尚、今回の不具合は環境依存が強いので注意が必要かもしれない。特にタブレットデバイスやタブレット形態になるデバイスでは、不具合が起きやすいかもしれない。また、ゲーム利用者、WebブラウザにIEやEdgeしか使わない人は、Web動画再生時に一部環境では正常に再生できないケースがあるかもしれない。

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<これまでのTH2バージョンで追加された機能/ビルド番号をクリックするとページにジャンプします>

-Build 10525- Fast Ring Only
・スタートメニューやアクションセンターの色を好みの色に変更できる機能。
・メモリマネージャーの改善によるメモリ圧縮(予約・占有済み未使用ページの圧縮機能)

-Build 10532-

・コンテキストメニュー(右クリックメニュー等)の機能改善。
・WindowsフィードバックをTwitterやFacebookと共有する機能
・パーソナルアシスタントコルタナの日本語版が追加される。(設定方法など記載)

-Build 10547
・Show More Tiles(タイルランチャーのまとまりを横3列から4列にする機能)
・タブレットモードでの操作性改善(複数ソフト起動時の操作改善)
・サインイン画面のバックグラウンド画像をなしにする(設定方法記載)
・Microsoft EdgeでRTCオブジェクトのプレビュー機能(説明のみ)
・テキスト入力パネルが改善された(説明のみ)
・添付アプリのバージョンアップ(説明のみ)

<既知の不具合>

・コルタナ(Cortana)が使えない地域では、検索バーが機能しません。(日本は対応地域なので問題なし・・・ただたまに黙りになるかも・・・そのときはサインアウトか再起動すれば治るでしょう。)

・xboxアプリに登録したデスクトップアプリ(Win32)のゲームを実行すると、Xboxアプリがギガバイト単位の大量のメモリを消費します。ストアアプリのゲームでは発生しません。また、発生した場合はxboxアプリを終了すると、解消されます。

・WebMとVP9は一時的に、外されています。製品版に向けて今後再実装をするつもりのようです。(マ社のサイトには記載はありませんが、WebMやVP9はブラウザでの動画再生に使う機能ですので、EgdeやIEしか使わない人はご注意を。まあ、WebMやVP9専用サイトはまだほぼないと思いますが・・・念のためです。)

・回転する機能(ジャイロによる画面回転と思われる)や画面サイズより大きな仮想画面モードに対応したDell社のVenue 8 Proなどの小型なデバイス(日本で言えばタブレットデバイス)では、アップグレードするとブルスクリーンが発生することがあり、前のビルドに戻されます。(要は、アップグレードしようとしても失敗するということ)


<新機能>

・Skypeのビデオ・メッセージ機能をWindows10に統合。これまではSkypeを手に入れようアイコンから入手が必要だったが、Skype Videoアプリが標準で添付され、よりすぐに使えるようになった。(もちろん、使わない人は起動しなければ良い。)
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・Microsoft Edgeのタブプレビューとお気に入り(Favorite/ブックマーク)同期機能の搭載。
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タブプレビューは以前Microsoft Edgeのプロモーションビデオに映っていた機能である。あれを見た人の多くは、Edgeはとても凄いように見えたかも知れないが、あのときどころか、数ヶ月経った今でも製品版では出来ない。ようやく今回IPで実装された。これで、TH2の製品版ではプロモ並の見栄えになるだろう。
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ちなみに当時のプロモーション動画はここにも載せて置くが、記事は以下で書いている。ビルド10074の頃の話だ。当時はRTMで載るだろうと書いたが、結局ここまで載らなかった機能である。
https://poweruse.seesaa.net/article/201504article_69.html



・Cortanaが文字認識(手書きインクを利用したノート)に対応し、時間や場所をリマインダ設定できる。また、Cortanaには新機能として、チケット予約などの状況を確認できる機能が追加。
これらは日本語Cortana-α版ではサポートされていないと思われる。英語版は更新していないので、後ほど更新してから試すが、日本語版(10565更新済み)と未更新(10525、3つ前のバージョン)と比べると、全くノートブックに登録できる情報量が違う。
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ちなみに、日本語版Cortanaの機能は随時バージョンアップしており、現在は桁数の少ない簡単な計算機能(足し算/引き算/割り算/かけ算)、重さや距離の単位変換換算量(1km=0.62137119マイル)などに対応している。米国向けでは、アメリカン航空何便の時刻なども表示されるが、まだJAL何便には対応していないようだ。
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・タイトルバーの着色機能改善によってより鮮やかなタイトルバー(これまで薄かった色を元の濃い色にする)に対応。(ちなみに、UWPのタイトルバーは一部を除き変化しません。)
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・スタートメニューのコンテキストを改善。タイルのサイズを調整するときにサイズ:大やワイドなどの表示の横にどういう大きさになるかをアイコンで示す機能などが追加されています。
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・デバイスマネージャーなどに新しいアイコンが追加、またレジストリエディタのアイコンも新しくなった。どうも大きく表示しても綺麗なアイコンになった模様。
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・アクティベーションの改善。これまではアップグレードをする場合に前のバージョンのWindowsがインストールされていなければいけなかったが、今回からWindows7または8.1のインストールディスクに付属するライセンスキーをWindows10のプロダクトキー入力画面に入力するだけで、アクティベーションが出来るように変更されたようです。これはWindows10インストール後に設定アプリの更新とセキュリティからも実行できます。
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・デフォルトプリンタの管理に前回利用のプリンタを使用する新しいモード設定が追加された。
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